川口雅幸のレビュー一覧

  • からくり夢時計 DREAM∞CLOCKS

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    物心ついた頃には既に亡くなっていた自分の母親や祖父。
    12年前(自分の産まれる数日前)にタイムスリップした小6の聖時(せいじ)。
    そこで、出会ったことのない、母や祖母に会うことに。また、12年前の兄と父との交流・・・。
    自分の正体を明かせないままの遭遇のなかで、掛け替えのない経験をし、命や家族、地域の大切さを学ぶ。

    聖時の家は商店街の時計店「時心堂」。
    大型店舗に客を取られ、サビれてしまった商店街なのだが、タイムスリップ先の12年前では生き生きとした商店街が描かれている。

    「ラスト、涙が止まらない」と帯にあるけども、そのとおり。
    終盤までは大きな起伏のない物語に思えたけども、最後でヤラれて

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    2012年12月10日
  • からくり夢時計 DREAM∞CLOCKS

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    不思議な世界と現実世界とを、上手く繋いでいるファンタジーでした。物語の中盤以降は、展開がおもしろくてあっという間に読めました。(小5~)小6の、読書に抵抗がない子ども達向けです。

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    2022年03月29日
  • 幽霊屋敷のアイツ

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    作者の川口雅之さんのファンで全巻読んでいます。他作とは明らかに違うパターンのタイムトラベルを主人公に経験させたのは作者にとって必然だったのだろう。作者も被災した東日本大震災で失われた多くの尊い命には続きがあると信じることで残された人を無力感から救い出せるわれと信じて本作の筆を取ったに違いない。カタルシスが極まることがなかったのは登場人物の交流に多くを割いた分、他作で強烈に感じられた情緒や叙情感が削がれたからだろうと想像している。

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    2020年01月31日
  • 幽霊屋敷のアイツ

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    「UFOがくれた夏」が面白かったのでこちらも読んでみた。
    今回もSF、オカルトを組み合わせた設定、どんでん返しが素晴らしい。
    そして主人公は見ていて気持ちよく、ヒロインは可愛い。

    ただ、宗佑がらみがちょっと消化不良だったのがちょっと残念。
    旧友との仲があるのかと思ったら何もないし、ラストにも名前しか出てこない。
    まあそんなもんだろうとは思うけど、出来ればロマンが欲しかったところ。

    今回の小説は作者の東日本大震災への深い思いがあったようで、
    「こうあって欲しい」という願いが描かれているように思える。そうだったら良いなあ。

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    2019年08月05日
  • UFOがくれた夏

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    買ってもらった本
    結構分厚くて内容もどんな感じなんだろうと思ってたけどまあまあ面白かった
    シーグラスとか集めたいなって読み終わったあとに
    思ったりした

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    2023年07月10日
  • からくり夢時計 DREAM∞CLOCKS

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    お母さんは小さいときに亡くなっていて、そのことに不満のある主人公。ひょんなことでタイムスリップした主人公は自分が産まれる頃の家族としばらく過ごすことに。主人公の出生の秘密がタイムスリップにより明かされる。

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    2022年05月06日