フェリクス・J・パルマのレビュー一覧

  • 宙の地図 (下)

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    いやあ、楽しませていただきました!
    これはしかし時の地図とせっとで4巻として
    読んだ方がいいかもしれません、
    というわけで 4巻の累積で5つ星

    連作短編というわけでもなく、非常に巧妙にいくつかの
    エピソードが連携していて、語り口なども
    工夫がこらしてあって、、、

    まあ、ここまで楽しませて頂ければ、大満足ですね d^^)

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    2013年04月21日
  • 宙の地図 (下)

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    「時の地図」の続編。前作と同じくH・G・ウェルズが狂言回しを演じ、上巻は殆ど「遊星からの物体X」の19世紀版。それはそれで面白いけど、同時進行する時間の帝王ギリアム・マリーとアメリカのお嬢様エマ・ハーロウの恋愛ヨタ話は何処でどう物体Xと絡んでSFになるの?と心配しながら読み進んでいると、下巻でチャールズ・ウィンズロー、シャクルトン将軍、妻のクレア等「時の地図」の登場人物が出てくるあたりから物語は加速、必死の逃避行の末、上巻ではギリアムに見向きもしなかったエマは地下道で一緒に死ぬことを選び宇宙人を道連れに二人で自爆!(ほとんどエイリアン2) 究極の純愛に涙したところで怒涛のエンディングに突入、ラ

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    2013年02月22日
  • 宙の地図 (下)

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    存分に楽しませて頂きました。
    感の良い人は冒頭で仕掛けに気が付くかも知れないけど、僕はまったく。どこに行くか判らないまま僕は上手いこと著者の手のひらの上で転がされました。

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    2013年01月30日
  • 怪物のゲーム 下

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    〈怪物〉を名乗る人物に娘を誘拐され、3つの課題をやり遂げなければ娘に同じことをした末に殺すと脅されるディエゴ。それは彼が書いた小説を模倣していて‥‥。

    課題の内容がおぞましくて気持ち悪くて、早く解決して欲しいという思いで一気読み。『クリミナルマインド』みたいだけど、警察がそこまで優秀じゃない。ディエゴは被害者なんだけど、なんとなくあんまり好きになれないキャラ。妻のラウラも。終盤はなかなか引っ張るけど、面白かった。

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    2024年05月09日
  • 宙の地図 (下)

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    殺戮と逃亡、その中で芽生えはぐくまれた愛、
    征服の末の隷従、蹂躙と絶望
    ・・・からの伏線回収で大団円(?)
    それまでの長さからすると、タネ明かしになるパートは
    あっさりしているように見えるが
    カバーの絵を見直せば、この物語が誰のためのものだったか
    何に向けたメッセージか分かる。
    何が起ころうとも、どんな世界でも変わらぬ「愛」

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    2014年03月25日
  • 宙の地図 (下)

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    「時の地図」の続編。今回もH.G.ウェルズが活躍する。その他にもいろいろなSF映画や小説の小ネタがこっそりばらまかれていて楽しい。ただし「時の地図」を読んでない人は絶対に読んじゃダメ。
    読後の爽快感は前作より落ちるかな?でも関係なさそうな伏線がしっかり最後は解決されていて上巻を読み返したりしてしまった。
    前作の時も思ったけど、この人どれだけロマンチストなんだ(笑)。

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    2013年06月29日
  • 宙の地図 (下)

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    飛行物体から現れた三本足の戦闘マシンによりロンドンは壊滅状態に。下水道に逃げ込んだH・G・ウエルズらはそこで意外な事実を知ることに。
    相変わらずの絶妙な語り口と超展開の連続にページを繰る手が止まらない。やりつくされた感もあるラストだが、序盤からの違和感が解消されていく怒涛の展開は見事。

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    2013年01月15日
  • 宙の地図 (上)

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    1898年、小説『宇宙戦争』を発表して大好評を得たH.G.ウエルズは自然史博物館の奥深くに眠る”火星人”の遺体に遭遇する。一方その70年前、南氷洋で船は氷に閉ざされた南極探検船では奇妙な飛行物体に乗って現われた怪物との死闘が繰り広げられていた……。
    前作『時の地図』同様に実在の人物、事件と虚構が入り乱れる構成が愉しい。意表をつく展開、思わせぶりなメタ視点も健在で、物語がどう転がっていくのか〈下巻〉への期待大。

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    2013年01月11日
  • 怪物のゲーム 下

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    ネタバレ

    下巻に入り、関係者達の相関関係はどろ沼状態。
    それぞれがどんな思惑で動いているのかなかなか見えて来ない中、挑戦ゲームの日が刻一刻と近づいてくるところに緊迫感を感じる。
    怪しい奴は湧いて出てくるが、すべからく空振り。
    ″怪物″は本当にディエゴの小説の中から解き放たれたのか!?

    犯人逮捕に漕ぎ着けないため、結果的に三度目の挑戦ゲーム(一度目は犬の糞を完食し、二度目は拷問器具の拘束に7時間耐え、、、)に臨むことになったディエゴだが、さすがに肉体的にも精神的にも限界を迎え。。。

    下巻中盤、第二部として突如犯人側からの視点で語られる。
    まさかの『模倣犯』的展開!
    ちょっとテンション上がっちゃいました

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    2024年06月15日
  • 怪物のゲーム 上

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    作家の娘が誘拐され、彼の作品通りの過酷な課題をこなさなくてはならない、、と言うのだが、本人も警部達も緊迫感が伝わってこない。登場人物それぞれが詳しく書かれていてそれだけで疲れてくる。それでもどこに伏線が張ってあるのか、読み飛ばす訳にはいかない。

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    2022年11月01日
  • 宙の地図 (上)

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    『時の地図』の続編ということで手を出す。
    南極激闘編、長い!これを少し膨らませれば
    冒険、パニック、スプラッタで1作品分になる。
    しかし、前作同様、歴史上の実在の人物とフィクションを
    織り交ぜながら進む物語に下巻が楽しみ。
    たぶんあれだけ長い第一部も、
    どんでん返しや伏線として
    なんらかウェルズの方に関係してくるのだろうという
    期待をこめて。

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    2014年03月15日
  • 宙の地図 (下)

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    ネタバレ

    前作同様どんでん返しの末に落ち着いてくれるかと思って頑張って読んだけど落ち着かなかったー!SFのまま終わったわ。それはそれで好きなジャンルなのでいいけども、ね。

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    2013年05月04日
  • 宙の地図 (上)

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    結局前作に続き読み始めてしまった。案の定長い。長ったらしい。一ペジ丸々飛ばせるぞ。おい。でも、前作同様下巻でどう引っ掻き回してくれるか、期待してしまっている。がんばれー俺。

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    2013年05月17日
  • 宙の地図 (下)

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    前作「時の地図」がとっても面白かったので、何とあの続編が!と期待に満ち満ちて読み出したのだが…。うーん、どうだろう。

    「時の地図」は名作SFを換骨奪胎したおふざけが本当に楽しく、最後には正当派SFらしい大きなまなざしが感じられて、いたく感心した。本作でも「宇宙戦争」をはじめとするよく知られたSFが自在な手つきで料理されているのだが、上巻の段階ではどうにも心が弾まない。下巻の半分を過ぎたくらいになってようやく流れに乗ることができたが、そこまでは正直辛かったなあ。

    冒頭で全体の仕掛けは見えている。まあ、作者も特に隠そうとはしていない感じだ。そこがなあ、タイムトラベルものとしては興趣をそぐ気がす

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    2013年01月29日