トップエコノミストの経済サキ読み術

上野泰也

人気エコノミストが、ファッション、映画、アイドルなどの意外な話題を交え、日本経済の今の姿をとらえ、先行きを展望。様々なデータを用いて、経済・金融の動きを読み解く視点が学べる、ライブ感に溢れた解説書です。 日々のマーケットでの真剣勝負を通じて体得した、経済の流れを読み抜く技術を紹介します。

• カテゴリ: ビジネス・実用
• ジャンル: ビジネス・経済 / 経済
• 出版社: 日経BP
• 掲載誌・レーベル: 日本経済新聞出版
• ページ数: 328ページ
• 電子版発売日: 2015年11月06日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 11MB

[ブクログ · ★★★★★]

ヒットする映画と景気の関係、AKB48、そしてAIと労働力の話に始まり、アベノミクス、中国経済の話など多岐にわたって楽しめました。

景気の波を考えた時に、長期的に見たら少子化や高齢化は切り捨てることは出来ない。商品のヒットを考えた時に高齢者に適した商品を作るのは、当たり前のことかもしれないけど、それに拘っている限りは、革命的なモノは誕生しないだろうなと思いました。

ドルベースで見たときに、国際的に日本はどんどん貧困化していると言うのも、企業は儲かっているし、アベノミクスをどんなにもてはやしても、生活自体が楽にならない理由なのかなと感じました。

経済を、数字ではなく世の中の空気で見るのも勉強になりますね。