高石宏輔のレビュー一覧

  • 口下手で人見知りですが、誰とでもうちとける方法、ありますか?
    ナンパとかスカウトとか、ちょっと引くようなエピソードとか、一歩間違えば危ない自己啓発セミナーじゃないかという胡散臭い表現ぶり(参加者の体験談入れるあたりとか、)で、手に取るのは、ややハードルが高めですが、書いてあることはすこぶる常識的。
    我が身を振り返るいいきっかけになりました。
  • 声をかける
     自分との向き合い方が壮絶なまでで読んでいてハラハラした。しかし行為そのものは女の子を雑に扱っていて人でなしで、いいとこどりのつまみ食いで、ひどい。しかも心や体を開放してくれた女の子を蔑み、嫌悪することすらある。ひどいと思いながらも、とても誠実に描写していて分からなくもないのが怖い。自分に対して誠実...続きを読む
  • 声をかける
    ナンパは自傷

    なんとなく、傷ついてきた人なんだろうなという雰囲気。だけど、過去は前半に語られることはなく、淡々と声をかけていく。傷つけて、傷ついて。どこに流れて行くんだろうかと読み進めていくと、行き着くとこまで行くんだけれど、だからといって何か得るものがあるというわけでもなく。それがリアルで、いい...続きを読む
  • 声をかける
    主人公は「ナンパ」という他人への行為を通して自分の世界を広げていき、自己分析も行っていきます。
    様々な女性をナンパすることによって自分の世界が広がると信じている主人公にはどこか虚しさを覚えましたが、ナンパする恐怖を抱えながらも、自分を変えるために女性に声をかける姿には勇気をもらい、感心させられまし...続きを読む
  • 声をかける
    他人の弱さを受け入れることで、自分の存在意義を見出そうとすることはたぶんよくあることだと思う。

    ほとんどの人は、自分の弱さも他人の弱さも受け入れることなく、目をつむり、見えないものとして扱うことで、健康に生きている。たぶん著者は、自分の弱さを受け入れることができ、そして、弱さを埋めるために他人の弱...続きを読む
  • 声をかける
    街で女性に声をかける。
    気が合えば食事をしたり酒を飲んだり、体を重ねる。
    たくさんの人とつながっても、つきまとう悲しさ、寂しさ、虚しさ。ずっと救われない。
  • 声をかける
    心に足りない何かを満たすため、六本木、渋谷、新宿等でナンパを繰り返す男。ナンパがうまくいった場合でも足りない何かは満たされず、次の相手を求めてまた街へ出ていく男。
    物語は静かなまま進んでいくが、自身のブログを通じて出会った大学院生、悠とは次第にお互いを気づけ合う関係に。
    ついつい読み進めてしまうが、...続きを読む
  • 声をかける
    エッセイっぽくもある。いちおう小説なのか?
    そんなに面白くはないが、独特の語り口で妙に心がしんとする文体だった。
    露悪的なところもある。
  • 口下手で人見知りですが、誰とでもうちとける方法、ありますか?
    前作の「あなたは、なぜ、つながれないのか: ラポールと身体知」がとても良かったので購入。
    本質的には同じことを語っていて、前作に比べテクニック本っぽい構成になっている。

    具体的なトレーニング方法を求める人には補完として有用な本だと思う。
    ただ私はトレーニングというより日常の意識の持ち方の問題だと思...続きを読む
  • 声をかける
    途中までは面白かったが、物語の最後で出会った女性・悠に引っ掻き回される主人公の姿を想像すると、嫌な気持ちになった。