久野遥子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ『透明人間』
『IDOL』
『へび苺』
『甘木唯子のツノと愛』全3話
ちょっと、ありえないくらい、ぐさぐさ刺さる。
まずは『透明人間』で、あー描き方が少し独特で素敵だな、と。
カメラ位置が俯角だったり仰角だったりと、斜め上下の視点取りに、まずは魅せられた。
んで読み進めるうちに、幼女らが巨大な草や花やとにかく植物群を掻き分けて進むうちに、「入り込んで」しまった。
飛行機が印象的に差し挟まれ、沖縄の小学校か……?と少し触れた沖縄の風景が浮かんだ。
そのうち、まるでヘンリー・ダーガーを読んでいるような気持になったというか……うーん言い表すのは難しいが、幼女を描く線の柔らかさが、『非現実の王国で』 -
Posted by ブクログ
少女を巡る4つの短編集。 SFの要素があり非現実な設定ながら、登場人物の生きづらさは誰もが経験している感情であり共感できる。設定の不思議さはかえってリアリティを増し心に染みる。
エンディングは詠み手の想像力に託されて、私はモヤモヤとしたが、これが今の名作の形なのだろう。SFの要素とベタベタしていない作風は手塚治虫を髣髴とさせる。素晴らしい作家の登場だ。ただ50代半ばの私にとっては説明が足りない。コマがとんでいるような感じだ。マンガを読まなくなって久しい。一度読んだだけでは、良く分からない。若い人たちにとっては平気 なのだろうが。
私は分かりやすい「透明人間」と「IDOL」が面白かった。 -
購入済み
久野さんの映像作品が大好きなので、短編集があると知り、すぐに読んでみました。正直映像作品を見た時のような衝撃は受けませんでしたが、絵が可愛かったです。