有馬桓次郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小学校高学年から中学生向きだと思う。子供がこのテーマの本を選ぶかどうかはともかく。
ご都合主義っぽいところはあるけど爽やかで、難しい語彙には適切にルビが振ってあるのがよい。
時代小説の男尊女卑の部分や、どこにでも歩いていかなくちゃいけないところなど、時代小説の入り口には良いのではないか。
「周囲が憧れるから、皆が目指すから、人は御山の頂へ立とうとする。苦しい日々を耐乏し、飲まず食わずで銭を貯めて、まるでそこに立つ事こそ生最大の目標であるかのように人は御山へ足を向ける。だが、ようやく辿り着いた頂の景観が長らく自分に課してきた苦労に見合わぬ物と知った時、誰もが気落ちするんだよ。お前ェさんだって気付いたろう、富士の頂へ立つ事そのものには、実は何一つとして意味なんか無えってことに」
志望する中学、高校、大学へ行くことが人生のゴールになってしまってる人に送りたい台詞。
閉山後の登山は良くないなと思った。 -
Posted by ブクログ
明治期から昭和戦前までの大日本帝国海軍の食事を再現したレシピ集。船というスペースや上陸の機会が限られた条件下での各艦の個性もとりどりの工夫されたメニューの数々は面白かった。
著者はミリタリー系のライターのようで海軍の食事事情に関する解説も充実した感あり。強い兵力を養成・維持するために、年を追うごとに栄養管理や着実に栄養摂取をさせる工夫なども講じていたんだなあ。太平洋戦争末期の補給の断たれた孤島でゲテモノを食いながら命をつないだ的な話ばかり聞いていて、そこから何となく軍隊の食事なんてろくなもんじゃなかったんだろうと思っていたけど、そうでもなかったどころか、当たり前のことだが兵士を着実に活用できてこそなのだから、そのためにも充実した食事は必至だったということ。
すごく面白く読んだんだけど、表紙はじめ書中にオタクの皆さんが好きそうな女の子のアニメキャラのようなのが散りばめられているのだ何だかなあ。軍事もの好きな層とアニメキャラ好きな層は重なるってことか。 -
Posted by ブクログ
江戸時代に女人禁制とされている富士山に女性で初めて登頂した、高山辰さんの挑戦を描いたという内容に惹かれ、どういう経緯で富士山に登頂できたのだろう、どんな登山だったのだろう、初めて女性で富士の頂にたった時の想い、またその景色はどんなものだったのかと、ワクワクしながら読み進めました。
まず、富士登頂に挑戦できたのは、辰さんは周りの人に恵まれていました。最初、昔はどうしてこんなに女性は禁じられる事が多いのだろうと、怒りを覚えていましたが、人は周りの人に恵まれ、助けられるのは、どの時代も同じだなと怒りの気持ちはなくなって行きました。
そして富士の登頂ですが、想像を絶するもので、どうなるのかどうなるのかと、固唾をのみ、寝れなくなってしまいました。
最後、あんなにあんなに、無事に帰れないんじゃないか?と思う過酷な登頂を終えたのに、その場面がなかったのがなんだか心残りでした。
最後があっけなかったですが、辰さんの挑戦、私も同じ女性として勇気をもらいました。
残りの人生、私もしたいことには挑戦しようという気持ちが湧きました!