天野こずえのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読んでいるとひたすらに優しい気持ちに成れる作品だね
浮島の中でわくわくや楽しいを飽きることなく見つけるあかさんと羽藍
時には心配になってしまう小さな二人の冒険譚もそれを見守るのどかやジーノが居る事で安心した気分で読み進められるね
特に読んでいる際にほんわかした気持ちになってしまったシーンと言えば、7話で描かれたお店屋さんごっこかな
土の塊で土台作り、突然何を始めるかと疑問に思えば羽藍に続きあかさんがカップで小山を3つ
子供らしさに溢れた感覚的でありながら直感的な日々の楽しみ方が読者の大半が忘れてしまった光景を思い出させてくれるかのよう
その後の反目していた羽藍ととーとが協力してあかさんの為に風車を取るシーンも良かったね
この巻ではのどかが面倒を見る3人目の子供も登場。ヴェルディ・マーレは知識欲に溢れているけど、人付き合いはちょっと苦手なタイプ?
ただ、あかさんや羽藍がそんな苦手意識に尻込みするわけがなくて
おっちょこちょいな疑問や行動からヴェルディが壁を溶かし、3人が友達になる様子は良いものだね
あかさんとも羽藍とも違うヴェルディだから二人が思いつかない提案が出来る
そして羽藍はあかさんともヴェルディとも違うから思い切りの有る決断ができる
そしてあかさんは皆が感動できる歌を創造できる
3人が3人共違うから生まれるバランス
それが不可思議な光景を生み出したね。果たして『むてきんぐ』は子供の遊びかそれとも御伽噺の扉を開けたのか?
きっとどちらに転んでも優しい気持ちは更に広がっていくのだろうと思える作品だよ
それにしてものどかの自宅が移動式列車なんて夢有る話だね。実際に住んだら不便が多いだろうけど、それでも「そういう場所に住んでみたい!」という気持ちを掻き立てるファンタスティックな情景ですよ -
ネタバレ 購入済み
駆け足
前巻でも感じたけど駆け足でした。
一巻目の頃から比べててこの成長は本当に凄いけど、逆にぴかりはてこに寄りかかり気味…
本当ならそこからのぴかりの自立をもっとじっくり描いて欲しかったけど、まあ仕方ない所では有るけど…
天野こずえ先生ならではの心に染みる名言も少ないし、物足りないな〜
まあ、それを言い始めたら切りがないけど… -
ネタバレ 購入済み
早すぎっ!
季節の巡りが早すぎっ!
あっという間に過ぎてる!
夏にダイビング部に無事に復帰したぴかり。
ダイビング部に復帰後、最初の活動はパラグライダー!?
その後はダイビングをしてはいたみたいだけど、おばあちゃんの過去話に中輩二人の船上での話、宿題消化で勉強会に、新入部員の桜ちゃんによる足湯巡り、そして冬の先生二人の話と…
ダイビングは?
っていうか秋って!
てことぴかり最後の高校生活が早送り…
何かいい話も少ないし物足りない。 -
ネタバレ 購入済み
今回はお祭りメイン
今回はお祭りメインです。
前の時に姉ちゃん先輩が言っていた通りに、今年はてことぴかりも舞姫に。
お祭りはこころくん視点です。
前回より詳しく分かります。
そして文化祭。
先生二人の恋愛状況が…
お前ら小学生か… -
ネタバレ 購入済み
ピーター再登場、その正体は…
今回はピーター再登場。
またもやSF(少し不思議?)な話が多い巻…
個人的にはSF要素は少なめでお願いしたいけど…
恋の成分が多めの巻…
普通の恋愛が良かったな…
とりあえず、次巻から新学期かな… -
ネタバレ 購入済み
完全版初購入
元々単行本を持っており、整理のため処分したので購入しました。最後まで癒しをくれる作品です。アニメ映画オリジナルでその後が見れますが、ぜひ天野さんの漫画でも見てみたいです
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Posted by ブクログ
ぴかりが完全復活して、さあダイビング部の活動が本格再開だ!と思っていたけどパラグライダーなんだ!?海じゃなくて空なんだね
でも、思い返してみればぴかりが骨折したのは大空へのジャンプがきっかけなんだから、海に戻る前にもう一度空に向かって羽ばたかせるというのはあながち間違った考えではないのか……?
