栗原類のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
本当の事を言えば全てが解決するわけではない、そう思いながらも、こうして本当の事を書いてくれた作者に感謝です。
そして…お母様に感謝です、というかお母様の考えも書いてくださって感謝です。情報の海で漕ぐ櫂がなく、常に自分は間違ってないか?違う方向へ進んでしまってないか?と、不安に思っていました。当事者の声はそうですが、幼児期に発覚して、その子をどうやって育てたら?と、思ってきた一人として、とてもとても、有難かったです。
みんなと同じじゃないのに同じように振る舞う為に、努力しないとならない…その努力は大変なことです。
それでも、希望を持って楽しく生きていけたら・・・そう思っています。 -
Posted by ブクログ
前作が15万部のベストセラーとは知らなんだ
マンガに差し替え、より簡潔に、短文に読みやすくした、とのこと
世間的には大成功、と言われる立場になるためにも母や事務所や周りの人に繰り返し繰り返し伝えて理解を広げていく…果てしない作業を母と本人とで重ねたうえに成り立っているのかと。母ご自身もADHD との事、困難なことも多かったと思うが愛あるご家庭で、そして長期スパンで物事を考え、適切に相談できる先生方が周りにいて、本当に良かった。
現状困難な方々の一縷の望みになる一冊だといいな
自分にできなくて息子さんができていることをひとつでも多くみつけてあげてください そうすれば
「なんでこんなこともで -
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ニューヨークと日本を行ったり来たりしながら育った栗原類さん。
彼の「発達障害」という特性に焦点をあて、診断されてからどのように対処し、成長してきたのかについて、類さんと母、主治医の三者の視点から書かれている。
発達障害についてアメリカでは、幼稚園で支援委員会が立ち上がり、半ば強制的に専門家による診断が実施される、というのが驚きだった。社会的に支援するシステムが確立しているのだそう。
日本ではまず母親が「あれ?うちの子ってみんなとちがう?」と疑いを持って、自分で子どもを引き連れて受診しに行かないときっと診断には至らない。
アメリカはその点、支援までの流れもそうだし、発達障害に対する周囲の理解も日 -
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ADD(注意欠陥障害) サウスパーク 竹中直人 佐藤二郎 僕には他の人との闘争心や、悔しさという感情が身につきませんでした。 遅刻して怒られなかったから大丈夫ではなくて、このまま仕事がなくなるって意味だからね。 「なんとかなる」と思っていたわけではなく、全く何も考えていなかった。今日を暮らすことしか殆ど考えていませんでしたし、遠い先のことはせいぜい明日。週末や来週のことさえ考えずに暮らしていて、日々の生活の積み重ねが、何年か先の自分の人生とリンクしているという認識は持てませんでした。 捨てる神あれば拾う神あり ネガティブすぎるイケメンモデル 中島哲也監督のように 演じるという、自分ではない何
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いまいち彼の症状の重さが伝わってこなかった。
というか辛い記憶を読んでいるうちに、途中でこちらも辛くなって読むの止めてしまいました、ごめんなさい。
「僕の努力が足りなかった、駄目だった」という過剰なネガティブ発言が多いんですよね。謙虚なんですが、同じ障害を持ってる人が読んだら、自分はやっぱり駄目なんだなって責められてる気持ちになるのでは。
読んでる感じ、別に駄目な人生とは思えない。まだ若いんだし。
彼が駄目だったら私はどうなるんだ(笑)
彼は記憶力が無いと言っても、好きな映画の事とかは覚えてるし、私も嫌いな授業の記憶なんて全然残らないし、うーん。
男性と女性の記憶力って違うから、お母様が「こ -
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ファッションモデルでテレビでも活躍する栗原類氏が自身の発達障害と向き合いながら現在までの半生と母親や主治医との付き合いについて書いた一冊。
本書を読んで、氏が抱える障害が日常生活への支障があるだけでなく、健常者に比べてかなりのハンデがあるにも関わらず、テレビなどで活躍していることは本当に凄いことだと感じました。
そして、よくある芸能人のエッセイ本とは一線を画す内容で発達障害の理解が深まる内容だとも感じました。
また、母親の教育や生活面での指導が氏の人格の形成に大きく影響しているだけでなく、芸能界で信頼を得ている礎にもなっていると感じました。
母親や主治医である高橋猛氏のインタビューそして友 -
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発達障害にも細かく個人差があり、と言う下りを読んで、上司の顔が浮かんできた。多分、上司はなんかしらの障害を持っていると思われる。更年期だから、では片付けられない癖が未だに残っているし、それに因って周囲に迷惑をかけ続けているが、口では「大丈夫?」「無理しないで」と言う様に癖付けているだけで(恐らく、親御さんがきつく言い続けたんだろうと思われる)口だけだ、と相手に思われるのも、こう言う障害を持っていると考えないと振り回される周囲はたまったモノではない。
障害を公言する事で「許して欲しい」と本人も思っていないし、配慮してくれ、と言っている訳ではない。障害を持っているからこそできる範囲で彼は自分の生き