セス・グレアム=スミスのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ホラー映画の登場人物になった時に、映画の途中で殺されずにエンドロールまで生き残る方法を講義してくれるハウツー本。
護身用に手に取る武器はスコップやシャベルより手斧や鎌や千枚通しが良い等、具体的な対策が理由を添えて数多く掲載されている。
「会話中に商品の宣伝となるようなセリフを挟めば、監督や殺人役が戸惑うはずだ」とか「逃げる時はショッピングモールや空港に行け。そういう場所は撮影許可を取る手間や費用が莫大なので撮影隊は追って来ない」とか、映画の中の世界よりもメタな視点での記述もあり、非常に楽しめた。
体裁としてはハウツー本・サバイバルガイドだが、「呼び鈴が鳴ったらドアを開けて外の様子を伺うのではな -
Posted by ブクログ
ネタバレ最初にこの本を見た時から絶対に読もうと思ってたけれど、本のページをめくり『ウェス・クレイヴンからの謝罪』での"幾多の人びとの人生をこの手で断ち切ってしまったこと"(p8,5行目)という文で殺人鬼の手記と間違えてしまったかと思いました。ホラー映画はゾンビしか見ないのですが、(ゾンビもホラー映画と言っていいのか詳しくないのでわからない。)それでもブラックユーモアを交えての文章は読んでいて面白かったです。ホラー映画をスラッシャー、悪魔系、ゾンビ、無生物、エイリアンと分けてそれぞれに遭遇する世界でどのようにしたら生き残れるのか、最初に殺されがちなキャラは誰か、予算がないのはどんなジ
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Posted by ブクログ
"ホラー映画が大好きで、小説を書いたり、ホラー映画のプロデューサーを勤めたりしている著者が「ホラー映画で殺されない方法」を教えてくれる。
ユニークな語りで、ホラー映画ってこんなシチュエーションでこういう人が必ず死ぬよね的なことが学べる。
映画好きな仲間同士が集まって語り合うような内容だ。ドリームキャッチャーという映画の一場面を思い出す。男同士の幼馴染が、映画について語り合う場面があり、まさにその場に居合わせたような本だ。
最後に、おすすめホラー映画が掲載されている。8作品ほど見たことがないものがあった。
「悪魔のサンタクロース 惨殺の斧」
「暗闇にベルが鳴る」
「サマーキャンプ・イン -
Posted by ブクログ
もしホラー映画の登場人物だった場合に最後まで生き残るハウツー本
典型的な死亡フラグとその回避方法など
以下、公式のあらすじを読めば大体のテイストは味わえると思う
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死にたくなければ、これを読め!
ベストセラー『高慢と偏見とゾンビ』『ヴァンパイアハンター・リンカーン』を執筆し、
『IT/イット “それ"が見えたら、終わり。』をプロデューサーとして大ヒットに導いた
セス・グレアム=スミスが贈る――最高に実用的なサバイバル・ガイド
★ホラー映画の巨匠??故ウェス・クレイヴンの〝謝罪文〟付き!
ホラー映画??そこには幽霊、ヴァンパイア、ゾンビから、 -
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Posted by ブクログ
めちゃくちゃ真面目に書かれています。
きちんと、その状況に至るのに正解であろう背景の解説から、キャラクターにおける役割、事象における対処方法までがしっかりと書いてありました。
素晴らしかったのは、フィクションにジャンル分けされるものだけでなく、サイコな殺人犯(つまりは実在する人間)も扱っていたこと。
とはいえ、基本的には「ありえないこと」の集大成です。
しごく真面目に語られているし、しっかり情報も載っているけれど、全力で真面目におふざけをしているに過ぎません。
それをこちらはやっぱり真面目にしっかり読んでしまうわけです。
おふざけに対して真面目に取り組むのって、非常に楽しい!読みながら、 -
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Posted by ブクログ
……あなたは以下に当てはまる人だろうか。
●日常生活にイヤフォンまたはヘッドフォンが欠かせない。
●二輪車にまたがる時にヘルメットを被らない。
●通り魔の情報がある地域に赴くのに耐刃性がある服を着ない。
一つでも当てはまる人は――ああ残念だ――哀れな被害者となる確率が跳ね上がる。
なぜならここは、恐怖の世界《テラー・ヴァース》なのだから――。
ホラー映画に精通したヴェテランが贈る、最高に実用的なホラー映画サバイバル・ガイド!
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本書はホラー映画のルール・お約束のお重箱だ -
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