リー・ギャラガーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
美大出身の2人とエンジニアの1人が、なぜ9年間で3兆円もの企業を作り上げることができたのか。起業してから今に到るまでのストーリーが語られている。
Airbnbがここまで大きくなったのは偶然なのか必然なのか。プロ経営者でもない3人がいかにしてここまでのサービスを作り上げることができたのか。時代背景にも触れながら、創業者だけでなく周りの人々へのインタビューも交えて話が展開される。ただの起業話ではない。
経営者としての話、危機管理の話なども入っており、ビジネスをするものなら読んでおいて損はない一冊である。
この本の中にはいくつかキーワードが出てくる。「金太郎飴」というワードもその一つだ。様々 -
Posted by ブクログ
ネタバレ・「崖から飛び降りて、落ちながら飛行機を組み立てるようなものだ」
チェスキーのこの言葉はいいねぇ。こうありたい!
・創業者3人は自分たちの会社が「別荘」の「貸出」と関係するとは思ってもみなかった。
⇒周りの人に意見もらってビジネスアイディアは変わっていくもんなんだよね。
でも、この瞬間プロダクトマーケット(製品と市場の)フィットを見つけたんだ
・プロダクトマーケットフィット
本物の潜在顧客がたくさん存在する優良市場を見つけ、同時にその市場を満足させられるプロダクトを生み出したことが証明できてはじめて
スタートアップにとって存在意義の証明だ
・ミッション=「世界中を居場所にする」
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Posted by ブクログ
気になっていたAirbnbの創業から現在に至るまでの話。3人の創業者チェスキー、ゲビア、ブレチャージクがそれぞれの個性(社交性や勤勉さからビジネススキルを怒涛の勢いで獲得、豊富なアイデアと実行力、技術力)をうまく掛け合わせ、かつ時代のニーズに合っていたからこそ9年で3兆円という規模に成長できた。創業前の問題や創業後の悪評、政治との戦い、企業文化がお話のメイン。
他のスタートアップと違う課題や[世界中を居場所にする]という新たな社会をデザインしたことが面白かった。こうしたいという想いと実現にむけた社会をデザインすることが本当に社会を変えることにつながるのだと思った。
変わったアイデアではない -
Posted by ブクログ
私は断然ホテル派だが、旅を手作り感のあるものにしてくれるAirbnbも悪くない。Airbnbの存在を知ったのは会社の部下がきっかけだった。これまで利用したのは2回。スーパーホストは流石に準備万端で何の不満もなかった。普通のホストは記載の備品がなかったり、滞在時に連絡がとれなかったりと、サービス面で私の満足度が満たされなかった。もし今後Airbnbを利用するなら断然スーパーホスト一択である。そんなAirbnbがどのようにして生まれ、成長拡大したか経緯が知れて非常に面白く読めた。CEOのブライアン・チェスキーさんが美大卒で、ビジネス経験が一切なかったという点が特殊に思う。他のやり手ビジネスマンとは
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Posted by ブクログ
スタートアップの成功事例のテンションが知りたく読んだ。
チェスキーがCEOとしてのスキルを身につけていく様が面白かった。「体系だった勉強をしている時間なんてない、研修なんてまさか。笑」「スタートアップとは、崖の上からから飛び降りながら、飛行機をつくるようなものだ」みたいな表現は印象的で、結局環境が人を作る側面は大きいなと感じる。
働く相手としてみた時も、ミッションを仕事ではなく天命と表現していたり、学びをすぐに共有すること、文化を守ることを優先することなどが好印象。
未来を語る時に、マーケット感がどうとか、競合優位性はとかを議論する人より、ミッションから語る人についていきたいし、自分もそこ -
Posted by ブクログ
・とにかくエモい。Airbnbがどう立ち上がったかが解像度高くわかる。巷にあふれてるエピソードが立ち上げにどう意味を持ったか(シリアルを作ってでも生き延びたことと、そのシリアルをYconの面接に他の2人の創業者は反対したがこっそり持っていって最後にポールグレアムにみせたことが効いた、とか)
・創業者のうちの一人が、完璧主義がゆえその部下たちが悪い話を相談できなくなったときにコーチから言われたこと
→「象、死んだ魚、嘔吐」が言ってもらえるように、自分が完璧主義になってしまうこととそれを直したいとおもっていることを伝えなさいとアドバイス
象:誰もが知っているが口に出さない真実
死んだ魚: