キノコ・菌類は人々に馴染み深い存在でありながら、それらを実際のフィールドに出て観察して見分けられるようになるには、非常にハードルが高い。
入門書として、まず台所で出会うキノコによって導入部分が説かれている。観察やスケッチの方法、顕微鏡を使って胞子を観る方法、図鑑や図譜の指南から、はたまたインターネットで得られる確かな情報はどこにあって、日本語で読める論文の探し方まで。キノコのレファレンスの決定版。
在宅、STAY HOMEと散々ここ何ヶ月か聴かされてきたが、キノコ観察は家にいてもできるということにも思い至った。