ブルガーコフのレビュー一覧 巨匠とマルガリータ (下) ブルガーコフ / 水野忠夫 小説 / 海外小説 4.4 (9) カート 試し読み Posted by ブクログ ピラトゥスの二千年の苦悩からの解放は、「進撃の巨人」にも通じるものがある。最近、映画「パッション」を見たところなので、タイミングも良かった。ゴルゴタ、悪魔、魔女、猫、時空の超越、正にファンタジー。 0 2025年07月18日 巨匠とマルガリータ (上) ブルガーコフ / 水野忠夫 小説 / 海外小説 4.3 (7) カート 試し読み Posted by ブクログ 第一章の「見知らぬ人と口を聞くべからず」という題は個人的に好きで、本書が良い本である気配がして安心して読み進められた。 ビブリカルな話を持ってきたりするのは典型的だが、ピラトをトピックに選ぶのは珍しく、興味深い。本書は第一部(上巻)だが、第二部(下巻)に向けての結びの言葉、トランジションも素晴らしい。 0 2024年01月30日 巨匠とマルガリータ (下) ブルガーコフ / 水野忠夫 小説 / 海外小説 4.4 (9) カート 試し読み Posted by ブクログ 某氏がTwetterで絶賛していたので,読んでみた. 奇想天外なお話だが,あとがきを読んで,なーるほど,と納得.これは執筆当時のソ連の芸術弾圧,検閲を揶揄しているのね. 0 2023年12月10日 巨匠とマルガリータ (下) ブルガーコフ / 水野忠夫 小説 / 海外小説 4.4 (9) カート 試し読み Posted by ブクログ ネタバレ こんなときだから読むというのもどうかと思うけど、ちょうど積んでいたので。とはいえ内容としてはウクライナというよりロシア文学なはず。 さて、内容だけど、傑作。悪魔が主要登場人物であるだけにキリスト教への理解があった方がより深い読みができるとは思うけど、奇想天外な登場人物や出来事が次々と起こるのを追っていくのが単純に面白い。マルガリータが魔女になったときの堂に入りっぷりとかも。 でも結局巨匠とマルガリータの救いが死だったのは、巨匠がずっと作品を活字に残せなかった作者の写しだと思うと悲しい。 0 2022年03月23日 巨匠とマルガリータ (下) ブルガーコフ / 水野忠夫 小説 / 海外小説 4.4 (9) カート 試し読み Posted by ブクログ ネタバレ 悪があるから善があるように、悪魔たるヴォランドが悪魔であるためには神と宗教が必要である。イエスを処刑したことを悔やむピラトゥスが救済されるように画策し、他方でヴォランドとその仲間たちは無茶苦茶に暴れ回る。ある意味とても悪魔らしい。 小説の続きを書くことでピラトゥスを救済したように小説に内在する力とそれに対する思いが伝わってくる。 ベゲモート可愛い。 0 2020年03月03日 巨匠とマルガリータ (上) ブルガーコフ / 水野忠夫 小説 / 海外小説 4.3 (7) カート 試し読み Posted by ブクログ ブルガーコフの作品が好きで手に取りましたが、とても面白い! 悪魔たちがモスクワを支配し、人々が次々と精神科へ送られる。 巨匠が誰なのかとずっと気になってましたが、ヨシュア(イエス)と、悪魔たちの関係もとても気になります。 0 2017年11月22日 巨匠とマルガリータ (上) ブルガーコフ / 水野忠夫 小説 / 海外小説 4.3 (7) カート 試し読み Posted by ブクログ まず、あらすじが素晴らしいです。 「首は転がり、黒猫はしゃべり、ルーブル札が雨と降る……私につづけ、読者よ」 まさに、息つく暇もなく行きついた先に待ち受けるのは、理解を越えた奇想天外な物語たち。 読者の頭が変になったのか、書いてる作者が変なのかのどちらかです。 本を閉じて現実にもどったとき、ちょっと寂しく感じてしまうほど。こんな読書体験のできる本はいくつもありません!麻薬のような魅力をもった一冊です。 0 2017年03月15日 巨匠とマルガリータ (下) ブルガーコフ / 水野忠夫 小説 / 海外小説 4.4 (9) カート 試し読み Posted by ブクログ なかなか読む時間作れずにすんげー時間かかった。 ロシア人の友人がわざわざ邦訳送ってくれたので読んだが、 たしかにぶっ飛んでてびっくりした。 