湯川久子のレビュー一覧
-
年をとるプラス面が印象的だった。今まで持っていたプライドや悩みがなくなるわけではないけれど、気にならなくなって、ほどけていくような感じ。物事に少し寛大になっている自分がいる。
そして、できなくなったことにこだわるのではなく、できることに集中して楽しもうとするようになる。
こういう生き方はいいなと思っ...続きを読むPosted by ブクログ -
優しい中にも芯があって強い言葉がたくさんの、とても素敵な内容でした。
私も著者さんのように懐を深めながら時を過ごしていきたいなと思いました。Posted by ブクログ -
読み始めから、心に響く、常に読み返したくなる言葉が次々と。
「話す」ことは「離す」ことであり「放す」ことにつながる。
だから、人に話すと心が少し軽くなることがあるんですね。
司法試験に向けて勉強する筆者に
「勉強さえすれば通る。あとはテクニックだ」と言った弁護士のお父様に対し、
「文学好きの頭...続きを読むPosted by ブクログ -
弁護士を目指す彼女のお母さんが薦めてくれた本。
人間関係を糸に例え、たくさんの絡まった心をほどいてきた湯川先生。
身の回りの人を素直に大切にしようと思えた。やさしい言葉には説得力がありました。ありがとうございしました。Posted by ブクログ -
人間関係を壊して本当に後悔しているときに、
『言い足りなかったことは、言い足せばいいのだと。
言い間違えたことは訂正すればいいし、言いすぎたことは謝ればいいのです。』
と言う、言葉が胸に刺さり実行しました。
そのお陰で和解ができましたし、自己成長へと繋げることができました。Posted by ブクログ -
~ささった言葉3選~
1.「長生きは、もつれた糸を幸せな結末に結び直す人生のボーナスタイム」
2.「正しさを追求していると解決から離れていくことがある」
3.「相手を打ち負かした高揚感は、相手を裁いたむなしさに変わる」
90歳にして現役の女性弁護士が人間関係の距離感の極意について書かれている本だけ...続きを読むPosted by ブクログ -
90歳を超える弁護士先生の著書。
90歳を超えてなおこの内容を書けることが単純にすごいというのが1点。
もう1点は、法律家である著者であるからこそ、「正論」を振りかざすことの悲しみや愚かさを知り、「赦す」ことや「あきらめる」ことで自分を癒し、前を向いて生きていくことの方がその人にとって大切なことなの...続きを読むPosted by ブクログ -
まさしく今、争うか、しないかの選択を迫られてて、私の弁護士さんとは真逆の筆者に、先に出会いたかった!
やっぱ、本訴はやめて、負けたが勝ちにしとこかな( ・∇・)穏やかな人生を選ぼうー
私の人生なのだから
でも、"自己愛"相手に理不尽とむきあったな過去は、
彼のような弁護士さんと一緒だったから、私らし...続きを読むPosted by ブクログ -
心がほどかれる本。
その先に幸せがあるか、と考えることで、
合理的になるための合理的、勝敗を明らかにするための戦い、といった息苦しい世界から、完全に離別できそう。
私は、問題が起こった時、相手を打ち負かしたいという気持ちになったことはないが、悩み始めたら、眠れなくなったり、四六時中、感情が支配され...続きを読むPosted by ブクログ -
個人的には
「逆境を越える力になるのは 大切に扱い、支えるという、能動的な『信じる力』」と『くつやのマルチン』の話(愛あるところに神もある)が印象に残りました。Posted by ブクログ -
一つ一つの言葉が、じんわり響きました。
あたたかい気持ちになれ、
あぁ、頑張りすぎなくていいんだな
と感じられました。
著者の言葉をすんなり受け止められるのは
著者の経験や人柄からくるものなのかもしれません。
だれも答えが見えない距離感をテーマにし
向き合わせてくれるすてきな本でした。
思わず...続きを読むPosted by ブクログ -
九州で初めての女性弁護士になった湯川さん。
もつれた人生の糸をほどいてきた経験から書かれていた。
心に残ったことは、話して→話して→放す
許さないってずっと思うことよりも穏やかに生きることを選べる人でいたい。許さないって気持ちを持つこともあるけど、それに固執せずにいられるように心がけたい。許さないで...続きを読むPosted by ブクログ -
この本を読み終えた後の感想は「親しいなかにも礼儀あり」の言葉が浮かび上がりました。
60年以上弁護士人生を歩まれた方には、その経験から来る説得力があります。
一番深い話と思ったのは「話すことは問題を話す..」人との距離を置きながら客観的に自分を見つめ直すところでした。 -
タイトルが興味をひき、購入してみた。読みはじめると筆者が弁護士であることがわかった。温もりを感じるような文章に引き込まれ、すぐに読み終わってしまった。筆者の生きてきた人生、考え方に共感しこれからの自身を生き方の道しるべとしてゆきたい。
-
【マイベストワード】
★「話す」ことは「離す」こと
★ 問題の中に自分がいるのではなく、
夢や希望、自由があるという
自分の世界の中の一点に、
ひとつ問題が起きているだけ。
【気になるワードメモ】
●「初心」というのは
×始めたころの気持ちや志
○はじめて事にあたる未経験な状態
「未熟さ」そ...続きを読むPosted by ブクログ -
人とほどよく距離をおく
距離感は やはりとてもだいじ
親しき仲にも礼儀あり
家族でも 親友でも 一緒
ほどよい距離感で たのしい人生にしたいなPosted by ブクログ -
弁護士である著者
『裁くのではなくもつれた糸をほどく』
という言葉がいい?
多くの人間関係の絡まりは
距離が近すぎるためにおこる。
本来の心地よい距離を保つことが
できれば絡まりもない。
夫婦、親子、友人、仕事仲間、
自分と相手とは、どんな距離感なのか?
また糸はもつれてないかな?
と考えさせられ...続きを読むPosted by ブクログ -
最初は離婚裁判の話が中心で自分に重なる部分が少なかったのでつまらなかったが
読み進めていくうちに人との距離の置き方、コミュニケーション方法など興味深い言葉がたくさんあり大変勉強になったと思う
「正しいことを言うときはほんの少しひかえめに」
この言葉が1番自分に刺さった
もっと早くこれを知っていたらと...続きを読むPosted by ブクログ -
良書。
90歳、弁護士現役、能が趣味。人格者でない訳が無い。
少し待ってから、柔らかく話す。相手に勝つことは幸せになるとは限らない。
鍋の底洗う、洗わない論議は無意味は、その通りだと思った。Posted by ブクログ -
読んでいて、時々、ぐっとこみあげるものが、ありました。
生きていると色々、理不尽なことを言われることもあります。
その後は、もっと言い返したかったなどと思うこともあるのですが、著者も書いているとおり、相手をやり込めたとしても、必ずしも心がすっとするわけではなく、相手を気分悪くさせるのと同じくらい、自...続きを読むPosted by ブクログ