赤野工作のレビュー一覧

  • 遊戯と臨界 赤野工作ゲームSF傑作選

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    ゲームSF短編集
    ゲームという文化が嫌いでないのなら読んで損はしないと思う。
    巻頭の「それはそれ、これはこれ」から素晴らしい
    宇宙移動中の暇潰しに買ったゲームがあまりにクソゲーだった為、カスタマーサポートのチャットで返金を求める話
    チャット形式で話は進行し随所でサポートBOTの返答で笑わせてくれてそういう短編なのだと思わせておいて………
    前作でも思ったがこの著者、話を作るのがうまいとかでなくて妄想力半端でないと思う
    多分僕の2025ベストに入る気がすでにしてます

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    2025年08月13日
  • 遊戯と臨界 赤野工作ゲームSF傑作選

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    ゲームを絡めた11編、どれも面白い!

    1つ目のそれはそれ、これはこれを読んでこんな感じなんや!楽しい〜、11こも読めて幸せ。

    取り扱ってるゲーム用語とか変なルールやマナー、RTAにVTuberなんかも知ってるから
    自然に飲み込めた。



    おまえのこったからどうせそんなこったろうと思ったよで感動すると思わなかった(笑)
    フレームで全て説明するし、どんなこともフレームに影響するから、関係してるなにもかもを勉強してるのが凄いし面白い。
    相手の動きを予想し続けてなにも動いていないってのが笑えるし泣ける不思議。

    これを呪いと呼ぶのならでパターンを潰していくの自分もするわーと共感しきり。こんな風に

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    2025年05月06日
  • ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネーム

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    発想というか着眼点が、もう面白い。
    話の流れも、人の性というかゲーマーという生き物の生き方を非常に上手く捉えていて面白い。

    最近は歳のせいかゲームをやっても以前とは違った感覚に陥る時があるが、これを読んだおかげで巧く付き合っていけそうだ。

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    2025年03月30日
  • ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネーム

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    カクヨム黎明期に連載されていた同名作品の書籍化。
    歴史的に低評価とされてしまったゲーム作品を、厄介な、そして多大な愛を持ったゲームオタクの老人が語るという作品。

    連載当時は未来だった2021年をすでに迎え、一部の作中作品はすでにリリースされたことになっている。
    100年前として語られる2000年代のゲームは、妙に詳細に語られる。

    そんな違和感を忘れてしまうくらい、本当にあるかもしれない、作られてしまうかもしれない、そんなゲームがいくつも紹介される。
    それらゲームの背景には、我々が知らないはずの100年の歴史があり、時代ごとの倫理観があり、常識がある。それがどうようもないほどに本作をSFたら

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    2021年03月17日
  • 遊戯と臨界 赤野工作ゲームSF傑作選

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    ゲームを中心にした短編11編。 今まで読んだSFに比べてテーマが明確だが切り口が目新しく面白かった短編多数。特に陰謀はよかった。
    ・それはそれ、これはこれ:宇宙船からのクソゲームの返品請求とカスタマーセンターとのやりとり。宇宙時代になってもカスタマーセンターとのやりとりはイラつくものです。
    ・癪に障るとはよく言ったもので:懸命に作ったゲームが思わぬ用途に・・・
    ・これを呪いと呼ぶのなら:ゲームをするために頭の中のデータを直接書き換える時代がくる
    ・陰謀:対象が開店後に特定の地形と重なる場合、地形の左右両側に空間が存在する際に、右側に有線して移動する法則、またはそのシステムのこと  この書き出し

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    2025年09月16日
  • ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネーム

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    100年後のゲームレビューサイトをまとめた本
    という体裁のSF本
    100年後のゲームだけれど比喩に用いるのが(当たり前だが)現代のゲームだったりして若干入り込むのに薄い膜を感じる
    それでも各ゲームのアイデアは色とりどりで素晴らしいし、そのゲームの外側(作者側の現代)に見え隠れする未来が最大の見所
    どうやら今は手に入りづらい絶版本のようなので大事にします

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    2025年07月29日
  • 遊戯と臨界 赤野工作ゲームSF傑作選

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    ゲームSF11編を収めた短編集。ゲーム好きならきっとどれか一つは刺さるんじゃないかな。『これを呪いと呼ぶのなら』が好き。恐怖心をプリインストールして遊ぶゲーム、是非やってみたい。ただしあの仕様さえ改善してくれたらね。あれじゃあ本当に呪いだよ。

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    2025年05月25日
  • ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネーム

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    2115年のレトロゲームレビュー。くどいし長いその語り口がレビューサイトそのもので良かった。ちょうどバーチャルに親しむ日々のお供に最適でした。ただまあ、webで読む方が質感が出るかな・・・

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    2020年08月25日
  • ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネーム

    購入済み

    このまま技術が発展したらどんなクソゲーが生まれるか、というブログ形式の小説。生粋のゲームオタクが書いている設定で、ちょっと文の癖が強い。
    夢のような技術も浸透していくと有って当たり前の日常の一部になる感覚、現在のスマホやらGPSやらで共感できる。

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    2019年11月26日
  • ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネーム

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    「2115年」現在から見た「レトロゲー」を紹介する「低評価ゲームレビューサイト」のまとめ。

    いわゆるクソゲーのレビューなのだけど、何故それがクソゲーと言われるに至ったか、丁寧にゲームそのものを解説しつつ、そのゲームが発売された当時(主に2050年代~2080年代)の流れを交えつつ、レビュアーがどれほどそのゲームを楽しく遊んだかが語られる、まだ見ぬゲームなのにふしぎな懐かしさを感じる。

    元がデビューサイト(という体)なので書籍になってしまうと若干の物足りなさを感じるものの、面白さには変わりなし。
    根底にあるサイバーパンク感もいい。

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    2017年08月07日
  • 遊戯と臨界 赤野工作ゲームSF傑作選

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    『ゼルダの伝説』"ブレス・オブ・ザ・ワイルド"と"ティアーズ・オブ・ザ・キングダム"くらいしかゲームしないけど、珍しいジャンルの小説(ゲームSF短編集)なので読んでみました

    ソ連発のゲーム『テトリス』は面白すぎてプレイヤーが中毒になるから、中毒者だらけにして資本主義社会を潰そうとする陰謀ゲームだったという話、これ実話ベースなのかー
    知らんかった!

    I mainly only play games like "The Legend of Zelda: Breath of the Wild" and "Tears of th

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    2025年09月10日
  • ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネーム

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    ウェブサイトで発表されてたやつが好評なので紙に印刷してみましたと言ふもの。
     時代がこう成ったので、このやうなゲームを作りました。こんなふうに糞ゲーになりました。と言ふのが延々。
     ゲームを異常な速度でクリアしてしまふ美少女型ゲーム機、レヴェルが上がると画面がしょぼくなり果ては凄いことになるゲームばか矯正ゲーム、なんか知らんけど異様な、ARだか何だかができた問題、他、技術の進歩と人類の愚行がいかなるバカゲーを作ってしまふかの歴史が流れる。
     うむうむ。

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    2018年04月12日