あらすじ
15万部突破(2017年11月時点)のエッセイをコミック化。8歳で「発達障害」と診断された著者が小1での留年、不登校や受験の失敗などを乗り越え、羽ばたくことができるまでの道のりをマンガで構成。当時の気持ちや情景がよくわかる。
8歳の時、当時在住していたNYで「発達障害」と診断された僕が、小1での留年、帰国して中学での不登校、高校受験の失敗などの壁にぶつかりながらも、どのようにして自分を生かし輝ける場所をみつけ、羽ばたくことができたのか。
ADDの特徴である衝動性を抑え、苦手なコミュ力を克服し、モデル・タレント・役者として歩んできた道のりを語る。
ストーリーマンガ形式で、当時どのような気持ちで、どう壁を乗り越えたのかがよくわかり、ポイント解説で、羽ばたくことのできた理由を、わかりやすく知ることができる。
母、主治医のコメントも収録。スマホの活用方法や、現在の発達障害の支援環境についてなど、参考になる情報も加筆。
※この書籍は『発達障害の僕が 輝ける場所を みつけられた理由』をもとに、
マンガのストーリーを構築し、解説部分を再編集し、さらに加筆を加えたものです。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
苦手な読書でしたが、こちらは漫画で分かりやすく、文章も読みやすかったため内容がスッと入ってきました。
発達障害も1人1人個性があって得意なこと不得意なことを見分けることが大切だと感じました。得意なところは伸ばし、不得意なことでも焦らず続けていくことでゆっくりながら出来る事も増えていき、生きづらさが少しずつ解消されていくことが出来るんだなぁと初めて知りました。
出来ないから仕方ないとすぐにあきらめるのではなく、お母さんの根気よく端的に分かりやすく具体的に何度も何度も伝えることが良い方向へと変わっていったのだと思うと関わりの大切さを感じました。
お母さんの「自分がされたら嫌なことは人に絶対しない」「感謝の気持ちを言葉で伝えなさい」「自分がされて嬉しかったことは誰かにしてあげられるよう努力する」という言葉がとても素敵でした。
昔に比べたら発達障害という言葉を良く聞くようになってきましたが、周囲の理解を得られるにはまだまだ十分な環境ではないのかなぁ...と、これから先少しずつでも理解を得られるような環境になることを願います。
Posted by ブクログ
前作が15万部のベストセラーとは知らなんだ
マンガに差し替え、より簡潔に、短文に読みやすくした、とのこと
世間的には大成功、と言われる立場になるためにも母や事務所や周りの人に繰り返し繰り返し伝えて理解を広げていく…果てしない作業を母と本人とで重ねたうえに成り立っているのかと。母ご自身もADHD との事、困難なことも多かったと思うが愛あるご家庭で、そして長期スパンで物事を考え、適切に相談できる先生方が周りにいて、本当に良かった。
現状困難な方々の一縷の望みになる一冊だといいな
自分にできなくて息子さんができていることをひとつでも多くみつけてあげてください そうすれば
「なんでこんなこともできないの?」
という気持ちがおさまり
子どもを
ほめてあげられるようになります
発達障害のある子にとって、特に大切なのは実体験です。
定型発達児は前頭葉で理解しながら、不安を解消したり、快感を感じます。一方、発達障害のある子たちは、側頭葉(運動野)で感じています。一部の自解消するためにぴょんぴょんととびはね続けたり、同じ動作をくり返すのも、脳の機能とつながりがあり、体を動かすことで心が落ち着くからです。
1. 自分がされてイヤなことは絶対にしない
2. してもらってうれしかったことは誰かにしてあげられるよう努力しなさい
3. 一歩進んで、自分はイヤでなくても他人はイヤかもしれないと考えてみて
ADHDに効く薬は、
コンサータ(メチルフェニデート徐放錠)
ストラテラ(アトモキセチン)、
インチュニブ(グアンファシン)があります。
コンサータは中枢神経刺激薬で、シナプスのつながりを良くすることで、衝動性を抑えたり、集中力を上げるなどの効果
ストラテラは選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害薬で、緩やかに効果を発揮
インチュニプは、2017年に発売されたばかりで、中枢神経刺激薬より依存性などの副作用が少ないのが特徴です。
これらに加えて、睡眠がとれていないなら入眠剤、うつを併発しているなら抗うど、症状にあわせた薬を処方することもあります。薬は症状にあわせて減らしていくも、一時的な使用の場合もあります。今が辛くて大変であるなら、薬でコントロール
穏やかな生活をすることは大切なこと。ぜひ医師にご相談ください。
Posted by ブクログ
すごい読みやすい・・・まだ実家暮らしだったのは知らなかった・・・
何でも忘れるファインディングニモのドリーと一緒ってわかったのはなかなかショックだわな。
Posted by ブクログ
人生はマラソン。長期的な目で見る。
具体的な指示で理解しやすい。
体験で学ぶ。
普通になれ、ではなく、必要なことを教える。
コメディ番組で笑いを知った。
生徒同士のトラブルに先生が入るのが義務化されているアメリカ。
Posted by ブクログ
発達障害にも細かく個人差があり、と言う下りを読んで、上司の顔が浮かんできた。多分、上司はなんかしらの障害を持っていると思われる。更年期だから、では片付けられない癖が未だに残っているし、それに因って周囲に迷惑をかけ続けているが、口では「大丈夫?」「無理しないで」と言う様に癖付けているだけで(恐らく、親御さんがきつく言い続けたんだろうと思われる)口だけだ、と相手に思われるのも、こう言う障害を持っていると考えないと振り回される周囲はたまったモノではない。
障害を公言する事で「許して欲しい」と本人も思っていないし、配慮してくれ、と言っている訳ではない。障害を持っているからこそできる範囲で彼は自分の生きる道、仕事を行っており、それをサポートするお母さんなど、周囲の人に助けられてやって行けている、と解る所まで行くことが出来るのだ。