上野泰也のレビュー一覧
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個人的にはかなり勉強になった本です。
利息、金利、利率、利回りetc...
難解な経済用語自体の特性もありますが、なんとなく理解しているつもりの言葉に対して、意味の違い、計算方法の伝える導入部から、金利自体のプロセスが客観的なデータによって分析・解説されていてためになります。
投資関連をしていると当たり前に出てくる部分も多いので、人によっては難しい、簡単と経験によって感じ方が分かれる本でしょう。
後半からは、各国の金利に関する部分と紐付く用語、分析が網羅されていますが、暗記だけで行こうとすると何を書いているか分からない人も出てくるはずです。
しっかり、インフレになれば金利はどうなるのか?
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購入済み
日本銀行
日本銀行のHPを見ることがいかに大事かわかった。省庁や機関の公開している情報はできるだけ多く集めることを意識していきたい。生き急いでいると思われるくらい学んでいきたいと思わせてくれる本でした。
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1.金利の役割について説明できるようになる
ゼロ金利政策の発端と経済成長させるための策を考えてみる
2.金利はお金の流れをコントロールするために必要な手段です。どこにお金を集めたいのかを考えた上で上下させることが基本的な考えです。具体的な金利の役割は2つあります。
1つめは、資金を集めることです。投資して欲しい国は金利を上げたり、貸出を増やしたい銀行は金利を下げるなどして借り手を増やしたりします。2つめは、経済動向を探る手段になることです。金利の上下は実体経済に必ず反映してきます。金融政策を行うことで国の経済がどこへ向かうのか、どのようにしていきたいのかを読み解く手段となります。
金利につい -
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1.たまに為替のことがわからなくなるので、この本を読んでしっかり理解する。
2.為替についての基礎知識がこの一冊で把握出来ます。為替が動く理由は需給関係にあります。なぜ需要が多くなるのか、どんな時に需要が増減するのかということが書かれています。また、仮想通貨や執筆時点での外交問題などにも触れており、この本を読んだ後に新聞をみても理屈がわかるような本ですので、すぐに役立つ一冊と考えていいと思います。
3.基準通貨はドルなのですが、その力も弱まる傾向にある。だが、ユーロも円もドルほどの力を持たないため、結局ドルにお金が集まってくる、という仕組みが面白いと思いました。
「じゃあ日本が基準通貨にな -
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ヒットする映画と景気の関係、AKB48、そしてAIと労働力の話に始まり、アベノミクス、中国経済の話など多岐にわたって楽しめました。
景気の波を考えた時に、長期的に見たら少子化や高齢化は切り捨てることは出来ない。商品のヒットを考えた時に高齢者に適した商品を作るのは、当たり前のことかもしれないけど、それに拘っている限りは、革命的なモノは誕生しないだろうなと思いました。
ドルベースで見たときに、国際的に日本はどんどん貧困化していると言うのも、企業は儲かっているし、アベノミクスをどんなにもてはやしても、生活自体が楽にならない理由なのかなと感じました。
経済を、数字ではなく世の中の空気で見るのも勉 -
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新聞の経済欄で日々出てくる金利ついて、正直訳分からんと思いながら読んでいたので、理解を深めたく読んだ一冊。
分かりやすいと言うタイトルだが、そもそも金利が難しいので砕いて書かれているものの、なかなかハードルは高いなと思った。とりあえず用語多すぎて整理が追い付かずにとりあえず読んでいた印象。2周して少し整理が出来た気がする。
あと、しっかり金利を理解するには債券、株、為替と言った知識がある程度必要だと感じた。
例えば・・・日本の景気が上がれば、株価が上がる、日本の株を買うためにドル売り円買いが発生し円高になる、債券から株にシフトするため債券売りが発生し債券価格下落と金利上昇が起こる。
みたいなこ -
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金利の概要がなんとなくわかりました。著者は会計検査院、銀行の為替ディーラーを経て、現在はみずほ証券チーフマーケットエコノミストとなっている経済の専門家ですが、専門的な話を専門用語を省いてわかりやすく解説してくれています。
資産運用、ひいては経済についての知識を深めていっている途中ですが、大変勉強になりました。
需給が金利を変動させる
景気の良し悪しを金利変動で制御する
金利が高くなる時は好景気の傾向(逆もしかり)
というようなとこは認識していましたが、下の知識等は初めての知識でした。
日本の借金が拡大し続けている理由(財政健全化ができない理由)
→デフレから脱却できていないため
中央銀 -
Posted by ブクログ
今まで株に興味がなく、学んでこなかった。というよりも本質的にはお金にも興味がなく、仙人みたいなシンプルな生活で十分なので、これ以上稼ぎたいという強い思いもない。だが、上場企業に関わる身としてゆるりと勉強しておきたいと思った。で、ゆるりと勉強するには最適な本だった。
商法に基づいて最初に設立された株式会社は1885年に設立された「日本郵船」。創始者は岩崎弥太郎。単純なもので、こうした予備知識でまず満足する。日本では株式の仕組みは150年経っていない。その間に、1920年の戦後恐慌、1923年の関東大震災、1987年のブラックマンデー、90年代のバブル崩壊、2008年のリーマンショックと株価急落