山根承子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「努力を行動経済学で」ということで、色んな実験結果が挙げられていて面白かったです。
フィードフォワードで行動意図を明確にし、フードバックで自分の成果を確かめることが、習慣化に有効だと改めて感じました。あとはフィードバックを次に反映させること。その重要性もしっかり実験結果に出てました!
自分で決めることや、行動の背景の重要性についても触れられていて、共感しながら読みました。
そして個人的に気をつけようと思ったのが、サンクコストです。潔く手放すことも大切ですね。
どうしたら努力できるようになるかな?の答えとしては、もうちょっと欲しかったと感じましたが、なかなかない視点で、色々ちゃんと実験結果として出てるのが面白かったです(*^^*) -
Posted by ブクログ
努力は仕組みができるを読んで印象的だったのは、「努力」を精神論ではなく、行動経済学や習慣形成の観点から“仕組み化できるもの”として捉えていた点だった。一般的に努力は、根性や意志の強さに依存するものとして語られがちだが、本書では人間の行動特性や心理的バイアスを前提に、「どうすれば自然に続けられるか」を設計する発想が中心に置かれていた。その視点は、自分の中にあった「努力=才能のある人ができるもの」という感覚を揺さぶるものだった。
また、「努力とは何か」という定義そのものについて考えさせられた点も興味深かった。ただ長時間頑張ることではなく、行動を継続できる環境や選択を作ることも努力の一部なのだと気づかされた。これは逆に、「気合いで乗り切ること」を努力とみなしていた自分の認識の狭さも浮き彫りにしていたと思う。
本書は図解やイラストも多く、抽象的な理論だけで終わらず、具体例を通して理解しやすい構成になっていた。そのため、自分自身の生活や行動パターンに当てはめながら読むことができ、「自分も努力を継続できる側の人間になれるかもしれない」と感じられた。特に重要なのは、“努力できる人”と“できない人”の差を性格ではなく環境設計として説明していた点で、読後には自分の行動を見直したくなる本だった。 -
Posted by ブクログ
経済学に精通した著者が努力を継続する方法を経済学の観点から書いた一冊。
本書では努力が続く仕組みについて行動経済学の視点から様々な実験の結果から書かれていて勉強になりました。
今支払うコストのことを努力と考え、結果をわかるようにしておくことや目標を事前に決めること、自動的に決めたことを継続するための方法など努力を継続するテクニックを本書で学ぶことができました。
また、ナッジを上手く使って自然な努力できる仕組みを作ることやコミットメントで挫折しないようにすることなど工夫次第で努力を継続できることも本書を読んで感じました。
楽観的に捉えることの効用、環境が継続することに与える影響、サンクコストの付き合い方など物事を続けていく上で障壁となることなどへの向き合い方も知ることができました。
2ヶ月続ければ努力が自然化する可能性が高いことや辛い作業や難しい作業をする時ほどコミットメントが大事なことや幸運と努力をうまくバランスをとって考えることが大事なことなどは本書の中でも印象に残りました。
努力という誰にとっても関わることに多くの実験結果などから解説されている本書は努力の本質に迫った一冊だといっても過言ではないと感じました。
そして本書での知識は自分を高めるために実践できるものが多いとも感じた一冊でした。 -
Posted by ブクログ
ものが続かない。娯楽しか続かない。あとは歯磨きとかしか続かない。
私は確実に本書に書かれている努力が続きにくい側の人間だ(努力を楽しめない、達成動機が弱い、楽観主義、周囲の影響を受けやすい)。
以下メモ。
・生涯効用。死ぬまでに得る効用≒幸福度を最大化するように今選択を行っている。
・時間割引率。1000円の話。時間割引率の高い人は目先の利益を優先。個人差が出る。
→私はこれにギャップがあるから努力できてないんだよなあ〜と感じる。
・意志の力に頼らず仕組み化すること、実行意図(具体的にどこでいつどのように行うか/5日のうち3日はジムに行く)
・意志の力ではなく習慣として努力をできるように、自動化、無心
・達成動機、自力で目標を達成したいという気持ちの強さ
・能力を向上させたい"内発的動機づけ"
・ご褒美である"外発的動機づけ"
→筋トレやダイエットなんかは目に見えて結果がわかるし健康になるから楽しい。内発的動機づけができている。自分のために頑張れる。
仕事は自分のために頑張れなくなってしまった。自らの市場価値に上限を感じている。今の環境だと他人のために頑張るとか外発的動機づけも難しい…給料のためしか…
・コンピテンスを高めること
→有能感!若い頃はあったがもう折り合いをつけていく段階で向上心がない。
自分が仕事に比重を置けない理由がわかった気がする。生活のことは凄く頑張れるのに(頑張っている意識もない)。
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Posted by ブクログ
ネタバレ生涯効用を考えることが大事。何が大事か、何が我慢できるかは人によって違う。ただ、やった方がいいと思っているのに行動に移せないことは、自分にとって最良の選択をできていないことになる。
⚫︎仕組み
①目標設定とフィードバックが大事
②フィードバックで得られた情報を次の目標設定に活かせるかどうか
→自分の努力を可視化
③フィードフォワード=未来の行動を決めるの効果は、フィードバックと変わらない。ただし、満足度はフィードフォワードの方が高い。
④フィードフォワードをより詳細にした実行意図=具体的にいつどこでどのように行うかを決めることはより効果的。ただし、新しい行動の定着には効果的だが、既存の行動をやめることには適していない。
⑤何も考えなくても行動できる=自動化の程度によって習慣となったかを判断できる。行動にもよるが、平均2ヶ月程度で習慣化される。
⑥教育も大事。なぜ必要か、どのような効果か、いつ行うかなどを考えること。
⚫︎動機
①達成動機=自分で目標を達成したいという気持ちの強さ
・内発的動機づけ(自身の達成感や楽しさ)…継続する
・外発的動機づけ(ご褒美)…継続しない
→ある意味で自己中心的に生きることが大事
・親和動機…人の役に立ちたい
・権力動機…他人に影響を与えたい
→自分がなんのために頑張れるのか
達成動機の高い人は強制的な目標がよく、達成動機の低い人は自分で目標を決めた方がいい
②コンピテンス=有能感=やれば報われることを知っている
チェックシート…目標を決める→毎日の簡単な行動を決める→いつどこで行うかを計画
③ナッジ=サボりたいを逆手に取る
今コストをかけて決めたら、将来の努力から解放される。デフォルトに従ってしまう
E…簡単にすること
A…興味を引くこと
S…社会的にすること
T…タイムリーにすること
→みんなやっていることをアピールする
→一緒に頑張る、特に身近な人とがより効果的
※周りの悪影響を受ける場合もある
⚫︎その他
・誘惑に負けてしまいがちな人はコミットメント=宣言が大事。自分の行動を制限したり縛ったりする
・幸運を信じすぎることもまた努力から遠ざかる
・自分は不運だと思っている人はそれに耐えうる準備を行なっている
⚫︎楽観的
楽観的であるほど大きな病気での死亡率が低く、日常的な不健康も少ない。
→ただし程度が大事。いきすぎると将来をきちんと考えることができてない。
きっと大丈夫だろう、なんとかなるだろうは危険。
⚫︎他人の影響
・疲れている時と他人と一緒にいる時が努力をやめてしまいがい
・人からの評価については短期間に高い頻度で行うことが必要だが、人によって異なるもの。
・頑張っている感じが大事。システムの汗のアニメーションがあるだけで好感度があがったように、些細ならことで努力の判定が変化して評価が左右されることもある。