荻田泰永のレビュー一覧
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今日は寒い1日だった。
最高気温が14℃。小雨。
しかも長女が市の子どもイベントのボランティアをするので、送っていったついでに次女と屋外を歩いてた。
動いている私たちはまだしも、立ちっぱなしの寒がりの長女は寒かろうとホッカイロとネックウォーマーを買い求めた。
そんな寒かった日の締めくくりにもっと寒そうな一冊。
このアルファベットで書かれているピヒュッティは著者のイヌイットの友人が付けてくれた名前だそうだ。
そうか、だから綴りが不思議だったんだ。
得意ではない文字を頑張って書いてくれたのか。
それは大切な名前だ。
しかし、この著者は何故一人で北極を歩いているんだろう?
その謎だけは分からなか -
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ネタバレアルファベット部分の読み方は『ピヒュッティ』意味は『雪の中を歩いて旅する男』だということが、あとがきに書いてある。
物語は北極探検の様子と、北極の動物たちと、探検時に感じたことなどが綺麗な文章で書かれてる。絵と相まって、涼しくていい。白い色が多めで、表紙も白い。
あとがきも読みごたえがあった。北極探検家の書いた絵本。私はクレージージャーニーの番組でこの絵本を知って読んでみようと思った。
綺麗で不思議な感じの絵が好き。
動物たちも可愛くて、過酷な環境だということがわかる。ホッキョクグマ、アザラシ、ジャコウウシ、ライチョウ、ホッキョクウサギ、ホッキョクオオカミ、カリブー、意外とたくさん動物が -
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ネタバレ荻田泰永さんの絵本ですね。
文は、荻田泰永さん(1977年、神奈川県生まれ)冒険家、作家、絵本作家。
絵は、井上奈奈さん(京都府生まれ)画家、作家、絵本作家。
北極冒険家で、植村直己冒険賞を受賞されている荻田泰永さんの体験を元に描かれた物語ですね。
「PIHOTEK」は「ピヒュッティ」。北極圏に住むイヌイットの友人から、送られたイヌイットネームだそうです。意味は「雪の中を歩いて旅する男」。
たった一人、北極を歩いている。
命を支える道具や
食料を積んだソリを引きながら、進んでいく。
氷のきしむ音が遠くでひびく。
足元はゆれ動く氷の海。
歩けども、歩けども、流されていく。
雪 -
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ネタバレ雑誌「ダ・ヴィンチ」で紹介されているのを見て手に取り。
カバーはシボ感というかぽこぽこした紙の質感を感じ、雪が厚いという感覚が伝わるような装丁。本文の紙の質も手に柔らかく、遊び紙は極地圏の宇宙を思わせるような濃い藍に近い蒼色。装丁にこだわっているのが伝わります。
ピヒュッティってどういう意味かな、何語なんだろうと思いましたが答えは後書きに。著者は探検家の方だったんですね。
絵の線、色使い、人物や動物たちの描き方、全て短く詩のような文章によく合っています。
汗をダラダラかくまだ暑いこの時期に読めてちょっと涼しくなりました。
「初めての今日」という言葉が染みました。誰でも朝目覚めたら今日は初めて -
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クレイジージャーニーがやらせ騒動で放送しなくなって寂しい限りです。色々尖った人達を見ることが出来てとても有意義な番組でした。僕の大好きな高野秀行さんが出たのは最高にうれしかったし、レジェンド関野吉晴さんが出た時はとうとうここまで・・・。と感無量でした。
角幡唯介さんが出なかったのはとても残念でしたが、外道クライマーの宮城公博さんも出たし、この番組で知ることが出来た冒険家の皆さんもとても素晴らしかったです。
この番組で存在を知った本格派の冒険家、萩田泰永さんは北極を主戦場にしている方で、柔和な表情で全く冒険家に見えませんが、無補給徒歩にこだわる先鋭的な冒険をしています。
クレイジージャーニーの -
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ネタバレ感想
シンプルな色合い。北極の写真や映像は見ることがあるが、この絵本の色合いから自然の厳しさ、命のやりとりが伝わってくる。白の世界に青、赤、黄色のページがはさまれ、北極の動物たちの息吹が聞こえてくるよう。『PIHOTEK』はPANTONE社の特色4色のみで表現された特別な色合いの絵本とのこと。
「空が紫色に染まる一瞬、光は世界に力を与える。夜が明ける」
のページの色合いが素敵だ。
ぜひ手に取って欲しい。カバーを外して、描かれた冒険の足跡を辿ってみるのもいいのでは?
<書籍情報>
日本絵本賞大賞受賞!造本装幀コンクール日本書籍出版理事長賞受賞!
「植村直己冒険賞」受賞の極地冒険家、荻田泰永×