皆川ゆかのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「真・運命のタロット」シリーズ(全9巻/うち8,9巻は上下2分冊)の第1巻。
「運命のタロット」シリーズの続編で、第二部にあたる作品。
こちらも全巻登録したいとこですが、とりあえず1巻だけ。
【序盤・あらすじ】
とある病院に一人の少女が収容された。彼女には記憶がなく、唯一覚えていることは宝石のように輝きを放ち優しく見つめる瞳だけ。そして彼女からは脳波が出ていなかった。はたして彼女は一体何者なのだろうか?
第1部とはガラリと雰囲気が変わってます。少女マンガ的な雰囲気はほぼ皆無。SFサイキックアクション色が強くなってます。舞台もフェーデによって色んな国や時代に飛んでますしね。
視点も主人公 -
Posted by ブクログ
結構古め、しかも紆余曲折のありまくった小説の第一巻。
フツーの女子高生(のはず)の頼子が写真部の取材の一環で、学校敷地内の怪しい建物を調べに行ったとき、不注意で置いてあった箱を開けてしまい・・・というなんともベタな始まり方。
序盤はあれですね。「怪しげなタロットの精霊に取り憑かれた女子高生が、精霊たちの戦いに相棒として巻き込まれていく」という展開。
どーしようもない隠れ自己中心的女子高生の精神的成長とタロットの相方の恋愛物と思いきや、(まぁ、はじめは概ねそんな展開なんだけど)、巻を重ねるごとに覆すことの出来ない運命についての非常にシビアな話になっていく。
覆せない、だけど覆したい運命がある