佐藤大介のレビュー一覧

  • 13億人のトイレ 下から見た経済大国インド
     共同通信の記者として4年近くニューデリー特派員を務めた佐藤大介氏が、トイレという切り口でインドに光を当てた力作です。各地におもむき、現地で色々な活動をしている人たちを取材することにより、非常に質の高いルポになっています。
     モディ首相肝いりの「スワッチ・バーラト」運動で、トイレはある程度出来たもの...続きを読む
  • ルポ 死刑 法務省がひた隠す極刑のリアル
    世界的に死刑廃止に動いているなか、日本は数少ない死刑存置国である。
    2021年、死刑廃止国は108に上る。10年以上執行がないなど、事実上の死刑廃止国を加えると144カ国に上ると言われている。
    一方、死刑存続国は日本や中国、北朝鮮、イランなど55カ国。
    先進38カ国が加盟する経済協力開発機構(OEC...続きを読む
  • 医良戦略2040~2040年の医療を生き抜く13の戦略
    2月絶対読みたい!

    胸熱な予感、、
    やはり、これからの医療は未来の自分の幸せな最期のためにも、地域で支え合う。一人では生きれないから、余っている優しさを差し出し合って、医師だけに頼らず、市民医師のように、みんなで助け合う土台づくりが最優先課題に思う。
    他人ごとの意識で、病に倒れたら病院にいくもの、...続きを読む
  • 医良戦略2040~2040年の医療を生き抜く13の戦略
    最高に面白かった。医学書ではないけれど、医療に関してガッツリ書かれている本。
    若手医師が読むと確実に刺さる内容がいっぱい散りばめられていると感じた(というか、自分には刺さる内容が沢山あった)

    自分のやりたいことは、最近「病気治し」よりも「病気になりかけの人を良くすること」だと感じている。1番自分の...続きを読む
  • ルポ 死刑 法務省がひた隠す極刑のリアル
    以前他の本を読んである程度知っていることも多いと思っていたが、この本では加害者側の葛藤だけでなく、被害者遺族や加害者家族、刑務官など、死刑にかかわる人たちの葛藤が多面的に描かれていて、視野が広がった。

    加害者自身が取り返しのつかないことをしてしまったと自覚して、反省する心情は耐えきれない苦悩なのだ...続きを読む
  • 13億人のトイレ 下から見た経済大国インド
    サブタイトルは「下から見た経済大国インド」~携帯電話の契約件数は11億以上。トイレの無い生活を送っている人は約6億人。インド首相のナレンドラ・モディが提唱した「スワッチ・バーラト」が成功を収めたのは2019年。クリーンインドを目指すトイレ普及運動だが、どうやら各段階での忖度の積み重ねだったらしく、補...続きを読む
  • 13億人のトイレ 下から見た経済大国インド
    インドは、どこか謎めいた遠くの国というイメージで、身近に感じることはあまりありません。本書は日本人が共感を持てる「トイレ」というテーマから、インドの政治、習慣、カーストに由来する社会問題を、取材という手法でまとめたものです。

    データから判断するとインドは成長を続ける経済大国であることは明らかで、こ...続きを読む
  • 会社を辞めずに年収1000万円稼ぐ! 中国輸入ビジネス
    ■まとめ
    中国輸入ビジネスの基礎が分かる本。
    分かりやすく書いてあって数時間で読み終えられる。
    しかしその分内容はかなり浅い。初学者が一番初めに読むなら良いが、ある程度知識がある人からしたらほぼ知っている内容だった。
    それでも体型立てて書いてあるので参考になった。
    やる気の出る本でもあるので、重要箇...続きを読む
  • 13億人のトイレ 下から見た経済大国インド
    トイレから覗く現代インド事情

