ダニエル・チャモヴィッツのレビュー一覧

  • 植物はそこまで知っている 感覚に満ちた世界に生きる植物たち

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    植物が好きだから、植物側のことを知りたくて
    読んだ本。科学的根拠に基づいてて、
    たぶん植物さんはこう思ってんだよーじゃない本で
    読んでよかった本。
    植物は見ている。植物は香りを嗅いでる。
    植物は接触を感じている。植物は空間を感じている。
    植物は記憶を憶えている。植物はいろいろ知っている。でも植物は聴いてない。
    植物がもっと愛おしくなった。
    感覚が満ちるってどんな事なのか人間だとどうゆう時に感覚が満ちるって感じるのかとか、波紋のようにいろんな事考えながら読みました。

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    2023年09月03日
  • 植物はそこまで知っている 感覚に満ちた世界に生きる植物たち

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    ネタバレ

    植物にも、視覚、嗅覚、触覚が備わっている。植物は案外、ヒトに近い存在なのかも知れない。

     ヒトには1種の光の明暗を感じる細胞と、3種の光の色を感じる細胞があるのに対し、植物には11種類の視細胞を有している種がいる。青い光で体内時計を調節し、赤い光で活動を休止するなど、生息地を移動できないからこそ、より繊細に光を感じている。
     植物は揮発生ガス(エチレン)に対応する受容体を有している。この他の受容体もあると考えられるが、まだ見つかっていない。エチレン受容体によって、ツル植物は寄生したい植物に優劣をつけ、小麦ではなくトマトの方へツルを伸ばす。
     植物は刺激を感じると成長を止めることがある。これは

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    2023年03月17日
  • 植物はそこまで知っている 感覚に満ちた世界に生きる植物たち

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    園芸の本ではないのだが、植物を育てることにもとても役に立つ。
    特に、植物は接触を感じているとか、平衡感覚を持っているとか。
    擬人化したくなるが、決してそうはならずに、科学的に記述が続くのもGOOD。
    とても面白かった。

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    2021年08月14日
  • 植物はそこまで知っている 感覚に満ちた世界に生きる植物たち

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    広義的な意味で言えば、植物は、見る、嗅ぐ、接触を感じる、重力を感じる、憶えている。しかし、巷間言われる「聞く」ことはない。というのが、今の科学的知見。

    専門的な用語も交えているので、安易な啓蒙本とは一線を画するが、その分、一つ一つのトピック、エビデンスの取り上げ方が興味深かった。構成も見事である。

    ・植物は動物よりも、遺伝子が複雑。
    ・植物は色の違いを区別している。青い光りで屈曲する方向を知り、赤い光りで夜の長さを測っている。
    ・開花時期を調節するにはたった一枚の葉に照射するだけでその植物全体に影響が及ぶことが分かる。
    ・鼻の中にある受容体は、脳の辺緑系に直結している。この辺緑系は進化的に

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    2017年06月15日
  • 植物はそこまで知っている 感覚に満ちた世界に生きる植物たち

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    人のように見て聞いて嗅いで感じるわけではない。それでも同種の認識とか知覚はあるんだね。面白い。植物の知覚を感覚的に体験できる時が来るだろうか‥‥

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    2017年06月16日
  • 植物はそこまで知っている 感覚に満ちた世界に生きる植物たち

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    学術論文に基づき植物の能力が詳細に書いてあります。これでもか、これでもか、と論文を用いて説明されるので、結論に辿り着くまで,時間がかかりますが、納得の行く一冊…。植物を育てることにこの知識が,どれだけ役にたつのかはわからないけれど,地球上に共に過ごす生物の一端を普段とは違う視点で考えてみることが出来る面白い本でした。(んでも、研究者の名前が多くて、混乱しっぱなし…)

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    2025年01月17日
  • 植物はそこまで知っている 感覚に満ちた世界に生きる植物たち

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    科学者たちの研究を基に、植物の視覚、触覚、位置感覚が証明されています。
    植物を擬人化して語った内容ではありません。むしろ終盤でそれを批判しています。
    遺伝子にも触れた内容ですが、文系でも分かりやすかったです。

    観葉植物を育てる上でも参考になる点がいくつかありました
    ・葉の光受容体は光の合図を受けると、全身に伝わる信号を送り出す
    ・人間が毎日数秒触るだけで、葉の生長が遅れていた
    ・植物は細胞壁への圧力を調節するために、細胞の内外にポンプで水を出し入れする
    ・植物はクラシック音楽を聞いていない(ドロシー・レタラックの研究結果に科学的根拠はない)

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    2022年03月20日
  • 植物はそこまで知っている 感覚に満ちた世界に生きる植物たち

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    植物は世界をどう認識しているか。
    動物の視覚、聴覚、嗅覚、触覚、記憶などに相当するものはあるのか、あるとすればどういうメカニズムなのか。
    非常に興味深い内容で、擬人化を戒めつつ、植物にもいろいろな感覚があることを先人たちの研究成果を踏まえて解説している。

    優劣ではなく、別の形で世界認識をし、別の生き残り戦略をとった生物として、植物の能力に感心する。

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    2022年02月13日
  • 植物はそこまで知っている 感覚に満ちた世界に生きる植物たち

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    いつごろからか植物にわりと話しかけることがある(まわりに人がいないとき。。)私の期待とは内容ちょと違って、我々の五感と対比して生物学的に論理的にどのように反応しているかを説明してくれた。

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    2019年06月23日