平金魚のレビュー一覧

  • 黒い団欒
    共感されないだろうが、私にはこの本、物凄く怖かった。
    何故なら、幼い頃に我が家でみていた黒い人にそっくり過ぎたから。 
  • 黒い団欒
    なじ■
    崩壊する「家族」にまつわる連作短編。

    一人称視点の連作が好きなので好みの作品でした!
    一話目のオチは小説でしかできないものだなあ。

    基本的に不幸で悲しい人達が多いんですが、
    みんなにはみんなの理由や事情があるのが
    より切なかったなあ…
    何だこの父親最悪だな!と思ったらお父さんにも事情があ...続きを読む
  • 黒い団欒
    彼らはどこにでもあるごく普通の家族だったはずなのだ。いいや、でも思い返せばとっくの昔に破綻していたのかも。全ての始まりは、いつからなんだろうか。 家族が崩壊していく様を、様々な視点、感情を伴って紐解いていく……。 ホラー?イヤミス?幽霊とか呪いとかの要素ががあるから一応多分ホラーなんだけど、人間が怖...続きを読む
  • 黒い団欒
    第一話の「不幸大王がやってくる」が第5回『幽』怪談文学賞短編部門大賞受賞作。
    こちらは連作短編になっております。
    不幸にするチカラは要らん。妹尾、こええ。
  • 黒い団欒
    最初は何が何だか分からないまま進んでいく怖い話???
    その怖い現象を登場人物それぞれの視点で語る、短編連作。
    読み進めていくとだんだんと真相に近づいてく。
    最後、少しだけ拍子抜け。笑いあり。ただの怖い話ではない。
    途中が一番怖いかな。
    あと、著者のプロフィールに驚いた。
  • 黒い団欒
     出だしの不幸な子の表現の仕方が気に入りました。
    怖いのは霊魂とかではなく生きた人間の負の部分ってことが良く分かったような気がしました。
  • 黒い団欒
    怖い・・・と言うより気味が悪い・・・っていう印象でしたが、最後のほうは ちょっと雰囲気変わっちゃったかな~?ちょっと違和感を感じました。
    でも、最後もでいっきに読めたので☆4で!
  • 黒い団欒
    怖い本が読みたくて、表紙に惹かれて手に取りました。結果としてはそこまで怖くなかったです。グロ系じゃなくて怪談寄りの怖さだからかもしれません。
    変な女に手を出すと危ないですね。
  • 黒い団欒
    第5回『幽』怪談文学賞・短編部門大賞受賞作を含む8話。
    どこにでもあるようなごく普通の家庭が、じわじわと狂っていく様が描かれている。
    家族や一家に関わる人々の目線が1話毎に交わりながら紡がれていくことで、狂っていく、狂わされた過程が次第に明らかにされていく。
    じわじわと何かに侵食されていくような不気...続きを読む
  • 黒い団欒
    一つの家族が崩壊していく話。一話ごとに視点が違う。一話を読んだときは「なんだこれ?」と思ったけどその謎が二話め三話めで明らかになっていくのでよかった。しかし勢いがだんだんと失速していく感じがする。途中まではちゃんとつながっていたのに、ぶちぶち途切れていってしまう感じというか。第七話の「こっちだよ」は...続きを読む
  • 黒い団欒
    う〜ん

    なんでこれを読もうと思ったのかな‥と思ったら
    表紙がマリーニモンティーニさんだった!
    なるほど〜

    浮気なお父さんのせい(付き合ってた女のひとの呪いのせい)で
    崩壊していく家族

    ホラー!

    いろんなひとの視点で描かれる連作短編

    明かされる幽霊の正体
    悲しい過去

    浮気よくない
  • 黒い団欒
    表紙に引きつけられ読んでみた。
    読み始めは狂人の話かと思ったら・・
    呪いの内容とか、女の行動が気持ち悪いシーンが多かったけど、話的には面白かった。
  • 黒い団欒
    最初は、一体なんの話かわからなかったけど、読み進めて行くうちに、ある家族と周りの人に引き込まれていきました。本当にあったらこわいけど、でも日本のどこかで起こっているような気にもなりました。
  • 黒い団欒
    ダ・ヴィンチ「幽」が主催する怪談文学賞の
    短編部門大賞受賞作品。
    女性特有の人間...とりわけ女性の持つ何とも言えない
    黒く重たい沈殿した感情がジンワリと浸食して
    くるような怖さはあります。怪談というよりは
    やはりホラー作品なんでしょう。
    どこにでもありそうな家庭がジワジワと壊れて
    いく様を、様々な...続きを読む