宮本恵理子のレビュー一覧
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ネタバレ40代以下の気鋭の男性経営者10人の子育て論。
10人の子育ての方法論は様々だけど、指針として共通しているのは
・子どもの選択を尊重する
・心理的安全性の担保(親子間の愛着形成を重要視してる)
そして、何よりも
・夫婦間で子育て方針について話し合い共通認識と計画を持つ
というのが素晴らしいなと。
経営と子育ての互換性も人により違って面白かった。
方法論を求めて読むのではなく、指針の持ち方について読むのがおすすめ。
(ちなみに、勉学に関して親から何も言われず育ち、それを良かったとしている方が多いけど、経営者として大成されている方ばかりなので、持って生まれた気質的にも自律自走型だったのかなと -
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子育て経営学
気鋭のビジネスリーダーたちはわが子をどう育てているのか
著:宮本恵理子
ごく自然に、普通の日常として子育てをする男性。しかも、仕事を捨てて子育てを選ぶのではなく、仕事にも全力でのめり込みながら子育てにも真剣に向き合う。そんな姿がたくさん見られるようになってきた。
「仕事だけが人生」という価値観に浸かることなく、父親になった世代。著者が新しさを感じたのは、ビジネスや学術などの専門分野で、誰もが認める実績を上げ、成長を続けながらも子育てに深く関わっている点。自分の人生を犠牲にして子育てにかかわっているわけではない。むしろ経営者や組織のリーダー、専門分野のプロフェッショナルである -
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ネタバレ起業家10人が父親として、どのように子育てに関わっているかについて語るインタビュー本。経営学というタイトルからフレームワーク的な内容を想像したが、基本的には起業家10人の子育てのケースが紹介されている。
1歳の息子を持つ一人の父親として参考になる点が多い。まず、子育ては文字通り十人十色、正解がないことがよくわかる。例えばお小遣い一つにしても家庭によって方針は様々だ。一方で、起業家10人を集めたためか、共通項も見られたことが大変興味深い。特に紹介された共通項のなかで、下記3点が個人的に刺さる。
・子育てについて中期計画を立てる。
・多様性のある環境を求めて公立小学校に通わせる。
・子育てに価 -
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ネタバレ著者はノンフィクションライター、宮本恵理子氏(前書きによれば、私より少し年下ですね)。40代以下の経営者、大学教員等プロフェッショナルの子育てに関するインタビューをまとめたものです。
意外なのは、子供を公立校に進ませる親が案外多いこと。経営者というと「お金持ち」=>お受験、というイメージがあったので、意外でした。組織に守られたサラリーマンと比べ良くも悪くも多様な人種と接し来ている方々であり、子供にもある種の”免疫”を付けさせようとの意図を感じさせます(このような表現はされていませんが)。
また、スマホの使用など、「ルールを決める(1日◯分、あるいは課題が出来たら、といった具合)」方もい -
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私の夫は今お腹の中にいる子供が生まれたら1年間の育休を取ることになっている。1年も育休を取るのは所属する組織では初らしい。終章で子育て参加が企業の成長戦略になってきているという話が出ていて、確かに求職者や社会から好感を持たれると思う。しかし夫は人事から採用説明会で育休を取ることは話さないように、と言われたそうだ。そんな理由で入社して欲しくないとのこと。確かにみんなが1年ずつ休んだら会社としてはたまったものではないだろうが、まだまだ乗り越えるべき社会的壁は高いのだなぁと感じた。
でもこういう本が出版されたり、いわゆるインフルエンサーのような人間が当たり前のこととして育児に取り組み、むしろ自分の -
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ネタバレサブタイトルにある通り、「気鋭のビジネスリーダー」10人に子育てについてインタビューした内容のまとめ。
変に手が加わってなくそれぞれの意見・考えがそのまま残されているので、「いろんな考え方があるなー」という点でも非常に興味深く読んだ。
子育てこそは、父と母という親が共同で取り組む一大事業であり、大抵の場合結果を見届けられない、という難事業だが、ここで紹介されている考え方、向き合い方で共感できるものを心に留めつつ取り組んでいきたいと感じた。
以下、気になったポイントの抜き書き
・引っ張るよりも子どもに寄り添う
・教えるよりも体験(体感)させてあげる
・好きなこと、得意なことを見つけるため、多様 -
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ネタバレ受け手(読み手、発行者)の存在を意識。現在のプラスのイメージを挙げてギャップのある体験談をリクエストすることでマイナスの体験を読者との距離感を縮めるものとして語ってもらう。聞きたい気持ちのピークをつくるために資料を直前移動中に読み直す。時間帯ゆっくり話せるところ、午前おすすめ。相手のホームで聞く、情報量。企画主旨30秒説明、掲載媒体と想定読者、質問内容3つ。あなたの年表作成して準備。野帳を横に上から下に、縦半分に割り右質問左答。自然に会話するように流れをつくるように。掘る(5W1H、その後)、つなげる(と通じますね)、転がす(仕事>日常、乗れば、例えばどういう風に)、(読者へ)渡す(初心者でも