青島武のレビュー一覧
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2017.12.2-
2017年、年末。
とてもいい本に出会えた。
悟のことを思うと無念だし、何より娘の梓のその後に胸を痛めること仕方ないが、人間模様が心を強くしてくれた。必ず光を灯してくれる人はいるはずだと、思える。Posted by ブクログ -
人を殺す話しにふさわしい表現では無いだろうけど、美しいストーリー。物語に入り込む前は簡潔過ぎる描写に物足りなさを感じるが、読み終えてそれは無駄の無さだと感じる。登場人物について、読み手が想像する余地を残してくれる読みやすい作品。Posted by ブクログ
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さまざまな事情で家出をした少年3人の憩いの場であった北海道の片田舎の喫茶店。女主人の元に男が訪ねてきたことでその幸せなひと時がなくなった。あれから数十年後、少年の一人が殺された。
いったい誰が悪かったのか、どうしてこうなってしまったのか、お互いに支えあっていたのか、悲しい。映画が見たくなった。Posted by ブクログ -
映画を観てから読みました。舞台設定は違いがありましたが本筋には影響がないのでスムーズに読めました。映画よりも救いのある終わり方のような気がします。わかりにくかった部分や気になっていた部分を補填できたのでよかったです。Posted by ブクログ
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王さんと岡田くんの顔を思い浮かべながら、あっという間に読み終わりました。
おそらく私と同年代の主人公たち。
特に野球好きではないにも関わらず、物語に出てくる試合は、いづれも印象深くて覚えている試合。試合のシーンごとに、私もその時代に飛んでいきました。
上映中の映画を観るのも楽しみです。 -
面白かった。悲しかったけど、面白かった。
小説を先に読んでしまったけど
映画も見てみたいと思えるキャステング
舞台が、小樽、札幌、江別と目に浮かぶ場所というのも
小説を読んでいて、面白かったところでもある
先が気になって、あっという間に読んでしまったけど
丁寧に、淡々と、描いている小説だったと思うPosted by ブクログ -
映画の方を先に観てから読みました。
映画の舞台は富山だったけど、原作は北海道だったのか。映画の方が美化されてて、小説の方が登場人物の感情が生々しいなと思った。
みんなの過ごしてきた二十九年の想いがそれぞれスッキリまとまってる感じだった。
Posted by ブクログ