形や動機は違えど、こうして大空を飛びきったならぴかりにとって満足できる船出の切り直しが出来たということになるのかな
94話はちょっと変わったエピソードだったね
ダイビングに来ているけど、話のメインとなることりとこだまは潜らずに船上
クジラを見つけられないし、海には潜れないし、弟からは「人として低い」なんて言われてしまうことり。散々で弱気になって涙も流して
そんなことりに対してツンデレ風味に慰めの言葉をかけるこだまの図は微笑ましいね。まるで2人を祝福するかのようにクジラが跳ね上がるのは一種の奇跡だったのかも知れない
なら、そんな奇跡の光景を見れた2人に今以上の不安なんて有るわけがなくて。
ぴかりとてこが居なくなってしまう来年のダイビング部。それへの不安も吹き飛ばせるの力があるのだと証明するかのような奇跡の一瞬だったね
95話も風変わりだけど、面白いエピソード
灼熱と極寒を行き来して紅葉の隣で会話が行われるこの回。複数ページに渡って意図的にコマ割りを被せてくる構図は印象的
それらは喜劇めいているけれど、だからこそラストの突飛な発想が脈絡のないものにならず受け取りやすい形となって紅葉の口から出てくるのかもしれないね
96話の足湯巡り
モノローグで紡がれる一人旅の筈が、思わぬ所で思わぬ出会いを繰り返す桜
でも出会って一番嬉しそうな反応を返す相手はやっぱり紅葉なんだよね。電話が掛かってきた時、出逢った時。そういうものを「タイミングが良い」と思えてしまうのはそれだけそこに『嬉しい』の想いが詰まっているからで
改めて紅葉と桜の絆の深さを感じられるエピソードだったね
あっという間に冬になってしまったぴかりとてこの三年生生活
本当にクライマックスに突入してしまったのだと感じられて少し寂しい気分…… -
Posted by ブクログ
少しずつ蓄積されてきた恋愛模様が実を結び花開く巻
相手となるのがこれまで話にあまり絡んでこなかった永遠野が相手というのはどうなんだと思わなくもないけど
また、以前描かれたピーターの話が完結する巻でも有る
第50話、折角の誕生日だと言うのに風を引いて寝込んでしまったぴかり
ここで一番落ち着いて見えるのがてこというのは面白いね。いつも考え過ぎてしまう彼女はまず本人が一番残念がっているだろうなと想像した上でぴかりを心配するこころの心情にも配慮する。
こころがどれだけぴかりを心配しているか判るから以前のようにいがみ合うのを止めようとてこは提案できる。
二人共ぴかりのことが大好きだから衝突してしまったけど、ぴかりを心配する気持ちが同じならぴかりが喜ぶプレゼントを一致させられる。それが一致したなら後は仲直りするだけ。
些細な点だけどぴかりにとってはてことこころがいがみ合いを止めたのも一つのプレゼントになるわけだね
第51話ではてこ初挑戦のボートダイビング。……ボートというか漁船だけど
今度は以前のような失敗もなく楽しく海中を回遊するてことぴかり。ただ、失敗がなければ経験者達に付いて行けるかと言えばそうではなく。オープンウォーターダイバーのてこでは行ける深さに限界がある
二宮姉弟はてこが行けない先に行ってしまい、ぴかりはそこに行けないてこのために残ることに。境界線に漂うブイで表現される小さな世界は残った二人を楽しませるけど、同時にその小ささがまだ行けない海世界の大きさを逆に強調する表現は胸を打つね
この経験をきっかけにてこは次のレベル、アドバンスライセンスの取得を目指すと明言する。自分から新しい境地に挑戦したいと言ったてこは充分成長しているように思えた
