ルックスは、ジャニーズ以上のアイドル系なのに、中身は弱冠19才と思えないほど老成している。
普通の人が経験しないほど、振幅の大きい濃密な人生を歩んできたということもあるだろうけれど、経験から学習する能力の高さも並外れている。
本編は羽生選手へのインタビューをまとめたもの。とりわけ次に引用する箇所の
...続きを読むコメントに感心した。
「やっぱり一番かっこいいのは、全員がパーフェクトで、その中で勝つということ。そんな『本当の1位』の味を知りたいんです」
相手がミスして点が伸びなかったことによって自分が1位になるのは、本当の1位ではない…。ソチの次のオリンピックまで見据えて、
「1度の勝ちで満足しない。その勝ちはまぐれかもしれない。勝ち続けることが大事」だという。
かなり大きな目標設定だけれど、羽生選手ならやれるのではないかと思える。
「試合本番。特に意識して平常心を保とうとはしません。人間ならば、だれでもプレッシャーを感じるし、緊張する。逆に緊張しない試合なんて面白いと思わないし、緊張して身体がガチガチになりながらも、いかに自分の力を出し切れるかが面白いんです」
スケートに限らず、難しい局面にぶつかった時、自分はこんな風に考えられるだろうか。緊張していながらも、どこかにそれを客観視できる冷静さや余裕を残している。このメンタルの強さはすごいと思う。見習いたいけど、マネできないだろうなぁ。