三木大雲のレビュー一覧
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オーソドックスな怪談ではあるのですが、なんか「そういうことあるよね」って思える内容が多くてめちゃくちゃ怖かった。頑張って誠実に生きます。Posted by ブクログ
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安定の三木大雲節。まくらがあって、本編があり、最後に説法があるスタイルはお坊さんならでは。怖さはあまりないが、こういう世界があるのかもしれないと感じてしまう。
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怪談というととやかく怖いだけだとイメージされがちですが、この作品では加えてタメになる仏法話やユーモラスな話も交えて紹介しているのが特徴であり、一般的な怪談への既成概念を覆させられます。
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★特長
実話ばかりの怪談話と、そこから導かれる教訓となる法話。
本文211ページ。
★感想
心霊スポットには興味本位では行かない。
供養すれば大丈夫ではなく、原因から目を逸らさないことが大事。
「心」と「怪談話」は密接な関係があると思った。
間違っているかもしれないが、「人の心」を察するのが苦手な...続きを読むPosted by ブクログ -
敬体の文章の影響もあってか、和尚様の説法を聞いているような心地であった。ガチ怖が好みの人には物足りないかもしれない。ただ誠実な語りから、やはり不思議な世界はあるのかもしれないと感じた。
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200ページもない薄い本だが、紹介されている話が思いの外多いので、ページ数以上のものを読んだ気になれるという。
ページ数に対するコスパがいい。
(ページ数に対するお値段は少し高めだが)
お寺に持ち込まれた話から、住職ご自身が体験された不思議体験まで、百物語を聞いている感じで手軽に、それでいてぞっと怖...続きを読むPosted by ブクログ -
<目次>
第1章 天眼
第2章 嘘
第3章 孤独
第4章 憑依
第5章 現身
<内容>
京都蓮久寺の和尚による怪談集第3弾。寺を頼る人々の体験を佛教になぞらえて上手く伝えている。文も上手い。Posted by ブクログ -
<目次>
はじめに
第1章 恐怖
第2章 怨霊
第3章 輪廻
第4章 邪気
第5章 冥界
第6章 京の闇
あとがき
<内容>
夏になると読みたくなる怪談集。『新耳袋』や『九十九怪談』が終わってしまい、中山さんなどの本が切れてしまった中、本屋で発見した1冊。京都連久寺の住職による怪談集。...続きを読むPosted by ブクログ -
さらりと読めます。
怪談として怖い話も、不思議な話もありますが、一冊を通して物事の考え方、仏教の教えについて学べます。
怪談好きの方、仏教について学びたい方にオススメです。私は仏教高校卒なので、なんだか懐かしくなります。
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和尚さんだけあって、ただ怪談話をするだけでなく説法が入るのが新鮮。
ただ自分の体験談は少なく、専ら相談してきた人の体験談というところが驚いた。Posted by ブクログ -
<目次>
第1章 命
第2章 願
第3章 穢
第4章 縁
<内容>
待ちわびていた本だが、怖さはあまりない。僧侶という立場が、本の構成が若干邪魔をしているかもしれない。当初は、その立場がネタを活かしていたのだが…。木原さん中山さん時代の『新耳袋』や『九十九怪談』などの、実話系の流れだと思う...続きを読むPosted by ブクログ -
正直なを言えば個人的に期待ハズレだったのですが、それは期待していたのが「怪異」や「不可解な恐怖」であったがゆえで、和尚さんが語る怪談ですので教訓が得られますし、世の中悪いことをすると必ず罰が下るというお話があるので、ホラーや不思議な話に興味がある小学生くらいのお子さんに高い道徳観念や倫理観を身につけ...続きを読むPosted by ブクログ
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遂に三木住職の4冊目。怪談説話なので、基本的に怖さは控えめ。当たり前だけれど、「陰徳を積もう」「悪いことは絶対にしないようにしよう」「悪いことを言ったらすぐ謝ろう」など、大切にしたい考えがたくさん詰まっている。ただ、YouTubeのチャンネルで話しているものもあり、この本をわざわざ買わなくても…とい...続きを読むPosted by ブクログ
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怪談和尚さんで有名な方のお話が漫画化されたようです。
絵のタッチが水木しげるさんのような絵だなって印象です。
怖がらせようって感じがちょっとやりすぎ感があるかなあ・・・。
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<目次>
第1章 無念
第2章 供養
第3章 呪い
第4章 巡る
第5章 禁戒
<内容>
怪談和尚シリーズの第2弾。一冊目よりも厚くなったし、一つ一つの話の長さも長くなった。怖さはまあまま。トイレで読んでいたら、ワンギリの電話が鳴って、ビクッとしたことも…。8月には第3弾も出るそうで、こ...続きを読むPosted by ブクログ -
現役のお坊さんが語り、記した怪談集だけあって、近所のお寺で怪談を聴いているような趣があり、他所の作品と比べて温かみがあり、恐怖感よりも親近感が持てる作品。
第一章の冒頭で【色即是空 空即是色】の話があります。『色』とは「物質(有るもの)」、『空』とは「空虚(無いもの)」のこと。「有るものは無い...続きを読むPosted by ブクログ -
全部がショートショートなので、もう少し長めのガッチリ怪談も読んで(聴いて)みたくなる。
が、話数は多く収められているし、よー出来た話やなあ、と感心させられることもしばしば。
住職でありながら、適度に世俗に塗れた感のある三木大雲氏の親しみやすい人柄がよく分かる語り口も面白い。Posted by ブクログ