津野香奈美のレビュー一覧

  • パワハラ上司を科学する

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    骨太な部分とテクニカルな分が混在している。
    しかし、最新の知見の紹介は目から鱗だ。
    特に自己肯定感の無批判の礼賛。
    自己愛型(すぐ怒る)の上司が身近にいて怖かったが、いろいろ心の整理がついた。闘う上での戦略がたった。

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    2023年12月04日
  • パワハラ上司を科学する

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     いつも聴いているpodcastの番組に著者の津野香奈美さんがゲスト出演していて、本書についてお話ししていました。
     科学的データに基づくパワーハラスメントの発生要因や対策等の研究成果を体系的に整理し解説した著作です。
     私が今まで勤務した会社でも少なからずパワハラは発生し、それらへの対応に関与してきた経験もあることからちょっと気になって手に取ってみたのですが、パワハラの諸相を体系的にイメージできたことに加え、数々の興味深い指摘やアドバイスが紹介されていて大いに参考になりました。

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    2023年11月29日
  • パワハラ上司を科学する

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    非常に勉強にはなるが、あまり出口が見つかりにくい印象。”こういうのはパワハラでダメ、その行動の裏にはこのような心理がある“という知識がつくんだけど、こうやって突き詰めていくと、結局、ほとんどの人がNGじゃない?という感じになってくるのと、その一方で、どうすれば改善するのか、どんな方法で防止するのかといった観点は非常に薄く、具体性もない。パワハラ上司に困っている人が読んでもダメで、総務人事部など、組織運営の中で未然に防ぐという立場の人が読むべき内容。

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    2023年11月23日
  • パワハラ上司を科学する

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    パワハラが何かをまとめた本だが、裏返して良いマネジメントについての気付きになる良い本。人を見る目を養うという意味でも参考になる。

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    2023年09月08日
  • パワハラ上司を科学する

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    根本的なところからパワハラについて知ることができ、自分の頭の中の理解と比べながら考えを整理することができた。内容は組織心理学。
    明らかな加害行為をしていてそれを自覚していない人も恐ろしいが、一見すると加害行為に思えないようなこともじつはパワハラになっているというのが新たな発見であった。パワハラになっていないか気付くためにも部下からのフィードバックは欠かせないだろうが、おそらくそこまでマメな上司なら、パワハラが問題になるようなこともなかなかないだろうと思う。
    本書は主にパワハラをする側に焦点が当たっており、そちら側はデータもたくさん示されていたが、パワハラから逃れる術や打開策を知りたい者にとって

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    2023年08月04日
  • パワハラ上司を科学する

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    被害者への聞き取りだけではなくて、組織や会社側への聞き取りも加味しながら、科学的(統計的にまとめた本。

    内容は学術論文的ではあるが、できるだけ多くの人にとって欲しいと言う著者の思いから新書にされている。

    興味を引いたトピック。
    立場が優位であれば、言動も高圧的になってしまうと言う結論に至る実験として、ボードゲームの実験がある。勝っている人は、お菓子をついついつもり食べ過ぎてしまうとか、ちょっと横道にそれるエピソードではあったが、なるほど、確かにこういうところにも表れているのかと印象に残った。

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    2023年08月12日
  • パワハラ上司を科学する

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    とても読みやすい本でした。そして、パワハラについての理解も深まりました。
    この本はぜひ新任の管理職に読んでもらいたいなと思います。

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    2023年03月16日
  • パワハラ上司を科学する

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    ネタバレ

    パワハラについて科学的に考察されていた。パワハラを引き起こす上司の特性やパワハラ上司にならないためにはどうしたらよいかがかかれていたが、パワハラ上司にどう対応したらよいかはあまり記述がなかった。
    印象に残った点は以下。
    ・人は優越性を得ると横柄になる。
    ・邪悪な性格特性をダークトライアドという。マキャベリアニズム、サイコパシー、ナルシシズムの3つの特性からなる。
    ・個人的パワハラの発生要因
    ①自尊心が不安的に高い
    ②感情知能が低い
    ③自分の言動が他者にどのように影響するか認識できていない
    ④他者に対する期待水準が高い
    →仕事の期日に遅れる。上司「信じられない!」怒り。怒鳴った結果、部下が謝り、

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    2024年08月05日
  • パワハラ上司を科学する

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    パワハラ上司になるメカニズムはわかりました。

    そういう上司が居た場合は、パワハラを受ける側の対処法としては、やはり転職するしかなんですかね・・・。

    とはいえ、万年平社員でいたい自分も、人を指導することは多少ありそうだし、自分などは放任主義で、それもパワハラになる場合があるとあり、ハッとさせられました。自分がパワハラ上司にならないための参考になりました。

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    2024年01月03日
  • パワハラ上司を科学する

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    そもそも日本の価値観や風土がパワハラを発生させやすいようだ。

    皆に同じ行動を要求したり、
    ハードワーク(気合と根性)を評価したり、
    理不尽なことがあっても黙って耐えることを美徳とするところなど。

    同じを求めるが故にはみ出したものは、集中砲火に会う。

    パワハラといじめの構造はかなり似通っていることを改めて感じた。

    もちろんパワハラが生じるのは加害者が一番わるいのだが、

    反論せず、自分が悪いのだと同調し続ける被害者や加害者を持ち上げる太鼓持ちのような存在。気づいていても黙認する放任型の上司など、

    加害者をとりかこむ人の関わり方がパワハラを生み出す土壌をつくりだす。

    パワハラ加害者は

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    2023年06月21日