    本書は、現地の日本人記者がトイレ事情から現代のインドを語るというもの。

    モーディ首相の看板政策、スワッチ・バーラト政策。野外での排泄が今でも普通なインドにおいて、1億2000万基のトイレを設置して、野外排泄をゼロにするというもの。

    野外排泄の問題点は、住環境が不衛...続きを読む
  • 13億人のトイレ 下から見た経済大国インド
    トイレを切り口にインド社会をあぶり出す、秀逸です。

    データを元に議論する、インドの各地に足を運んで色々な人にインタビューする、読みやすい文体の中にも一流のジャーナリストの「足腰の強さ」を見ました。
  • 13億人のトイレ 下から見た経済大国インド
    『日本では、ほとんど誰もが清潔なトイレにアクセスすることができ、トイレのある暮らしが日常に組み込まれている。しかし、インドではそうではない。「トイレ」というキーワードで、貧富の差やカースト、都市と農村の格差といった、インドのさまざまな姿が見えてくるのではないか。そう思って、取材のためにインド各地を歩...続きを読む
  • 増補版 寄生蟲図鑑 ふしぎな世界の住人たち
    子供の頃憧れていた「目黒寄生虫館」
    初めて行った時の感動は今も忘れられない!!

    その目黒寄生虫館の館長さんが監修をしている
    ビジュアルブック
    写真じゃなくてリアルなイラストというのもなんかイイ。
    で、文章がすごくおもしろくてめちゃくちゃステキ
    ちょっとしたダジャレやらくすっと笑えるおちゃめさ、でも...続きを読む
  • オーディション社会 韓国
    韓国では、国民全員がオーディションを受けているかのような状況を示した題になっている。IMF経済危機から立ち直ったパワーは素晴らしいが、その歪みが凄まじい格差社会、競争社会を生み出している。
  • 13億人のトイレ 下から見た経済大国インド
    インドは人口世界一、GDPも日本と然程変わらない経済大国だが、まだまだ生活環境劣悪な場所もあることを実感した一冊。「トイレ」は全人類がなくてはならない設備なのに、存在しない場所、劣悪環境下で労働に当たっている人も大勢いらっしゃる。我が国は「清潔なトイレ」「安全労働環境」が当たり前にあると感じるが、そ...続きを読む
  • 増補版 寄生蟲図鑑 ふしぎな世界の住人たち
    古今東西の寄生生物が載っています
    平和に共存 ウィンウィンな関係なものから
    宿主を乗っ取り形状や生態まで
    狂わせてしまう まさにエイリアンな生物まで
    度も宿主を変えたり
    なんでこういう生態を思いついた?んでしょうね
    ここまでして 宿主を利用するのが
    果たして効率的なのか 疑問も感じますけど
    私たちっ...続きを読む
  • 会社を辞めずに年収1000万円稼ぐ! 中国輸入ビジネス
    利益を大きく伸ばしていくまでのステップと各ステップでの作業概要が説明されていて、全体観がわかる本
    初心者向け
  • ルポ 死刑 法務省がひた隠す極刑のリアル

    死刑を知る良書

    興味あるけど分からない。表面だけ掬って、心のざわめきを楽しむだけ。
    そんな人にこそ読んでほしい。
    死刑の裏側や現状が分かります。
    ただの廃止論ではありません
  • ルポ 死刑 法務省がひた隠す極刑のリアル
    死刑制度にやや否定的な論調であるが、死刑制度について、
    ・当事者の心情
    ・制度運営の実情
    ・制度の是非に関する議論の現状
    がまとめられており、死刑制度の基礎的な知識を習得することができる。読者は著者の主張を理解しつつ、自らの意見を持つよう努めながら読むことが肝要である。
  • 医良戦略2040~2040年の医療を生き抜く13の戦略
    病院で働く医者というよりは、公衆衛生や民間企業に腰を据える医療関係者の人たちの対談コラム
    私自身病院に来る手前の人たちに医療従事者側が介入するシステムを構築することに興味があるので色々と参考になる内容が多かった。横文字が多くてちょっと読みづらかったけど。
    医者としての将来に不安はつきないが、同時に変...続きを読む
  • ルポ 死刑 法務省がひた隠す極刑のリアル
    死刑制度について、実際のところどんな手順で執行されるのか、死刑囚や被害者はどう思っているのか、刑務官の苦悩など、インタビューを重ねて書き上げられている。死刑のことをよく知らずにその是非を議論することの無意味さを痛感する一冊だった。こういう繊細な内容はもっと想像力を働かせて考えなければならないと改めて...続きを読む