増田海治郎のレビュー一覧

  • 渋カジが、わたしを作った。 団塊ジュニア&渋谷発 ストリート・ファッションの歴史と変遷

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    ネタバレ

     漠然と認識していた「渋カジ」の誕生の経緯やスタイルの変遷を追った本書。それによると、渋カジという言葉が生まれたのは1988年ごろで、チェックメイトやホットドッグプレスなど雑誌を通じて全国に広がった。それ以前の1985年からのアメカジが洗練されていったスタイルだという。85年はDCブランドブームの頂点。そこにストリートの流行としてアメカジが登場する。DCブランドに広告をもらっていた雑誌も、その流行を追随する。ちょうど団塊ジュニア世代がおしゃれに目覚めた時期もあって、巨大なムーブメントになったという。終焉は92年とされている。

     チームオーダーのスタジャン、ジョッパーズパンツから始まり、リーバ

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    2022年08月27日
  • 渋カジが、わたしを作った。 団塊ジュニア&渋谷発 ストリート・ファッションの歴史と変遷

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    80年代後半から90年代前半の渋カジについての変遷と、関係者へのインタビュー集。

    私にとって中高大がこの時期で、まさに懐かしの時代。

    ただ、ファッションにそれほど頓着がなかったし、ファッション誌を読んでないので、この本を読んで、なるほどそういう流れだったのか、と改めて、歴史から自分の周りの雰囲気を再認識させてくれる本。

    アメカジ→渋カジ→キレカジ→ハードアメカジと変化していく過程が具体的でなかなか面白い。

    DCブランドブームがそれまでのIVYやハマトラなどの海外からの輸入もののはやりだったものを、断ち切り、日本のデザイナーの勢いから、ハイデザインをアート的にはやらすという画期的なもので

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    2018年02月10日
  • 渋カジが、わたしを作った。 団塊ジュニア&渋谷発 ストリート・ファッションの歴史と変遷

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    光陰矢の如し。あの時、ボクはなに着てた?上京して初めて買った服が原宿のビームスだったりとか、憧れていた女の子に薦められてバックドロップでスタジャン買ったりとか、また付合った娘が洋服大好きで本書の第5章「渋カジ・ショップ・マップ」に出てくるお店巡りがデートコースだったりだとか、忘れていた記憶がどんどん蘇りました。自分は全然オシャレさんじゃなかったけど、渋カジの女の子はマジ可愛いかった。パルコ、西武などの渋谷への資本投資があって、DCからのアメカジ、渋カジが団塊ジュニアの購買力を顕在化させ、渋谷系という音楽が時代の空気を作るぐらいまでが渋谷=新しい東京という感じでしたが、コギャルが跋扈し始めた世紀

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    2019年07月21日
  • 渋カジが、わたしを作った。 団塊ジュニア&渋谷発 ストリート・ファッションの歴史と変遷

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    渋カジって団塊ジュニアが作ったのね。
    チーム・チーマーの歴史がたどれる。最初は明大中野だったのか。そのころ輝いていた人たち(田中律っちゃんとか)のインタビュー集が面白かった。

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    2019年08月25日