宮本忠雄のレビュー一覧

  • 二人であることの病い パラノイアと言語
    ジャック・ラカンがとうとう文庫になった!と妙に感慨深く、早速購入して読んでみた。
    ラカンごく初期の、症例報告などが5編収められている。訳者は宮本忠雄・関忠盛両氏。宮本氏は訳者たち自身がラカンをぜんぜん理解していないという悪訳『エクリ』(弘文堂)の翻訳者の一人で、「戦犯」(笑)である。精神医学の専門家...続きを読む