新保信長のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
自分の字の汚さに、今更ながら著者は考えた。なぜこんなに字が下手なのか。今からでも字は上手くなるのか。
「下手な字」をめぐるルポ。
「自分の字」って誰でも多少なりコンプレックスを抱えているものだと思うんですが、そんな字の下手さに真っ向から向き合った本。
何故こんなに字が汚いのかを考え、練習すれば上手くなるのか確認するためペン字練習帳で練習をし、筆跡診断をしてもらい、ペン字教室に通って他の受講者からもアンケートを取り……。とおよそ字の練習で考えられることを一通りやってみている印象。実際、(著者さんは満足できないようですが)本の最初と比べると最後の方にはかなり上手くなっている気がします。
昔の -
Posted by ブクログ
ネタバレ騒がしい居酒屋で「すいませーん」と注文したくて声をあげているのに、なかなか気づいてもらえない経験、自分自身を含め、そうそう、と頷く人は多いと思う。本のテーマ選び、読者を掴むスタートに感心しきり。著者の前作は、あの「字が汚い!」。これは読んでないが、ひらがな自主練習を始める、自分自身のキッカケになっている。
居酒屋で注文の声を通しやすくするコツは、「大きく息を吸って呼びたい人に狙いを定める。そして、高めの声を意識して腹から「お願いしまーす!」。」とのこと。高い周波数が通りやすい、そして人によって声の周波数帯がかなり違うこと、上級者は場面によって周波数帯を使い分けられる、ということも初めて知った