新保信長のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
自分の字の汚さに、今更ながら著者は考えた。なぜこんなに字が下手なのか。今からでも字は上手くなるのか。
「下手な字」をめぐるルポ。
「自分の字」って誰でも多少なりコンプレックスを抱えているものだと思うんですが、そんな字の下手さに真っ向から向き合った本。
何故こんなに字が汚いのかを考え、練習すれば上手くなるのか確認するためペン字練習帳で練習をし、筆跡診断をしてもらい、ペン字教室に通って他の受講者からもアンケートを取り……。とおよそ字の練習で考えられることを一通りやってみている印象。実際、(著者さんは満足できないようですが)本の最初と比べると最後の方にはかなり上手くなっている気がします。
昔の丸文字やヘタウマ文字、ゲバ字など当時の流行りの文字の解説や、有名人の手書き文字も色々見られて面白い。昔の文豪の手書き原稿や、芸能人の凝ったサインなど好きなので、図を見ているだけでも楽しかったです。
肝心の字の上達について、色々な上達のためのポイントが書いてありますが、道具の選択から線の引き方、全体の構造、自分の理想とする字をしっかりイメージする、などコツをつかまないと、なかなか字は上手くならない……らしいです。
読みやすくて自分らしい字がのびのび書けたら一番いいよね。私は自分の字、うまいとは思わないですけど嫌いじゃないです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ騒がしい居酒屋で「すいませーん」と注文したくて声をあげているのに、なかなか気づいてもらえない経験、自分自身を含め、そうそう、と頷く人は多いと思う。本のテーマ選び、読者を掴むスタートに感心しきり。著者の前作は、あの「字が汚い!」。これは読んでないが、ひらがな自主練習を始める、自分自身のキッカケになっている。
居酒屋で注文の声を通しやすくするコツは、「大きく息を吸って呼びたい人に狙いを定める。そして、高めの声を意識して腹から「お願いしまーす!」。」とのこと。高い周波数が通りやすい、そして人によって声の周波数帯がかなり違うこと、上級者は場面によって周波数帯を使い分けられる、ということも初めて知った。もちろん、腹式呼吸は基本になるが、身体を使って、特に鼻や喉、額などを意識して、声を共鳴させれば、通る声になるとも。
ボイストレーニングの経験談、いくつもの本を読んで試してみた箇所も参考になる。本の部分では、ツッコミが面白くて、そうそうって感じて、ここも感心。
本気でやるなら、著者の言うとおり、一度はプロに習うのがいいみたい。ピンキリみたい、そしてテイストが合う合わない、もありそうなので、見極めも大事か。