PIHOTEK  北極を風と歩く

PIHOTEK  北極を風と歩く

2,475円 (税込)

12pt

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「植村直己冒険賞」受賞の極地冒険家、荻田泰永×「世界で最も美しい本コンクール」銀賞受賞の井上奈奈による絵本。
北極をたった一人で歩く”僕”の一日を描く。
頬を叩く風、北極での生き方を知る動物たち、空から降りる暗闇、そして……。
北極を歩く”僕”を追体験できる、命と死を感じる美しい絵本。



たった一人、北極を歩いている。
命を支える道具
食料を積んだソリを引きながら、進んでいく。
氷のきしむ音が遠くでひびく。揺れ動く氷の海。
歩けども、歩けども、足元はながされていく。(本文より)


「環境問題とは数字の問題ではない。命の問題だ。自分の命はもちろん、隣にいる大切な人の命であり、会ったこともない遠い土地の誰かの命であり、時代も異なる動物の命のことだ。ー中略ー北極を冒険することは、生きることだ。そして、死を感じることだ。その死とは、誰かの命であり、いつの日か自分の体も分解されて、空に舞い、風に吹かれて誰かの命にたどり着く。」(巻末エッセイより)


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PIHOTEK  北極を風と歩く のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    今日は寒い1日だった。
    最高気温が14℃。小雨。
    しかも長女が市の子どもイベントのボランティアをするので、送っていったついでに次女と屋外を歩いてた。
    動いている私たちはまだしも、立ちっぱなしの寒がりの長女は寒かろうとホッカイロとネックウォーマーを買い求めた。
    そんな寒かった日の締めくくりにもっと寒そ

    0
    2025年10月25日

    Posted by ブクログ

    あとがきと併せて意味を理解する本。

    「初めての今日」という趣旨の表現に、極地の厳しさや色々な命が巡って今日に至るというような意味を感じ取った。

    それにしても、美しい本とはどのような基準で選ばれるのだろうか。この本が美しくないと言いたい訳ではなく、他にもたくさんの候補がある中で、何が際立っていたの

    0
    2025年10月20日

    Posted by ブクログ

    植村直己冒険賞を受賞した極地冒険家、荻田泰永さんの絵本。井上奈奈さんの絵も静謐な雰囲気がマッチしていて素晴らしい。
    北極を一人で進む冒険家の一日が描かれている。氷のきしむ音、頬を叩く風など、北極を歩く「僕」を追体験できるような本文。命や死を感じながら歩いていることを実感できる。
    色の美しさや紙のザラ

    0
    2025年07月17日

    Posted by ブクログ

    PIHOTEK(ピヒュッティ)はイヌイットの初老のハンターが作者にくれた名前「雪の中を旅する男」。
    PIHOTEKは一人で北極を歩く。凍てつく風の中を、命と向き合いながら行く。食料も水も土地から生まれ、体の物質そのものが土地であり、地球である。
     北極の風に向き合う中で生命を実感し、風の中に死を感じ

    0
    2025年03月25日

    Posted by ブクログ

    人生で北極に行くことはないだろうけど、どんな感覚なのだろう、と思う。
    寒さの度合い、孤独の度合いを想像する。
    北極にうさぎたくさんいることは知らなかった。
    紙や印刷、色調にもこだわっている感じで、カバーにはややエンボスがあり、夜明けのシーンが特にきれいだった。

    0
    2023年08月30日

    Posted by ブクログ

    9歳0ヶ月の娘に読み聞かせ

    日本絵本大賞受賞本

    詩のような文章
    単調だけど強さと優しさがあるイラスト

    不思議に引き込まれる雰囲気の絵本でした

    北極探検家という
    私には未知の世界
    常に生と死を感じているのかな

    0
    2024年05月29日

    Posted by ブクログ

    一見、淡々と北極の事物を描いているだけ。でもそこに、行かなければ分からない空気や景色、自分を取り巻く生きとし生けるもの、空そのもの風そのものとの一体感がある。
    あとがきは大人向けだが、子どもの想像力をはたらかせる力のある絵本だと感じました。

    0
    2024年04月22日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アルファベット部分の読み方は『ピヒュッティ』意味は『雪の中を歩いて旅する男』だということが、あとがきに書いてある。

    物語は北極探検の様子と、北極の動物たちと、探検時に感じたことなどが綺麗な文章で書かれてる。絵と相まって、涼しくていい。白い色が多めで、表紙も白い。


    あとがきも読みごたえがあった。

    0
    2025年07月21日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    荻田泰永さんの絵本ですね。
    文は、荻田泰永さん(1977年、神奈川県生まれ)冒険家、作家、絵本作家。
    絵は、井上奈奈さん(京都府生まれ)画家、作家、絵本作家。
     北極冒険家で、植村直己冒険賞を受賞されている荻田泰永さんの体験を元に描かれた物語ですね。
     「PIHOTEK」は「ピヒュッティ」。北極圏に

    0
    2024年11月06日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    雑誌「ダ・ヴィンチ」で紹介されているのを見て手に取り。
    カバーはシボ感というかぽこぽこした紙の質感を感じ、雪が厚いという感覚が伝わるような装丁。本文の紙の質も手に柔らかく、遊び紙は極地圏の宇宙を思わせるような濃い藍に近い蒼色。装丁にこだわっているのが伝わります。

    ピヒュッティってどういう意味かな、

    0
    2023年09月13日

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