外山健太郎のレビュー一覧
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Microsoftで働いて、その後インドのms研究所を立ち上げ多くのプロジェクトを行った著者による開発経済学寄りのエピソードを交えた学書。
翻訳ではないのでスラスラと読めた。
テクノロジーやシステムを与えただけでは問題の根本が解決しない難しさを具体のエピソードを基に記述しているので説得力があって分か...続きを読むPosted by ブクログ -
テクノロジーは貧困層の生活を豊かにする万能策なのだろうか?
これがこの本の大きな問いである。そして著者はこの問いに対して「No」と言い、結局のところ、テクノロジーを利用する人そのものをアップグレードすることが必要であると主張している。
この本の大きな意義は、テクノロジーの役割を再定義したことにある...続きを読むPosted by ブクログ -
元マイクロソフトのエンジニアである著者は、インドでの教育・開発支援にかかわった経験から、ソリューションの援助よりも先に、心(意図)、知性(判断力)、意志(自制心)を備える受け手がまず必要だと説き、テクノロジーを投入さえすれば、自発的に活用されて生活が改善するという考えに批判を加えている。
ここで批...続きを読むPosted by ブクログ -
学生時代に輪読したカステルを思い出した。「情報技術と社会の相互作用」という訳を多用した記憶があるが、その表現だとなんだか抽象的でピンと来ないが、本書を読めば、「あ、そういうことね」と合点がいく。学生時代の自分に読ませてやりたい。本書の主張は、社会問題のみならずビジネスシーンでも思い当たる節がある。...続きを読むPosted by ブクログ
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最初のほうは教育との関連を強く出していたが、だんだん、道徳律の話になってきて、最後の方はインドの話を中心とした開発援助のあり方の話になっていった。
情報教育の参考文献とするにはすこし外れてしまったような気がする。Posted by ブクログ -
マイクロソフト・リサーチでキャリアを重ね、今ではミシガン大学の准教授になっている方による、貧困を救うためにはテクノロジー一本槍じゃダメなんだ、という主張。
読み始めた時は、もっとテクノロジーよりの細かい話で、「こういうところを改善すれば…」的な提言でもあるのかしら、と思っていたのですがさにあらず。前...続きを読むPosted by ブクログ -
日本語タイトルはいかがなものかと思うが,内容はしっかり
した本だ。
技術だけでは何もできない人が重要なのだ,というのはその昔の村おこし,町おこしのときから変わってない。Posted by ブクログ -
書きたいこと、いっぱいあるな。
まずはやたらICT導入とか言っちゃって、人の予算削ってまで機械にお金注ぎ込む能無し自治体へ、爆弾のように投げてやりたい。
といっても、そんな能無し野郎どもはこれを読むだけの能力もないかも、だけど。
翻訳文で、かなり厚いよ。
とはいえ、4分の1は参考文献と原注と索引だけ...続きを読むPosted by ブクログ