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「植村直己冒険賞」受賞の極地冒険家、荻田泰永×「世界で最も美しい本コンクール」銀賞受賞の井上奈奈による絵本。
北極をたった一人で歩く”僕”の一日を描く。
頬を叩く風、北極での生き方を知る動物たち、空から降りる暗闇、そして……。
北極を歩く”僕”を追体験できる、命と死を感じる美しい絵本。
たった一人、北極を歩いている。
命を支える道具
食料を積んだソリを引きながら、進んでいく。
氷のきしむ音が遠くでひびく。揺れ動く氷の海。
歩けども、歩けども、足元はながされていく。(本文より)
「環境問題とは数字の問題ではない。命の問題だ。自分の命はもちろん、隣にいる大切な人の命であり、会ったこともない遠い土地の誰かの命であり、時代も異なる動物の命のことだ。ー中略ー北極を冒険することは、生きることだ。そして、死を感じることだ。その死とは、誰かの命であり、いつの日か自分の体も分解されて、空に舞い、風に吹かれて誰かの命にたどり着く。」(巻末エッセイより)
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Posted by ブクログ
今日は寒い1日だった。
最高気温が14℃。小雨。
しかも長女が市の子どもイベントのボランティアをするので、送っていったついでに次女と屋外を歩いてた。
動いている私たちはまだしも、立ちっぱなしの寒がりの長女は寒かろうとホッカイロとネックウォーマーを買い求めた。
そんな寒かった日の締めくくりにもっと寒そうな一冊。
このアルファベットで書かれているピヒュッティは著者のイヌイットの友人が付けてくれた名前だそうだ。
そうか、だから綴りが不思議だったんだ。
得意ではない文字を頑張って書いてくれたのか。
それは大切な名前だ。
しかし、この著者は何故一人で北極を歩いているんだろう?
その謎だけは分からなかった。
そして恥ずかしながら北極にはホッキョクグマの他にウサギや牛なんかがいることを初めて知った。
ペンギンは南極よね?
北極の過酷な自然とその美しさがとてもよく伝わってくる絵本だった。
それにしてもあんなに広くて氷の世界、一人で歩くなんて怖くないのかしら…
Posted by ブクログ
美しい銀色の絵本です。
カバー絵をなぞれば
北極に吹く風のかたちが感じられて…
Happy New Year
銀色の北極を赤いそりが行く
ゆれ動く海氷の上で
アザラシを探して歩くホッキョクグマ
黒いジャコウウシがじっと佇む
草の根を食む白いライチョウ
ホッキョクウサギは身を寄せ合い
オオカミ一家がカリブーの群れを狙う
著者は北極冒険家の荻田泰永氏。
イヌイットの友人から貰った名前は、
PIHOTEK(ピヒュッティ)で「雪の中を歩いて旅する男」という意味だそうです。
たった一人で北極を歩いていく
空からくらやみがおり
また 夜が明ける
北極に吹く"風の歌"を聴いてみたい!
と思わせてくれる一冊です。
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