川上仁一のレビュー一覧

  • 忍者の掟

    mac

    ネタバレ 購入済み

    総合的な生存技術

    一部ご紹介します。
    ・物事をマスターするには、守破離の段階を踏まないといけない。まず、言われたことを完璧にこなせるようにすること。次の段階では、応用を利かせ「何か他にいいやり方があるのではないか」考える。最終的に、先生を離れて自分なりのやり方にすることだ。自分のやり方を模索している段階から、新たな個性を確立する段階である。
    ・「敵を知り己を知れば百戦して危うからず」。自分と相手の優位点と劣っている点を比較し、充分な勝算が見込めるなら、戦いに打って出る。
    ・「戦わずして勝つ」のが、理想。そのために、情報の収集と分析をする。
    ・心の弱さを突かれて攻撃されれば、情報を主とした大切な物を奪われ

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    2022年09月30日
  • 忍者の掟

    Posted by ブクログ

    子供の頃,憧れていた思い出がある.本書は実際に修行を重ねてきた著者の実感のこもった内容で非常に有益な情報が満載だ.特に,第4章の「忍術の活用」は秀逸だ.文献の種類を豊富で,三重大学での研究成果が表れているものと感じた.海外での人気は素晴らしいと思うが,日本での認知度をさらに高めることも重要だと感じた.

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    2017年05月24日
  • 忍者の掟

    Posted by ブクログ

    甲賀は「こうか」と読むのさえ知らなかった。伊賀と甲賀は異名同流で協力関係に近いらしい。忍術は体伝や口伝での伝承がほとんどで文書化されたものが少ないのでミステリアスな存在になっている。
    針と切がシンボルアイテム。針は武器、切は布であらゆる用途に使う。
    正心(大義)を重んじる、自然の摂理や先祖を大事にする、
    相手の七情五欲を熟知する。
    隠れす術、逃走術、縄渡り術などの紹介あり。
    知らないことだらけなので面白い。

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    2022年12月10日
  • 忍者の掟

    Posted by ブクログ

    忍者物が好きなので、読んでみた。途中の歴史のところは少し飛ばしつつ、読み終えた。
    最後の忍者である、著者の忍者修行や現代に生かせる部分など興味深い内容だったと思う。
    いくつか忍者物を読んできたが、忍者は死ぬ事も厭わないイメージがあった。でも、忍者は任務を果たす為に生きて帰るという事が大切な教えって部分は今までのイメージと違った。

    なにごとにもじっと堪え忍び、心は鉄壁で動揺せず、内には残忍の意味合いを秘めながら、争いを避け人々と和合していく心こそが、忍の根本なのである。(p27)

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    2022年05月21日