三木大雲のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
友人に借りた一冊。
ちょっと難しいけれど
途中にある例え話は分かりやすい。
他力本願ではなく自力!
うーん、そうなのかぁ、
絶対他力という考えもあるとは思うけれど。
読み進めてみよう。
夢に大黒さまが出てきて「バラをかえ」という
お告げに従って宝くじを買った話もまた面白い。
突然ダイレクトメッセージで「しね」と言われたので
「今52だからあと50年待ってくれたら」
と返信したら、「俺は60だから待てない」返信。
「100歳まで生きて」と送ったらなんと
相手から「長生きしてください」と返事が
あった、とか。
色んなエピソードがたくさん。
面白かった!!
YouTubeもあるみたい、見てみ -
Posted by ブクログ
三木大雲「怪談和尚の京都怪奇譚」だ。著者の三木大雲氏は京都の蓮久寺という古刹の住職をされていて、怪談を交えた説法で知られている。
彼が怪談による説法を好むのには、あるわけがある。というのも、お坊さんの説法というのはなんとも退屈に感じられて、一部の熱心な仏教徒は耳を傾けても、さほど仏教に縁のない大勢の人は耳を貸さないのである。
そこで、彼が発掘した話術というのが、大衆が興味を抱きやすい怪談を交えた、怪談説法だった。
本作ではそんな怪談説法や、著者が実際に体験したと語る短いエピソードがまとめられ、全六章に分けて描かれる。
第一章 恐怖
第二章 怨霊
第三章 輪廻
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購入済み
怪談説法
安定の三木大雲節。まくらがあって、本編があり、最後に説法があるスタイルはお坊さんならでは。怖さはあまりないが、こういう世界があるのかもしれないと感じてしまう。
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Posted by ブクログ
★特長
実話ばかりの怪談話と、そこから導かれる教訓となる法話。
本文211ページ。
★感想
心霊スポットには興味本位では行かない。
供養すれば大丈夫ではなく、原因から目を逸らさないことが大事。
「心」と「怪談話」は密接な関係があると思った。
間違っているかもしれないが、「人の心」を察するのが苦手な人と、「怪談話」を信じられない人は似ている気がした。
怪談話の最中は、鳥肌が立つこともあるが、全てを読み終わると疑問が晴れて、スッキリする。
★魅力
とにかく身近で興味を持てる話ばかりで、ショートショートや短編集のように、スイスイ読めます。
一つ一つのお話が短いので、隙間時間に読むのにピッタリ。
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購入済み
怪談説法
敬体の文章の影響もあってか、和尚様の説法を聞いているような心地であった。ガチ怖が好みの人には物足りないかもしれない。ただ誠実な語りから、やはり不思議な世界はあるのかもしれないと感じた。
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Posted by ブクログ
200ページもない薄い本だが、紹介されている話が思いの外多いので、ページ数以上のものを読んだ気になれるという。
ページ数に対するコスパがいい。
(ページ数に対するお値段は少し高めだが)
お寺に持ち込まれた話から、住職ご自身が体験された不思議体験まで、百物語を聞いている感じで手軽に、それでいてぞっと怖い話を堪能できる。
中には怖いながらも感動できる話(泣ける話)もあって、怪異譚にも様々な種類があるなと興味深かった。
実際に語り掛けるような口調で書かれているので、そういう意味でも読みやすい。
思わず叫び声を上げたくなるほどの恐怖話はあまりないが、暑い夏に楽しむ怪談としては、割と万人にオススメできる -