日輪早夜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
色街で春を売って働く珊瑚と、下男の猫柳は友人同士。珊瑚は、いつかこの色街から出ることを夢見ている。そんな珊瑚をいつか自由の身にさせることを猫柳は誓う。そんなある日、隣国の使節団が色街に訪れ、その殿様は珊瑚を指名する。そして、案内役の猫柳に、自分と珊瑚の行為を見ているように言い…。
アラカルト形式で、他にも主人公がいるのですが、私がお勧めなのは、主カップル(他の巻にも出てきます)の猫柳×珊瑚です。珊瑚の性格も、受らしくなく、ある程度強い精神の持ち主です。その辺りが結構好評なのです。
また、この巻の同時収録されている「白い恋」もお勧めです。舞台はやはり色街で、色子や遊女たちが逃げないよう見張 -
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雄大にきちんと「愛している」といえる様になった朱鷺。
新婚気分の二人です〜♫
しかし、雄大は会社の跡継ぎです。結婚話も片付いて、住民票を移して朱鷺と一緒になる決意をしますが、その話に雄大の母親が難色を示して実行出来なくなり。。。
多少の問題もありますが、雄大への気持ちを認めて前向きになった朱鷺と雄大の甘いお話です。
雄大は朱鷺に指輪を贈ったり、もうあまあまですね。
過去の事件を気にして実家である京都へ何年も帰省出来ずにいる朱鷺でしたが、実家の母親にはしっかりと雄大との関係がバレています。
母親ブレンドのお味噌をいつも送ってもらっていたのですが、その消費量から雄大に面倒を見てもらっていると分かっ -
Posted by ブクログ
大学時代に誤解から誹謗中傷を受けて、好きだった友人雄大に知られるのが怖くて大学を中退し、京都から東京へと逃げてきた朱鷺。
今はWEBデザイナーとして活躍しながら、抱えている気持ちを忘れたいのか恋人は作らずに一夜限りの付き合いを続けている日々。
そんな時、今まで音信不通だった彼、雄大が突然マンションの呼び鈴を鳴らして。
4年前の作品なので現在より文章が沢山詰まっている感じはしますが、花川戸さんらしいお話には変わりなかったです。
朱鷺の京言葉が甘くてよかった。
けれど雄大が突然やってきて当たり前の様に同居を始めるといったり、それに対して許してしまう心境がよく分からなかったです。
雄大が好きなのに