存在すら知らない作家だったけど、難しい時代に書き残し、しっかり生き抜いてきただけの力がある。 と書いては見たものの、 やはり巻末の解説読まないとなんのこっちゃわからなかったし、 それ読むと、なるほど、たしかにそういうことだったかと納得した。 頑張って読み切ってよかった。 0 2025年03月26日 巨匠とマルガリータ (下) ブルガーコフ / 水野忠夫 小説 / 海外小説 4.4 (9) カート 試し読み Posted by ブクログ 上巻で名前すら出てきてなかったマルガリータがいきなり全裸で大暴れするんで引いたんだけど、結局今も昔も人は自由と許しを求めて苦しんできたのかもなぁと思ったよ。 尚、ソ連では悪魔がいなくなろうとおじさん達が酷い目に遭い続ける…理不尽な社会…… 0 2024年07月21日 巨匠とマルガリータ (下) ブルガーコフ / 水野忠夫 小説 / 海外小説 4.4 (9) カート 試し読み Posted by ブクログ 巨匠の書いた作品であるため、2,000年以上前のピラトゥスとヨシュア(イエスがモチーフ)の話も頻繁に挿入されるため、しっかりと時系列、人間関係、幻想なのか現実なのかを押さえながら読み進める必要がある。 訳者の水野氏の力なのか、はたまたオリジナルのブルガーコフの言葉選びがうますぎるのかはわからないのだが、言い回しや言葉選びが非常に美しい。 0 2024年02月04日 巨匠とマルガリータ (上) ブルガーコフ / 水野忠夫 小説 / 海外小説 4.3 (7) カート 試し読み Posted by ブクログ キリストの話やらが割り込んできてややこしいことこの上ないのだがかなり長いのでもう一度読む気にはなかなかならない…でもおもしろかったよ 0 2023年05月08日 巨匠とマルガリータ (下) ブルガーコフ / 水野忠夫 小説 / 海外小説 4.4 (9) カート 試し読み Posted by ブクログ トランプが舞い、血しぶきが飛び、恋する乙女は夜空を翔ける。 嗚呼、悪魔が主催する真夜中のサーカス!! って感じ。イマジネーションここに極まれり。 というわけでみんなで言おう! 「私に続け、読者よ」 0 2020年09月24日 巨匠とマルガリータ (上) ブルガーコフ / 水野忠夫 小説 / 海外小説 4.3 (7) カート 試し読み Posted by ブクログ 既読本の印象→醜いアヒルの子の子供時代。暗い鬱々。 ある日突然白鳥に変身したかのように陽気で明るいトーンにまごつく。しかし持ち味の1つと思っている混沌さは濃縮増量中。時にグロテスク、不条理、煙に巻く、といったバタバタ感が、やっぱり自分にはディヴィット・リンチの映像作品に似てると思うんだよー。13章でやっと主人公が出てくるけども、ひっぱってるけども、どうしたんだよ、このユーモア仕様は?と非常に自分には『今までのブルガーコフイメージ』をくつがえされ、消化できてない。しかし品があるよ。 0 2019年08月20日 巨匠とマルガリータ (下) ブルガーコフ / 水野忠夫 小説 / 海外小説 4.4 (9) カート 試し読み Posted by ブクログ 下巻でやっとマルガリータを中心とした話が出てくる。最後の場面では巨匠とマルガリータが去っていくのであるが、エピローグには入っていない。 0 2018年06月23日 巨匠とマルガリータ (上) ブルガーコフ / 水野忠夫 小説 / 海外小説 4.3 (7) カート 試し読み Posted by ブクログ はじめの方は世間話であったが、だんだん話がおかしくなってきていて、劇場の事件がクライマックス。その間にキリストの処刑の話がはいってくる。 0 2018年06月21日 巨匠とマルガリータ (上) ブルガーコフ / 水野忠夫 小説 / 海外小説 4.3 (7) カート 試し読み Posted by ブクログ タイトルからして巨匠かマルガリータが主人公なのかな?って思うじゃん。それは当たってるのよ。巨匠だと明示されてるのよ主人公は。でも露文あるあるとはいえ開始300ページまで出てこない主人公ってどうなの。で、それまでの300ページはひたすら色んなおじさんが悪魔に虐められてるのってどうなの 0 2024年07月19日 <<<1・・・・・・・・・>>>