小松政夫のレビュー一覧

  • あんたはエライ!

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    博多弁で語られた軽快なコラム。昔仕事でお世話になった博多の人たちを思い出しながら一気に読んだ。小松さん、あんたはエライ!

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    2021年08月24日
  • 時代とフザケた男

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     小林信彦『日本の喜劇人』に小松政夫への言及は無かった気がする。同書ではてんぷくトリオとしてひとくくりに扱われていた伊東四朗と並ぶ伝説の喜劇人。
     巻中カラー「小松政夫写真館」、4頁では足りない!
     一世を風靡した数々のキーフレーズは、市井の人々のおまじないだったり、捨て台詞だったり。笑いの神も死神の如く万人のもとへ公平に降りてくるのだろう。

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    2020年11月12日
  • のぼせもんやけん―昭和三〇年代横浜~セールスマン時代のこと。

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    おもしろかったあ。テレビで著者のインタビュー番組を見て、興味が湧いて読んでみたのだが、これは当たりだった。植木等の付き人をする前、役者になろうと上京したものの、仕事を転々としていた頃のことが、車のセールスマン時代を中心に語られている。

    著者は、根っからの「のぼせもん」で、なんにでもすぐ熱中するタチだと自ら言う。その言葉通り、どこへ行ってもモーレツに働き、愛想を振りまき、うまく行ったり失敗したり、その様子はほとんどドラマかコントのようだ。とりわけ、トップセールスマンだったという横浜トヨペット時代は、強烈なエピソードがてんこ盛り。

    あとがきに、これは小説で、事実を脚色しているとあるが、おそらく

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    2016年09月27日
  • のぼせもんやけん―昭和三〇年代横浜~セールスマン時代のこと。

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    カーセールス。
    昭和の1ページの切り取り。
    小松政夫。
    別段、感傷気分に浸るつもりではなかったが、
    昭和という時代を味わい、ある独りの人生を
    見せてくれる一冊。それでいて、重たくない。
    それこそが、戦後、なのかもしれない。と思った。

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    2009年10月04日