大泉光一のレビュー一覧
-
ネタバレ
伊達政宗人物像変わった驚愕の書
伊達政宗は派手なパフォーマンスを演じるなど自分を売り出すことに長けた豪快な名演出家であり、天下人を支え、最後は副将軍格として徳川幕府安定化の重責を担った「独眼竜 政宗」と知られる。それが生誕450年にしてその人物像が本書により一変したと言える。
発売当初から各書店で第1位の売行きだったので一読しました。
慶長遣欧使節団の真の目的は、ローマ教皇の力を借りてスペインと軍事同盟を結び、全国30万人以上のキリシタン教徒を使い、徳川幕府を転覆する事であった。伊達政宗は表向きこの慶長遣欧使節団を幕府の共同事業とし、通商目的の為の「訪墨通商使節団」であると見せかけ、本当の理由は隠蔽され、幕府側がメキ -
購入済み
通説を覆す。
半世紀に渡る成果を一般向けに書かれた本。
本の内容というより、人が生涯かけて調査・研究を僅かの時間で知ることができるのが読書の良い所だなあとしみじみ感じました。