……ぴかりたちからすれば「ようやくなの?」と思われてしまうのはちょっと悲しいけど
第52~55話ではピーターとネバーランドの顛末が描かれる。こうして原作を読んでみるとアニメとかなり展開が違うんだね
卒業式という時間の移ろいを感じさせるイベントの中で再び表れたピーター。そして愛は迷い込んだ夢の中で若かりし頃の真斗先生と遭遇と多分天野こずえ先生の作品に昔から触れてきた人にとってはとても琴線に触れるエピソードなのだろうなと思った
夢の中での空の飛び方、ピーターが望む言葉、夢に再び潜る方法、何よりも少しずつ育まれた愛の想い。そういった諸々が結集してピーターを孤独な寂しい夢から覚ます展開は流石といった所
けれど、大人になった元ピーターが記憶を取り戻すきっかけがあまりに酷いんじゃないですかね(笑)
幾ら何でもあれを見たお陰で過去と現在が繋がったとか言われても納得しかねるよ!(笑) -
Posted by ブクログ
夏休みも終わり秋が始まる6巻。季節の変わり目ということでダイビングスーツに関するあれこれが描かれた第31話は印象的なエピソード
ダイビングスーツは高価だからできるだけ修繕し使い回さなければならないが、もし手が届くならオーダーメイドのドライスーツも欲しくなる。親に電話して購入費を工面するぴかり達の様子はちょっと微笑ましい
ただ、新たに購入するということは以前有った物を捨てる意味でも有り。これまでも使っていたスーツを前にひっそりと佇む誠は哀愁に溢れていたね
……まあ、結局以前のスーツは捨てず、修繕して再利用していずれ来る新入部員のために取っておくことになったようだけど。こういった面は部活動の良い面かもね
第32話ではてこの珍しい一面が。そういえば、てこから見たぴかりというのは何度も描かれてきたけど、ぴかりから見るてこの姿をじっくり描いたのって今回が初めてだっけ?
キャラクターの心の内が見える読者からすればてこはおどおどしている時が多いために頼りない感じに見えてしまうことも有る。けれど、冒頭で示されたように何もしていなければ美人さんであり、ぴかりと同等かそれ以上の運動能力を持っている一面があることも見えてくる
が、活動的なぴかりからすればすぐに諦めてしまうてこの様子はやっぱり勿体無いと感じてしまう部分はあるわけで。ちょっとしたアイディアからてこにきちっと実力を出させ、その上で運動を「楽しい」と感じさせたぴかりはナイスアシストだね
第34・35話は文化祭前夜を舞台としたかなりファンタジー色溢れる話
……正直、このエピソードをアニメで見た時あんまりにもそれまでの話の空気感と違うものだから上手く受け入れられず楽しめなかった。だから、原作で読めば何か印象が変わるかなと思っていたけど、あまり変わらなかったのは残念……
普段は昼間しか立ち入れない学校空間に泊りがけで楽しい作業をし、翌日の文化祭に思いを馳せる。それは確かに「時間よとまれ」と思いそうになる瞬間では有る。その想いが高まりすぎれば超常に出会ってしまうこともあるかもしれない。それにしたって突然現れる謎の少年というのがあまりにも脈絡が無さ過ぎるように感じてしまう……
ピーターのエピソードは巻を跨いで描くようだし、ちゃんと最後まで読めば何かしら思うところくらいは有るのかな?
第36話は本作にしては珍しい方向性のエピソード。でも、そうだよねダイビングといったら水着を着て活動することは多いわけで、今回のようにうっかりからちょっとしたハプニングに発展するなんてよくあることだよね(笑)
だから、今後も時々はこういうエピソードやったって良いのですよ、なんて