三浦慎悟のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ワイルドライフマネジメントという言葉が意味する基本的なコンセプトはこの書を読むことによって分かるが、それを実行することによって展開していく三次元的な広がりのようなものはあまり感じ取ることができなかった。
シカやクマを扱った具体的な事例もいくつか紹介されてはいるものの、表面的な事象のみをなぞっているような印象から抜け得ない。
このあたりは、職業作家と比べるのはちょっとアンフェアかもしれないが、日本語として若干の読みづらさがあることもひょっとしたら影響しているか。
あるいは、日本においてはまだ1冊の本を存分に編めるほどにワイルドライフマネジメントそのものが浸透しておらず、根付いてもいない、という証