M J カーターのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
舞台は1800年代のインド。さっぱり知識がありません。
東インド会社 アヘン戦争 インドからアヘンを輸出
当時のアヘンは違法薬物ではなく高級嗜好品の位置づけだった。
くらいをざっと予習して読み始めました。
主人公はなにも知らされず、状況がよくわからないまま混沌のインドをさまようことになります。
相棒のはずのブレイクは状況を主人公に語らないし、現在どのような状況なのか、道中がどうなっていくのかさっぱりわからない描写になっています。
一人称視点なので読者はその混沌を主人公と共有しながらなんとか物語についていくことになります。
やがて真相が明らかになる終盤はベージを繰る手がとまらず一気読みします -
Posted by ブクログ
ネタバレブレイクが探偵ということと帯に歴史ミステリとあったのでもっと謎を追うバディものかと思ったら、歴史冒険小説って感じだった。
謎もあったしアッという展開もあったのでミステリ要素ももちろんあったけど、ハラハラする展開や当時のインド、東インド会社、サグなど歴史的要素のほうが多かった。
東インド会社は授業でなんとなく習ったなあという記憶しかなかったのでいろいろと勉強にもなって面白かった。
翻訳はされてないけど続編がすでに2つあるらしく、ヴィクトリア朝ロンドンに舞台がうつるようなのでもっとホームズ的探偵要素も増えるのかな?などと勝手に期待してます。