末吉里花のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
末吉さんの2冊目と同じく、エシカルやサステナブル、SDGsをどうしてわたしたちが取り組まなくちゃいけないのか、よく理解できる本。
生まれた国や人種が違うだけで、同じ人間なのにまったく違う立場に置かれた現状をより知ることができて、ただ愕然とした。
人、動物、地球。誰かを傷つけて生まれたものを手に取ることを、今からできる限り減らしてみよう。
使い捨てじゃなくて、本当に大事にできてずっと使えるものを、修理しながら使うライフスタイルを選ぼう。
そうすることが誰かの幸せに繋がるって思ったら、ただうれしくて気分がいいから。
お金を払えばなんでも手に入る時代だけど、だからこそ、手にしたものにはどんな物語 -
Posted by ブクログ
自分が鶏だったら、うさぎだったら、生産者だったら……っていうふうに、自分がされたら嫌なことはしないって考えの元に選択すれば、自然とエシカルに繋がるんじゃないかなあと、わたしは思ってる。
この本を読む前からフェアな選択が気になっていて、安い卵のこと、動物実験のこと、ファストファッションのこと、コットンのことなどなど今まで知らなかった哀しい事実を知った。
でもそれらを知ってからは、卵は平飼い、コスメや洗剤は極力クルエルティーフリー、ファストファッションも極力なし、選択肢があるならオーガニックコットンをチョイスするといったアクションができるようになった。
そしてこのアクションをすることで、動物やど -
Posted by ブクログ
できる範囲で、より良い選択を、ぜひしよう!と思える本でした。
普段から、私たちの買い物は企業を応援する支持する行動だと思っていて、NOの意思表示もとても大切だと思う。
安いものはなぜ安いのか?
働く人が安全で、労働にふさわしい対価が支払われているか?
動物や環境に悪い影響はないか?
それでも物の値段どんどん上がる今、やっぱり安い卵が買いたい。
だからできる範囲で。
食べ物を大切に食べること。
物や服を大切にすること。
使わないものは人に譲ったりリサイクルすること。
さらに、オーガニックコットンや、様々な環境に配慮したマークを気にかけたい。コーヒーをフェアトレードのものにしようかな。 -
Posted by ブクログ
わかりやすく優しい言葉遣いで書かれているので、学生の入門書として適切であると感じた。
私たち個人の力は弱そうに見えるが、そんなことはなく。「買う」ということで意思表示をすることができ、「買う」ことが世界のどこかにいる誰かの役に立つこともある。
「エシカル」という言葉は、完全な正義の言葉に思たり、どことなく形ばかりのものに思えたりして敬遠しがちだったが、その遠さをぐっと引き寄せてくれた。
現状を知った人は、世界をより良くすることができるようになる、というのはその通りで、私も本書を読んで世界の様々な現状に触れることで、自分にできることを少しずつ行おうと思えた。 -
Posted by ブクログ
目的:
エシカル消費について学ぶため。
今後の生活の仕方について考えるため。
要旨:
エシカルとは何か?なぜエシカル消費をするのか?「世界ふしぎ発見」のハンターも務めた筆者が、地球に良い消費行動をするようになった経緯とともに、説明していく。その中で、読者にまず知ってもらうことを目的にエシカルな買い物の基準となる認証マークについての説明や、企業などの取り組みを紹介している。
感想:
「知ること」は改めて大切だなと感じた。知ることなしには、行動をとることができないし、行動が現在を変えると意識することもできない。
この本では、では行動するにはどうしたらいいの?に答えていて読者に優しいと感じた。