湯川久子のレビュー一覧

  • ほどよく距離を置きなさい

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    良書。
    90歳、弁護士現役、能が趣味。人格者でない訳が無い。
    少し待ってから、柔らかく話す。相手に勝つことは幸せになるとは限らない。
    鍋の底洗う、洗わない論議は無意味は、その通りだと思った。

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    2020年09月05日
  • ほどよく距離を置きなさい

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    読んでいて、時々、ぐっとこみあげるものが、ありました。
    生きていると色々、理不尽なことを言われることもあります。
    その後は、もっと言い返したかったなどと思うこともあるのですが、著者も書いているとおり、相手をやり込めたとしても、必ずしも心がすっとするわけではなく、相手を気分悪くさせるのと同じくらい、自分の心もざわざわするのも事実です。
    何事もほどよくというのは、生きる知恵だと思います。

    心に残ったフレーズは、「話す」は「離す」。
    悩んでいることを人に話すと心が少しでも軽くなるのは、「離」したからなのだと、得心がいきました。

    また、無視されている人を放置しないとの著者の姿勢に感銘を受けました。

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    2019年05月03日
  • ほどよく距離を置きなさい

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    いわゆる「おばあちゃん」が書いた本なのですが、下重暁子や佐藤愛子が書いた本とは違い、読んでいて納得できる部分の多い本でした。
    おそらく、下重暁子や佐藤愛子は、「昔は世の中がまともなだった、今の世の中はまともじゃない」というスタンス、あるいは「自分は正しい、周りは間違っている」というスタンスなのが、僕には受け入れがたいのだと思います。
    その点、本書からは、「携わってきた人々や時代に寄り添う著者の姿勢」が伝わってきたので、納得できる部分が多かったのだと思います。

    湯川さんのように、歳を重ねたいものです。

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    2019年05月01日
  • ほどよく距離を置きなさい

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    「はじめに」の言葉から、あー、そうなんだ、と気持ちに響いてきました。
    〈 誰かと関わるとき、その対象との距離感をはかりながら、もっと近づきたいと押しすぎたり、自分なんてと引きすぎたり、時に間違い、修正しながら人間関係を織りなしていく。人生とはその時々で誰かとのちょうどいい距離を見つける作業の連続です〉
    誰とでもうまくやれるわけでもない私は、人間関係を築くのが下手なのか、と落ち込むこともあるのですが、著者のような方でさえ、人との距離をはかることが始めから上手くいくわけではないのだと思うと気が楽になりました。
    若い頃は勢いで生きていたけれど、50才を過ぎてから、もっと違う視点でものを見たり、自分の

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    2020年09月07日
  • ほどよく距離を置きなさい

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    ネタバレ

    人間関係をやわらかく! 正しいことを言う時は少し控えめにするほうがいい、正しいことを言う時は相手を傷つけやすいものだと気づいているほうがいい、という詩人の吉野弘さんの祝婚歌 の中の一節が湯川久子さんは好きなのだそうです。
    なるほどな!と思うことありました。

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    2018年08月25日
  • ほどよく距離を置きなさい

    ネタバレ 購入済み

    この本を読み終えて

    人生には色んな局面がある中で、一つの物事にぶつかり切り抜けられなかったり人間関係のややこしさにぶつかり深みに入りこんでしまうときがある。本書は長年色んな裁判を解決してきた女弁護士の視点から、距離をおいてみることの大切さが書かれている。

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    2018年05月26日
  • ほどよく距離を置きなさい

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    ネタバレ

    生きた人の言葉
    人生の終着点にきっと
    この方の言葉が響くのかもしれない
    人生を重ねる度に捉える言葉が変わりそうな
    まだ自分は辿り着けない

    言いたいことはいって
    目の前でぶつかりあって分かり合いたいのに
    逃げて隠れて石を投げてくる人ばかり

    このうえなく許せなく
    勝ち負けでしかないと思って
    がむしゃらに努力して
    結果を残して価値観をおしつける

    ただそれも本音が言えなかっただけの意地
    それをしたいわけではないのにね

    未熟さを自覚して足るを知る
    そんな「普通」ができていないことを自覚して
    周りには正しい距離感で接する

    様々な人生に寄り添ってきたからこそ
    伝えられる言葉
    自分では到底たどり着け

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    2025年07月26日
  • ほどよく距離を置きなさい

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    激しい内容ではなく、人の別離を見てきた弁護士さんが優しくアドバイスしてくれるような書でした。

    p.69
    「子どもは成長する過程で、百粒を超える喜びと幸せを親に与えてくれるが、子どものことで傷ついた親は、百粒の涙を流す」と言います。子どものことで苦労した親は、人として成長し、人にやさしくなります。

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    2024年10月23日
  • ほどよく距離を置きなさい

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    心のきれいな人が書いた文章という感じ。
    目の前のことを1歩引いて見る視点は大切だなぁ。熱くなっちゃう時こそ。

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    2024年04月18日
  • ほどよく距離を置きなさい

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    「争いごとで命の時間を無駄にしない。和を尊び選ぼうとする人は、必ず幸せへと導かれる。」その言葉に全てが詰まっているように思います。弁護士として60年余りを過ごした筆者の言葉はわかりやすくてするすると心に響いてきました。

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    2024年03月31日
  • ほどよく距離を置きなさい

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    時代柄、女性が弁護士として活躍するには苦労も絶えなかっただろうに、自身の辛かった経験はさらっと語るに留めているところに、酸いも甘いもかみ噛み分けた筆者の成熟した心を感じる。
    どちらかというと、調停の場で出会った人々のエピソードを中心に、読者へ人生のアドバイスを送っている内容で、読んでいると背筋がぴんと伸びる。

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    2023年01月07日
  • ほどよく距離を置きなさい

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    帯に書かれている事が1番大切で分かりやすいかも。話の内容は弁護士という仕事を通しての人との関係性なので少し思っていた内容とら違ったかもしれないけれども客観的に見たらこういう事なのかなと思ったり。帯に書かれている事だけでも忘れずに覚えておきたいです。

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    2022年07月22日
  • ほどよく距離を置きなさい

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    法曹というのは揉めごとを「解決」するのがお仕事、ということだと思った。
    その揉めごとのただ中に長く身をおいた筆者の揉めごと取り扱い方法書。
    熱心に揉めごとに取り組んで「勝っ」ても、そのために費やしたかけがえない時間は帰ってこない、ということが言いたかったのではないだろうか。
    よく気をつけたいと思った。

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    2018年01月28日
  • ほどよく距離を置きなさい

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    書名が命令形の本は今後避けたい

    書名が命令形になっている本は、避けた方がよいという教訓になった。
    自分の人生が、いかに充実していたかという話を延々とされているようで、まったく心に響いて来ない。
    同じ題材を扱っても、哲学者や心理学者、精神科医が書けば、こうはならないと思う。
    アプローチの仕方に問題があるのだろう。

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    2018年04月10日