作品一覧

  • 遊戯と臨界 赤野工作ゲームSF傑作選
    4.2
    1巻1,999円 (税込)
    プレイヤーに開発者、レビュアーや配信者……あまりにゲームを愛しすぎた人々は、その過剰な愛ゆえに運命を狂わせた。極限状況で編み出された奇抜な戦術。人生を賭したクリア時間への挑戦。ともに遊ぶことによって結ばれた、ほかの何よりも固い絆──臨界を超えた先に異才作家が見出した、至高のゲームSF11編。/【目次】それはそれ、これはこれ/お前のこったからどうせそんなこったろうと思ったよ/「癪(しやく)に障る」とはよく言ったもので/邪魔にもならない/全国高校eスポーツ連合謝罪会見全文/ミコトの拳/ラジオアクティブ・ウィズ・ヤクザ/これを呪(のろ)いと呼ぶのなら/本音と、建前と、あとはご自由に/“たかが”とはなんだ“たかが”とは/曰(いわ)く
  • ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネーム
    4.1
    1巻1,320円 (税込)
    2115年4月、レトロゲームレビューサイト「ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネーム」が開設した。長いゲーム史において低評価とされた数々のゲームを通じ、管理人が至るゲーマーのいやはてとは……?

ユーザーレビュー

  • 遊戯と臨界 赤野工作ゲームSF傑作選

    Posted by ブクログ

    ゲームSF短編集
    ゲームという文化が嫌いでないのなら読んで損はしないと思う。
    巻頭の「それはそれ、これはこれ」から素晴らしい
    宇宙移動中の暇潰しに買ったゲームがあまりにクソゲーだった為、カスタマーサポートのチャットで返金を求める話
    チャット形式で話は進行し随所でサポートBOTの返答で笑わせてくれてそういう短編なのだと思わせておいて………
    前作でも思ったがこの著者、話を作るのがうまいとかでなくて妄想力半端でないと思う
    多分僕の2025ベストに入る気がすでにしてます

    0
    2025年08月13日
  • 遊戯と臨界 赤野工作ゲームSF傑作選

    Posted by ブクログ

    ゲームを絡めた11編、どれも面白い!

    1つ目のそれはそれ、これはこれを読んでこんな感じなんや!楽しい〜、11こも読めて幸せ。

    取り扱ってるゲーム用語とか変なルールやマナー、RTAにVTuberなんかも知ってるから
    自然に飲み込めた。



    おまえのこったからどうせそんなこったろうと思ったよで感動すると思わなかった(笑)
    フレームで全て説明するし、どんなこともフレームに影響するから、関係してるなにもかもを勉強してるのが凄いし面白い。
    相手の動きを予想し続けてなにも動いていないってのが笑えるし泣ける不思議。

    これを呪いと呼ぶのならでパターンを潰していくの自分もするわーと共感しきり。こんな風に

    0
    2025年05月06日
  • ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネーム

    Posted by ブクログ

    発想というか着眼点が、もう面白い。
    話の流れも、人の性というかゲーマーという生き物の生き方を非常に上手く捉えていて面白い。

    最近は歳のせいかゲームをやっても以前とは違った感覚に陥る時があるが、これを読んだおかげで巧く付き合っていけそうだ。

    0
    2025年03月30日
  • ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネーム

    Posted by ブクログ

    カクヨム黎明期に連載されていた同名作品の書籍化。
    歴史的に低評価とされてしまったゲーム作品を、厄介な、そして多大な愛を持ったゲームオタクの老人が語るという作品。

    連載当時は未来だった2021年をすでに迎え、一部の作中作品はすでにリリースされたことになっている。
    100年前として語られる2000年代のゲームは、妙に詳細に語られる。

    そんな違和感を忘れてしまうくらい、本当にあるかもしれない、作られてしまうかもしれない、そんなゲームがいくつも紹介される。
    それらゲームの背景には、我々が知らないはずの100年の歴史があり、時代ごとの倫理観があり、常識がある。それがどうようもないほどに本作をSFたら

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    2021年03月17日
  • 遊戯と臨界 赤野工作ゲームSF傑作選

    Posted by ブクログ

    ゲームを中心にした短編11編。 今まで読んだSFに比べてテーマが明確だが切り口が目新しく面白かった短編多数。特に陰謀はよかった。
    ・それはそれ、これはこれ:宇宙船からのクソゲームの返品請求とカスタマーセンターとのやりとり。宇宙時代になってもカスタマーセンターとのやりとりはイラつくものです。
    ・癪に障るとはよく言ったもので:懸命に作ったゲームが思わぬ用途に・・・
    ・これを呪いと呼ぶのなら:ゲームをするために頭の中のデータを直接書き換える時代がくる
    ・陰謀:対象が開店後に特定の地形と重なる場合、地形の左右両側に空間が存在する際に、右側に有線して移動する法則、またはそのシステムのこと  この書き出し

    0
    2025年09月16日

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