圓生和之のレビュー一覧

  • 一番やさしい地方公務員制度の本

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    本書は、最先端の地方公務員制度をこれでもかと言うほど「一番やさしく」書いた本です。(2016年刊)
    ・1章 地方公務員の世界へようこそ!
    ・2章 さまざまな地方公務員のすがた
    ・3章 地方公務員人事のしくみ
    ・4章 地方公務員の人事評価
    ・5章 地方公務員法による決まり
    ・6章 地方公務員の変わりゆく勤務条件
    ・7章 地方公務員給与の大改革
    ・8章 民間とはここがちがう!労働基本権の制限
    ・終章 地方創生・分権時代の地方公務員

    まさに、この春から地方公務員となろうとしている人が、読んでおくべき内容といえる。記載は平易で読みやすく、3時間位で読むことが出来る。事前に一読しておけば、働く意識が変

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    2018年01月04日
  • 地方公務員の人事がわかる本

    Posted by ブクログ

    公務員の人事の特徴は、遅い選抜(採用から最初に選抜が始まるまでの期間が10年超と長い)、トーナメント方式にあるという。また、これ以上キャリアアップが見込めない「横ばい」出現期も20年超と長い。他方、初期10年においても人事情報は蓄積されていき、できる職員とそうでない職員の選別が静かに進んでいる。
    このあたりは実感としても当てはまるが、明確に言語がされると腑に落ちた。

    また、一般に年功給の比重が高いイメージの公務員であるが、昨今の人事制度改革により、年功給の賃金カーブは抑えられ、職位による差が広がり、またボーナスの割合も増えているという。平成30年時点で、職位の有無で6割程度も年収が異なるとい

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    2025年10月11日