追分日出子のレビュー一覧

  • 空と風と時と 小田和正の世界

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    小田さんの2022-2023のツアー同行記事を軸に、幼年時代から現在までを網羅。
    家族や友人、音楽関係者から多くのインテビューを基に、楽曲の解析ではなく、感情を主体に書かれている。その時々で製作された楽曲の詩が数多く収録されているので、つい音源を探して流しながらよんでしまう。

    5人オフコースから4人、そしてソロへの事情が丹念に書かれていて、その当時の疑問がようやく解けた。自分の中では 小田和正 = オフコース だったが解散してはや36年、ソロになってからの日本版グラミー賞や映画製作等、ヒット曲の陰での試行錯誤の舞台裏が見えるのも貴重。 
    自分のオフコースの出合いであったNHH教育TVの番組が

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    2025年01月20日
  • 空と風と時と 小田和正の世界

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    オフコースの中期のファンだったので電子で購入。長い本だったので読み終えるまで三か月ぐらいかかった。後半についてはテレビ番組の裏話が読めてよかったと思う。好きだったアルバム「Song is love」「Junction」についてはさらっと書かれていて、そんなに重要ではなかったのかなあと思いました。いつまでもお元気でいてください。

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    2024年08月13日
  • 空と風と時と 小田和正の世界

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    ファン歴40年ですが4人時代否定主義者ではありません。すべての時代のオフコース&小田和正を肯定する立場での感想。
    今まで読んだオフコース&小田和正関連本の中で群を抜いて濃厚で満足度の高い本だった。著者が客観性を重視しながらも愛情を持って丁寧にまとめあげたことが伝わってくる。資料としてもバイブルとしても圧倒的な価値のある小田本だと思う。

    家族や親戚や旧友の証言を取りまとめて、出生〜3人のオフコース時代を非常に詳しく書いてあるのも素晴らしく、戦後のフォーク史も並行してわかるように丁寧に説明されている。

    2人から5人になった時の話はだいたいこれまでも聞いたことのある話だったが丁寧

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    2024年06月07日
  • 空と風と時と 小田和正の世界

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    小田和正さんの生い立ちから高校生時代、オフコースの結成、鈴木康博さんとの2人オフコース、5人オフコース、鈴木康博さんの脱退、オフコース解散、ソロ活動、そして2023年のツアーまで、小田和正さんとオフコースについて関わった人たちにインタビューした内容を中心にまとめられた小田和正ファン、オフコースファンにはたまらない一冊。600ページにわたる大作。作家の川上弘美さんがオフコースの初期のことを書いているのも面白い。鈴木康博さんが脱退した理由もわかるような気がする。

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    2024年02月17日
  • 空と風と時と 小田和正の世界

    購入済み

    小田和正さんの伝記

    あくまでもこれは自叙伝でなく、他人に執筆させていることが小田和正さんらしさ。長年のファンらこの分厚い本は一気に読破可能。いままで知らなかった固有名詞がここにある。それこそがこの本の価値。
    筆者は空白の時期を取材で補い、内容には濃淡があるもの、実に良い本。

    #深い

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    2025年09月09日
  • 空と風と時と 小田和正の世界

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    大作だ。600ページを超える。人一人の歴史はやはりこれくらいは必要なのだ。
    初めて知ったことがいくつか。鈴木とともに栄光を落ちていた。そうなのか。親近感。。
    しかしオフコースからの鈴木の脱退からもう40年。再結成して欲しかった。

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    2023年12月03日
  • 孤独な祝祭 佐々木忠次 バレエとオペラで世界と闘った日本人

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    エネルギーの塊のような人が、日本に素晴らしい舞台をスゴイ勢いで、作ってくださったのだなぁと、驚きに近い…

     一方、日本の政府、役人、政治家は、知的な芸術センスが皆無なのは、
    今だになのだなと、恥ずかしくて残念に思う

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    2023年09月30日
  • 空と風と時と 小田和正の世界

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    600ページもあるのに、4日で読み終えた。特に、オフコースの時代の章は、早く次を読みたいと思った。

    オフコースには、コーラスの美しさにひかれた。そして、曲作りが緻密だとも思った。この本にも、3枚目のアルバムのレコーディングに500時間をかけたことや、専属のPAをツアーに同行させたり、トラックダウンを海外のエンジニアに依頼したのは、オフコースが初めてだったことが書かれている。

    オフコースに力強さを求めて改造計画を進めたのは、3枚目のアルバムからディレクターを担当した武藤敏史だった。武藤は、「ザ・ジャネット」のメンバーだった大間ジローと松尾一彦に声をかけ、同じ事務所に所属していた「ザ・バッド・

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    2025年09月05日
  • 空と風と時と 小田和正の世界

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    ネタバレ

    中学生の時からの筋金入りのファンである。5人時代の最後のコンサートにも行けたし、4人になってからのオフコースも大好きだった。だが、ソロになってからの小田さんには違和感を覚えていた。「クリスマスの約束」を見て、その神歌声に感嘆しつつも、なぜか昔ほど心が震えなかった。あれほどこだわっていた“オフコース”を簡単に捨て去ったように思えた。

    この本ほど、小田和正の人生を掘り下げているものはなく、これ以上のものはまたとは出ないだろう。長年のファンなので、知っているエピソードも多かったが、家系も含めここまで生い立ちを綴らせるとは。

