あらすじ
50歳を過ぎても字はうまくなるのか?
世界初の「ヘタ字」研究にして、情熱と執念の右往左往ルポ!
自分の字の汚さに、今さらながら愕然とした著者は考えた。
なぜこんなに字がヘタなのか、50歳を過ぎても字はうまくなるのか、字は人を表すのか。
ヘタ字界の大物に取材し、ペン字教室に通い、古今東西のヘタ字について大考察。
はたして著者の文字はうまくなったのか……?
世界初「ヘタ字」を巡る右往左往ルポ!
※この電子書籍は2017年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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Posted by ブクログ
書き文字練習帳に疲れたら息抜きに一読すると良いかもしれない。
情報は古いが練習帳に挑戦してみた、リアルな教室に行ってみた、作家の原稿を見る等いわゆる悪筆に関するネタな一冊。
ただし内容はそんなに深くない。
難読誤読は周囲に申し訳ないが最終的には個性だと自他ともに納得できれば良いのでは。
なお、弘法ではないから奇麗に見えるペンを選ぶことは大事。
ぺんてる:Energel、
ゼブラ:サクラクリップ、
三菱鉛筆:ユニボヘールシグノGP
Posted by ブクログ
自分の字の汚さに、今更ながら著者は考えた。なぜこんなに字が下手なのか。今からでも字は上手くなるのか。
「下手な字」をめぐるルポ。
「自分の字」って誰でも多少なりコンプレックスを抱えているものだと思うんですが、そんな字の下手さに真っ向から向き合った本。
何故こんなに字が汚いのかを考え、練習すれば上手くなるのか確認するためペン字練習帳で練習をし、筆跡診断をしてもらい、ペン字教室に通って他の受講者からもアンケートを取り……。とおよそ字の練習で考えられることを一通りやってみている印象。実際、(著者さんは満足できないようですが)本の最初と比べると最後の方にはかなり上手くなっている気がします。
昔の丸文字やヘタウマ文字、ゲバ字など当時の流行りの文字の解説や、有名人の手書き文字も色々見られて面白い。昔の文豪の手書き原稿や、芸能人の凝ったサインなど好きなので、図を見ているだけでも楽しかったです。
肝心の字の上達について、色々な上達のためのポイントが書いてありますが、道具の選択から線の引き方、全体の構造、自分の理想とする字をしっかりイメージする、などコツをつかまないと、なかなか字は上手くならない……らしいです。
読みやすくて自分らしい字がのびのび書けたら一番いいよね。私は自分の字、うまいとは思わないですけど嫌いじゃないです。
Posted by ブクログ
字もデザインで、どんな字を書きたいか、その理想を明確にしないと上手くならないらしい。
丸文字しかりゲバ文字しかり、そういうことなのか。
きれいな字を書きたいなぁ。