七瀬夏扉のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ『ほしのこえ』を思い描いて読むと『三体』的戦略だったような、読後感。
なるほどなぁ。
遠く遠く彼方から届いたメッセージは。
ハロースプートニク。
you copy?
おおお、と一気にテンションが駆け上がる。
だけど、だけど、だ。
一人の少年と一人の少女に、そこまでの壮絶な体験をさせなければならないのか、と。
それは再会のためにあったのか、人類のためにあったのか、もはや分からない宿命を背負って。
少年と少女は、最後に幸せと言って、笑うのか。
私の頭には、FGOのガネーシャ•ジナコがフラッシュバックする。
10000回のリセットだって、ひと一人が耐えられる重みじゃない。
もう一つは、ソーネチカの存在。
ユーリヤに重ねて読んでいたからこそ、ユーリヤとの再会後のソーネチカの役割をどこに求めたら良かったんだろう。
壮大レベルがぐんぐん上がっていった物語だったなあ。 -
Posted by ブクログ
幼い頃、「僕」はユーリヤという少女の、スプートニクだった。
世界が境界によって隔たり、そのことで他者との違いを無情にも突き付けられる地上を離れ、広く自由な宇宙を目指した。
前半、終わりの見えない長距離走のトレーニングをしながら、結果がすぐに現れる短距離走ばかり走る「僕」の矛盾がなんだか好きだった。
誰にも言えず秘めた約束は、叶うかどうかなんて分からない、ある種の博打だ。
そんなことを分かっていて、理想と現実の間で、ある意味自分を試し、痛めつけていく姿に、ほんの少しの羨ましささえ感じる。
中盤、納得の、そして飲み込みづらい展開を経て、唐突に舞台が一変する。
さて。ようやく、ここから後半なのか、という思いを抱えて次巻に続く。 -
無料版購入済み
雰囲気はあるけれど
何とも独特な雰囲気の作品。
まず、絵が独特。
決してうまくはないけれど、味のある絵。
ヒロインのしもぶくれ感などは、ちょっとゆうきまさみを連想させる。
(ただし、ゆうきまさみの方がずっとうまい)
ストーリーはいきなりのSF超常現象系。
それに関しては悪くはないけれど、様々な描写がちょっと現実的ではない。
例えば2話目の隕石衝突。
あんな巨大なものが衝突したら、周囲数百キロが吹き飛ぶレベルだと思う。
また、その直後の2人が衝撃から逃げている絵も、月があのサイズで見える距離とすれば上空何十㎞のレベルで、宇宙空間であんなところまで飛ばされたら戻れないだろうに。
タイトルの意味はかなりエモいし、雰囲気はいいんだけど…、煮詰めが甘く雑な作品の予感。
あと、売り方。
単話を更に前編後編に分けており、1巻あたり20Pもない。
2話後半など実質15Pであり、これでは税込み143円でもかなり割高。
大手出版社のマンガで200P700~800円程度が平均とすれば、本作は200Pに直すと1800円前後にもなってしまう。
それだけのお金をかけてまで読む価値があるかと言えば…ないと思う。