    だが、私がこの本を購入した理由はただ一つ。
    4人時代のオフコースが解散し

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    2024年03月11日
  • 空と風と時と 小田和正の世界

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    オフコースのいや、小田和正の集大成の書。
    何年もの月日をかけてあらゆる人のインタビューも紹介されていて小田さんファンには嬉しい一冊。
    中でも、大間ジロー、清水仁、松尾一彦のインタヴューとヤッサンも今も現役で活動していると知って嬉しかったし、初期のメンバーの地主氏も建築家として事務所を構えてるとか(共に75歳!)
    解散に至った経緯とかやっさんの気持ちもなんとなく理解できた。けど、やっさんとも3人とも解散後、一回も会ってないってのがすこし淋しいね。決して円満な解散ではなかった。音楽性の違い。当時の社長が変わってシステムががらりと変わり小田さんはあまり事務所に来なくなり(当時の社長に自分がいたらやり

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    2024年02月12日
  • 空と風と時と 小田和正の世界

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    小田和正のファンではないが、吉田拓郎の盟友なので読んでみたが私の音楽シーンが蘇って大変面白かった。
    昔はやはり女々しい感じがあって少し距離を置いていたが、今は好んで聴くようにもなった。
    オフコース解散の真相と小田和正の辿ってきた道が理解できた。
    吉田拓郎同様に引退が近いかもしれないが、もう少し頑張ってもらいましょう。

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    2024年02月06日
  • 空と風と時と 小田和正の世界

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    小田和正の76年の音楽人生を振り返る伝記。生い立ちから高校時代、オフコース結成、ヒット曲、やっさん脱退、解散、それ以後。

    小田和正やオフコースについて多くの人にインタビューした力作。600頁超えだが、作曲法とか楽器のマスター法のような方法論に全く触れてないのが殘念。プラスプライベートにも触れてくれたら完璧

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    2024年02月04日
  • 空と風と時と 小田和正の世界

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    鈴木康博と袂を分って以後、二人で会ったことはない、という事実にビックリ。また、小田さんによる名曲のいくつかが彼と過ごした時間や二人の関係性をモチーフにしたものであろうことも新鮮でした。これまで単に美しい旋律に添えられていた”女々しい”歌詞としてしか認識していなかったものが、当時の出来事や背景を知ることで、そういうことだったのか、、と。

    小田さんが歳を重ねて、変っていったことと変わらないこと。50代、還暦を超えてもなお、人々に求められる作品を作り続けるパワーに圧倒されます。

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    2023年12月11日
  • 空と風と時と 小田和正の世界

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    小田和正は好きなアーティストなのだが、オフコース時代は知らないので、そこに興味があって読んだ。(オフコース時代の曲をセルフカバーしたアルバム『LOOKING BACK』と『〜2』をよく聞いていたので。)

    個人的に興味深かったのは、オフコース時代の異色曲『君が、嘘を、ついた』が発表されるまでの経緯。(個人的には好きな曲だが、他の曲とあまりにも雰囲気が違う) 本書では、『君が〜』はオフコースの初期メンバー鈴木康博の脱退直後に作られたことが描かれる。脱退直前(脱退が決まってから、実際に脱退するまでの間)に作られた『言葉にできない』からの落差で、当時の小田の心情が察せられる。

    とはいえ、小田最大の

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    2025年01月05日
  • 空と風と時と 小田和正の世界

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    私は世代じゃないのでオフコース時代の曲は『さよなら』くらいしか知らず
    でもソロになってから一度ライブに行ったらその圧倒的な歌唱力と、ほかのアーティストでは見られないような観客の皆さんとの一体感に圧倒されてちょくちょく行くようになった
    そして、ソロの曲だと思っていた曲が、実はオフコース時代の曲だったことにもびっくり。

    恐らく周りのファンの人より一歩引いて読めたからか、知らないことだらけだったので、これで人となりが分かって良かった。
    当初、思春期というのか、時代背景もあっただろうか、あまりに暗くて笑ってしまうくらいだったけど…。
    色んな人と関わり合って明るくなってくれて良かった(笑)。
    今まで色

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    2024年12月27日
  • 空と風と時と 小田和正の世界

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    長え!!!!
    要らない小ちゃいエピソードとか筆者の意見とか、全く要らねえ!!
    段々、私の取材力凄いでしょ? こんな事まで知ってるのよ、こんなコメント取ったのよ、という筆者の自己満をひしひしと感じて嫌悪感すら抱いた。
    半分の量だったら★5だったかもしれんけど、本当に気持ち悪い。

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    2024年03月26日
  • 孤独な祝祭 佐々木忠次 バレエとオペラで世界と闘った日本人

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    【孤独な祝祭 佐々木忠次】

    追分日出子著、文芸春秋社、2016年

    全く知らなかった。こういう人がいることを。

    強烈な個性の持ち主で、世界の一流を巻き込む圧倒的な構想力、展開力、実行力で、戦後の日本に本物のバレエとオペラを持ってくる。

    そして、東京バレエ団(正式名称 チャイコフスキー記念東京バレエ団)を本場ロシア、フランスのバレエ通も唸らせるバレエ団に仕立て上げてしまう手腕。

    「チャイコフスキー記念」が冠される理由には東西冷戦構造が影響していたり、ヨーロッパ各地で東京バレエ団が公演する際の現地日本大使館の無理解、そして、新国立劇場とバレエ団ができる時の政治的思惑など、日本に芸術文化が根

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    2019年01月06日