片山智行のレビュー一覧

  • 魯迅 阿Q中国の革命

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    中国の教科書には魯迅の作品ばかり並んでいたと中国の作家さんの本で知った。毛沢東のお気に入り作家だったらしい。
    この本を読んでから魯迅を読むと今までとは違うんだろうなと思う。作家さんの背景を知ると作品に深みが増すと思った。
    支配者が変わる中国では馬々虎々という生き方も致し方ないかとかんじるのですが。

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    2021年09月26日
  • 孔子と魯迅 ──中国の偉大な「教育者」

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    孔子目当てで読みましたが、魯迅の解説の方が面白く読めました。中国歴史におけるいい加減さについてよくわかった。

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    2024年03月03日
  • 魯迅 阿Q中国の革命

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    狂人日記や故郷のイメージが強かった魯迅ですが、魯迅が文芸をもって正そうと戦っていたものが大きくて、なんて激しくて孤独な人なんだろうと、印象を改めました。

    「故郷」の理解のために読みました。
    儒教が政治利用されていたこと、奴隷根性と、中国人の風習にしばられている姿…魯迅の書いた文学作品がこれほど当時の中国社会と密接だったとは。
    魯迅が辛辣に描いた文学作品には、この頃の中国社会への批判精神が込められています。
    自分の国をよりよくしたいという切なる思いがあったのでしょう。

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    2014年01月24日
  • 魯迅 阿Q中国の革命

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     魯迅は死の直前親交のあった上海内山書店の日本人内山完造氏に「支那4億人の民衆は大きな病気に罹っている。そしてその病原は例の「馬々虎々」(マーマーフーフー)ということだね。あのどうでもよいという不真面目な生活態度であると思う。」と語ったという。
     もう一つの見過ごせない言葉は「没法子(メイファーズ)」(仕方がない)だ。どんなにひどい目にあわされても、ただ「没法子」(仕方がない)としか言えなかった。蹴られても没法子、殴られても没法子、と無抵抗にあきらめきった状態で毎日を過ごしていた。「没法子」はいわゆる「奴隷根性」であり、一種の馬々虎々(いい加減)といえる。では馬々虎々とは「まあまあ」というニュ

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    2012年11月08日