ダニエル・チャモヴィッツのレビュー一覧
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植物が好きだから、植物側のことを知りたくて
読んだ本。科学的根拠に基づいてて、
たぶん植物さんはこう思ってんだよーじゃない本で
読んでよかった本。
植物は見ている。植物は香りを嗅いでる。
植物は接触を感じている。植物は空間を感じている。
植物は記憶を憶えている。植物はいろいろ知っている。でも植物は聴...続きを読むPosted by ブクログ -
植物にも、視覚、嗅覚、触覚が備わっている。植物は案外、ヒトに近い存在なのかも知れない。
ヒトには1種の光の明暗を感じる細胞と、3種の光の色を感じる細胞があるのに対し、植物には11種類の視細胞を有している種がいる。青い光で体内時計を調節し、赤い光で活動を休止するなど、生息地を移動できないからこそ、...続きを読むPosted by ブクログ -
園芸の本ではないのだが、植物を育てることにもとても役に立つ。
特に、植物は接触を感じているとか、平衡感覚を持っているとか。
擬人化したくなるが、決してそうはならずに、科学的に記述が続くのもGOOD。
とても面白かった。Posted by ブクログ -
広義的な意味で言えば、植物は、見る、嗅ぐ、接触を感じる、重力を感じる、憶えている。しかし、巷間言われる「聞く」ことはない。というのが、今の科学的知見。
専門的な用語も交えているので、安易な啓蒙本とは一線を画するが、その分、一つ一つのトピック、エビデンスの取り上げ方が興味深かった。構成も見事である。...続きを読むPosted by ブクログ -
人のように見て聞いて嗅いで感じるわけではない。それでも同種の認識とか知覚はあるんだね。面白い。植物の知覚を感覚的に体験できる時が来るだろうか‥‥Posted by ブクログ
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科学者たちの研究を基に、植物の視覚、触覚、位置感覚が証明されています。
植物を擬人化して語った内容ではありません。むしろ終盤でそれを批判しています。
遺伝子にも触れた内容ですが、文系でも分かりやすかったです。
観葉植物を育てる上でも参考になる点がいくつかありました
・葉の光受容体は光の合図を受ける...続きを読むPosted by ブクログ -
植物は世界をどう認識しているか。
動物の視覚、聴覚、嗅覚、触覚、記憶などに相当するものはあるのか、あるとすればどういうメカニズムなのか。
非常に興味深い内容で、擬人化を戒めつつ、植物にもいろいろな感覚があることを先人たちの研究成果を踏まえて解説している。
優劣ではなく、別の形で世界認識をし、別の生...続きを読むPosted by ブクログ -
いつごろからか植物にわりと話しかけることがある(まわりに人がいないとき。。)私の期待とは内容ちょと違って、我々の五感と対比して生物学的に論理的にどのように反応しているかを説明してくれた。Posted by ブクログ