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  • 日本人のこころの言葉 鴨長明

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    「『方丈記』の中には「心」という語が約三十回出てきて、その音が、心臓の鼓動を連想させ、不思議な表現効果をもたらしているようでもあります」

    そうなんだ、と溜め息が出た一文。

    父と同じ地位に立つことを夢見て、けれど結局は才ではなく人同士のもつ柵の前に退き、方丈の庵を結ぶ、そんな鴨長明に共感する所がある。

    「そもそも、一期の月影かたぶきて、余算の山の端に近し。たちまちに三途の闇に向かわんとす。何のわざをか、かこたんとする」

    二年後に亡くなるとは思っていなかったかもしれないが、自身の考えを述べながら、一方で、死を目前にした存在で何を言うかとも残す。

    鴨長明にとっての河とは何だったのか。
    筆者

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    2021年03月03日