五嶋節のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
・子どものうちは、ほかに仕事があるわけでなく、またややこしい人間関係のお付き合いがあるわけでもなく、その挑戦だけに専念できる。自由な時間とか、子どもにゆとりを、という考え方もあるようだが子どもというのはけっこう多くの時間をもっているもの。龍はヴァイオリンを弾き、学校の宿題をして、空手の道場にも通い、テレビ・ゲームもし、映画もビデオを観ていた。私は基本的に子どもに対して「ゆとり」などにこだわる必要性を認めていない。「ゆとり」が必要になってくるのはは50歳を過ぎてからでいい。大人のほうが「ゆとり」をもつべき。ゆっくりと人生を見つめる時間が必要なはず。子どもに「ゆとり」があるにせよないにせよ、思い切
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Posted by ブクログ
五嶋みどり、龍の母親による子育て論。
子どもを褒めることは少ない、
叱る時は蹴り飛ばすこともある等と過激なことも書いてあるが、
子どもとよく話す、コミュニケーション手段を確保する、
共通の話題を持つといったこともきちんと行い、
子どもを愛しているということは文章を読んでいて伝わってきた。
長女の父親とは離婚してアメリカにやって来たと言及してあったが、
この本を通して長男の父親も含めて男親について言及はほとんどない。
前半は主に長女の子育てについて、
後半からは長男も加わった子育てについて書かれている。
個人的な意見としては、
長男の母語は英語らしいが、
日本語維持のためにしていることの説明をも