小島和宏のレビュー一覧
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読み終わって思った、たしかに純情青春録だなぁ
W☆INGが会社としてカッチリしてなかった&金が潤沢じゃなかったからこその想いとアイデアという薪をくべにくべた狂った団体・レスラーとなり、今度はどんな物を見せてくれるんだろうという期待でファンは追い続けた。そして勢いにのっている時は予想を遥かに越える伝説級の出来事にさせる何かが確実にあり、下火になってくるとそれは本当に悲惨な結果となってしまうから不思議だなと思う
この本には当時のフロント側もインタビューに応じていてそちら側から見ていた景色もまた濃くて良かった
いやー、面白かった!!
そして金村キンタローが今なお自 -
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「日刊では浅すぎる。月刊では遅すぎる」
中学2年生の時に、月刊プロレスが週刊化された。
なけなしの小遣いの行き先は、少年ジャンプから「週刊プロレス」になっていく。
学生時代にプロレス会場に行く金などなかった。
インターネットもなかった。
だから、数百円の「週プロ劇場」にのめり込んでいった。
発売日の木曜日となれば、通学の電車でむさぶり読んだ。
コンビニの雑誌コーナーに深夜に最新号が並ぶのに気がついてからは、近くのファミマに日付が変わると同時に駆け込んだ。
毎週のことなので、店長さんが一部必ず取っておいてくれるようにもなっていた。
そんな私と同年代の筆者は、学生時代にアルバイトか -
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このシリーズを始めて読みました。
読んでて泣き、彼女たちのライブ映像をみて、また泣きました。胸が熱くなって流れた涙だと思います。アイドル含め女の子は年齢に縛られていて私も歳をとることに怖さ寂しさを感じます。でもももクロを見ていて、歳をとるのも悪くないなと。少女から大人の女性へと、見た目、人柄、パフォーマンスなど人間として厚みが増しています。ももクロみたいなお姉さんになりたいと道標になってくれている気がします。ももクロはこれからもずっと私達に寄り添い続けてくれる、10年後の約束をしてくれました。これからの活動も見逃せません。勇気、元気、笑顔をくれてありがとう。 -
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アイドルは不思議だ。テレビに出ている女の子達が、今も同じ地球上で生きているなんて。
ももクロ公式ライターとして認められている中年アイドルライターのエッセイ。タイトルのような「中年でもアイドルオタクは楽しいぞ!」という論調は真ん中くらいまでで、後半は趣味を仕事にすることの良し悪し辛さ、アイドルに対する筆者の深い思い入れが描かれる。
前半のアイドルオタクあるあるネタは分かる分かる!と同意しながら読んだ。二次元と三次元という違いはあるが、自身もデレマスというアイドルものにハマっているので、大いに頷きながら読んだ。
ライブでペンライト振り回してコールするのはすごく楽しい。コールするためにライブに行 -
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ネタバレちょうど1年前にバカ売れした
『W☆ING流れ星伝説』の著者であり、“僕らの週プロ記者”
こと、小島和宏の最新作。
大仁田厚が5万円で旗揚げし、今に続く日本のインディプ
ロレス団体の祖となったFMW。その旗揚げ前後から、最初
の川崎球場大会開催までの2年間に奮闘した【大仁田厚以
外】のFMW関係者・・・レスラー・フロントを問わず・・・にス
ポットを当て、FMWが大ブレイクした要因を探って行く、
というノンフィクション。
FMWで本を出す、と考えた時、大仁田厚を除外する、とい
う手法を、小島氏以外の誰が実行できるのか?という事実
がこの本の全てだと思う。同じ事を思いついた人もおそら
く居ると -
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自分も確実にこの時代の「週プロ」の躁状態に巻き込まれていました。当時はターザン山本のクレージーが「週プロ」の躁を作り出していたと思っていましたが、確かに「週プロ」の「週プロ」たる由縁は、FMWやW★INGなどのインディーズ、全女やJPWなどの女子プロレスへの肩入れが、ページで弾けていることによって生まれていたような気がしてきました。たぶん、くどめが表紙というサプライズの時もピンクの差し色でプロレス雑誌らしからぬデザインに拍手気分だったことを思い出しました。インディーズはフロントが脆弱なため、メディアへの依存が激しく、団体核分裂時代だからこそ、次々生まれるインディーズがメディアをホールドしょうと
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Posted by ブクログ
活動期間は3年程度と短命だったが、バルコニーダイブなど当時としては常識破りのことを繰り返したWING。行き当たりばったりに見えたこの団体、30年の時を超えて当時の関係者のインタビューから明確になる。要するに若いパワーで行き当たりばったりだった。とにかく差別化、ということで経営など度外視でレジェンド外国人レスラーの招聘と過激なデスマッチなど、ひたすらアイデアで勝負していた。金回りはよくわからないが、バブル経済最末期から崩壊の時期だったから調達できたのだろうか?世界のデスマッチの橋頭保たるWING、そのプロレスに賭ける情熱は今の日本に必要だろうが、もうこんな団体をつくるのは無理だろう。
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