シーズンの流れも試合の順番も内容もジャンプの区別もつかない超絶ミーハーな私です。
美しいものが好きだからこそ羽生選手の外見、衣装、振付、パフォーマンス、インタビューの受け答え、考え方に感銘を受けて支持しています。
だけれど 私は何もわかっていなかったのだなと本著を読み気付きました。
パフォーマンス
...続きを読むの良し悪し ジャンプの成功、失敗の分かれ目。
プレッシャー、技術が原因だと思っていましたが理解していたのは本当にうわずみのものだけでもっと選手は思考し苦しみ、努力し、辛いことを乗り越えてパフォーマンスしていたのだと知りました。
シーズンの中で同じプログラムをやったとしても その成果に大きく差が出ることが不思議でしたが 私がフィギュアスケートひいてはスポーツというものに対する理解が全くないということがわかりました。
私のようなミーハーなファンは、
スポット的に注目をしますが、
選手の活動はシーズンで区切られはしてもスポーツ人生は地続きであり過去現在未来は繋がり計画や目標もあるもの。
それを 本人の口から聞くか 経験や勉強を経て憶測するか 慎重に丁寧に見ないとスポーツの真髄は理解できないのですね。
観戦の外野がとやかく言うものではない。
私は恥ずかしいなと思いました。
より、勉強をして 彼らが真摯に向き合い闘い続けているものを今よりも理解したいと思いました。
カラー写真がたくさんあり、時系列に出来事やインタビューがあり読み応えのある構成となっております。
不幸な事件、中国杯の衝突事件の際のフリーの衣装はその時だけ。この衣装は好きでしたのでこうしてまとめられて見ることができて良かったです。
羽生くんこれからも頑張れ。
それにしても彼を理解するのは難しいと感じました。
スケートに注いで、集中して生きてきた彼だからこそ 全てを明言化しない。
彼の頭の中では明らかになっていることも スケートの経験がないと言葉で説明してもらっても理解できない気がする。
スポーツ選手が 配偶者に 同じスポーツの経験者を選ぶ理由が腑に落ちました。
理解できる、してもらえるのはいいですよね。